オープンスペース街・日誌

2004年A月D

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今月の定例ライブ

2月27日(金)

 PM7:00頃〜

入場無料

  
「ヨッシーとジュゴンの家」、ライブ予定
2/21

自衛隊をイラクに出すな!浦和デモ
とき◆2月21日(土)午後
ところ◆浦和市内
主催◆同実行委員会(048-834-1232長内)

未定 2月の「ヨッシーとジュゴンの家」ライブ
2/29
3・1朝鮮半島独立85周年 イラクにも朝鮮半島にも平和を!
自衛隊のイラク派兵反対!対北朝鮮・経済制裁法、国民保護法をはじめとする有事関連法、憲法改悪国民投票法などー 戦争立法を阻止しよう!2月29日(日) pm1:00 〜 集会後デモ有り 上野公園野外ステージ(水上音楽堂) 3・1朝鮮半島独立85周年 イラクにも朝鮮半島にも平和を!行動実行委員会連絡先 電話/fax (03)5684-0194
3/6

「世界の女たちの思いはひとつ とめなきゃ!戦争 守ろう! いのち・くらし・権利!」
−2004年 国際婦人デー集会−

日時 3月6日 午後6時開場 6時半開始
場所 渋谷・勤労福祉会館
主催 国際婦人デー集会実行委員会
集会企画■おはなし 航空労組連絡会議 客室乗務員
■ゲスト ANSWER連合から Phebe Eckfelbtさん(フィービー・エクフェルト)
■リレートーク



2月20日(金) 日誌
 A&Uです。20日に旭川基地で派遣式典があり、A&Uをはじめ全国の仲間が抗議行動を行いました。すると学生1名が「道路交通法違反」なる口実で逮捕されました。平和を願い、戦争に反対することでなぜ逮捕されるのでしょう。自衛官に派兵拒否を呼びかけることがなぜ犯罪なのでしょう。イラク侵略のための派兵を強行する小泉政権こそ犯罪者です。政府に反対するだけで逮捕とはまるで戦前の日本です。こんな政府は退陣させましょう。

 一日も早く逮捕された仲間を取り戻すために、みなさんの協力をお願いします。下記電話番号に公衆電話から電話をかけ、「20日に旭川駐屯地で派兵に抗議して不当逮捕された人の即時釈放を求めます」と申し入れてください。こちらの名前は名乗る必要はありません。北海道警察本部011−251−0110、旭川中央警察署(0166)25−0110です。数は大きな圧力になります。よろしくお願いします。
抗議行動の男逮捕 派遣絡みで全国初−旭川  2004/02/21 01:30  北海道新聞

 【旭川】旭川中央署は二十日、道交法違反(道路における禁止行為)の現行犯で、陸上自衛隊旭川駐屯地北門前で派遣反対の抗議行動をしていた男を逮捕した。道警によると、イラク派遣絡みでの逮捕者は全国で初めて。

 調べでは男は、同日午後一時ごろ、陸自第二師団の司令部がある旭川市春光町の同駐屯地北門前の路上で、デモ行進の約七十人とともに立ち止まり、車両の通行を妨害した疑い。

イラク派兵阻止のために北海道に行っている人からお土産がきました(^o^)丿 佐竹さんの息子さん、麦わら帽子が似合います
 働く恵美ちゃん  昼食はハンバーグ
ホームヘルパー講座の時に、タカちゃんと知り合った人たちが、遊びに来ました。ジャンベのヒモを締め治してくれたり…「街」前で
3・20集会のアピールライブにも参加しました
早速、お土産の鰊・ホッケ・ルイベなどは、夕食の食卓にのぼりました
 食事の後は、恒例のライブに向けた猛練習
←茶月さんからお寿司の寄付 (^_^)v

辺野古の浜 緊迫!
2月20日(金) 沖縄・名護「ジュゴンの家」日誌より転載
米軍300名、外洋へと出て行く。フィリピンに派兵か。 2004,2,19

2月19日(木)
米軍が水陸両用戦車を13台を軍艦(ドック型揚陸艦)「ポートマク・ヘンリー」に乗せ、外洋へと出て行きました。
あくまで推測ですが。2月20日からフィリピンで米比合同演習が行なわれるためではないかと思われます。
合同演習を行なうということで何が実際には行なわれようとしているのか。米兵達が完全装備のため不安になります。ミンダナオ島への攻撃なのでしょうか。

一連の報告をします。

2月16日から3日間泊り込みで、水陸両用戦車4台が浜辺で待機し警備をしていました。米兵、15人ほどが塹壕を掘ってその中から銃を構えるということもあり、厳しい警備体制がひかれていました。

今日2月19日も朝から16日から同じ警備をしていて、2時30分に浜辺に水陸両用戦車13台が並びはじめました。辺野古のフェンスから3メートルのところ。触れそうでした。
3時頃に沖合いにドック型揚陸艦(番号43)「ポートマク・ヘンリー」を確認。
・掛け声とともに米兵達が準備を始めました。ライフキーパーに防弾チョッキを着込み、ヘルメットをつける、その上から銃をかつぐ。
3時15分、警備の水陸両用戦車を含めると合計21台。米兵数250名以上いることを確認。
・エンジンがかかる。上官と思われる黒人兵士が「早く早く」と手を叩き、準備を促がす。
3時26分13台の水陸両用戦車のうち一台目が出発。
米兵達が「ヒャッホウ!!」と楽しそうに見送っている。カメラを回している米兵もいた。

米兵に話しかけて「どこに行くの?」と聞くと「あの船に乗り込むんだ」と答える。米兵達の中の10%ぐらいが黒人でした。全員完全武装。

キャンプシュワブの米兵で砂漠迷彩を着ていた米兵はみあたらなくなり、ジープが30台あまり基地から消えた。イラクにいったのかもしれません。1700名の米兵がイラクに行くとの情報がありました。
そして今日、250名から300名の米兵が外洋(フィリピン)へと出て行った。今シュワブの中には500名ほどの米兵しかいないようです。

許せない。目から火がでるようです。眺めているしかないなんて、耐えられない気持ちでした。歴史を変えなければいけません。
ようこちゃんのじゅごんの家日誌
・今日は10人お客さんが来た。売上げは約5000円。まずまず!

・朝一のお客さんはアメリカ人のスコットさん。後から来たユキさんが「まー男前!」と言っていました。日本に留学中で、留学の奨学金をもらうための論文が「受験戦争について」だそうです。面白い着眼点だなぁ・・・と思いました。ワシントンのことなどもっと話したかったのですが、あまりゆっくり時間もなかったので、私たちがワシントンのピースウォークに行った時のビデオをプレゼントしました。こんどワシントンに来る時は連絡してね!と言ってくれました。その時はお世話になりまーーーす!

・篠原さんが来て、お店のレイアウトなど相談しました。話をしながらアクセサリーコーナーをつくりました。篠原さんも「いいね!」と言ってくれました。

 朝から夕方まで一日充実してました!明日は早起きして浜集会でーす!
道を訪ねて入ってきたスコットさん。アメリカ人と聞いて、去年ワシントンにピースウォークに行った事をようこちゃんが話すと、
ワシントンで大学にいっているので、今度来る時は泊めてあげます!と丁寧に地図をかいてくれたスコットさん。北海道大学
に留学中で、春休みを利用して日本を南から来たまで旅行中。
友達とジュゴンの家で待ち合わせ中の
ユキさん。
ベニヤ板に黒い布をはってアクセサリーコーナーを作っているようこちゃん。
<宮城県>障害者施設「解体」へ ノーマライゼーションを推進

 宮城県の浅野史郎知事は20日から、大津市で始まるシンポジウムで、県内すべての知的障害者入所施設の「解体」を表明する。実現すれば、全国で初めてとなる。公営の施設のみならず民間の施設も含め、「入所型」から、障害者も健常者も共に地域で暮らす「ノーマライゼーション」の理念を推進する。欧米では入所施設の解体が進んでいるが、日本では、相変わらず入所施設の建設が各地で進んでいる。宮城県の取り組みが全国に波及する可能性もある。

 この方針は、入所施設を解体し、地域の中で知的障害者が生活できる条件の整備を目指すもの。解体の目標とする時期などは明らかにしていない。強制力はないが、民間施設への協力も求める。県内にある入所施設は、社会福祉法人が運営するものも含めて計28カ所ある。

 同県の福祉事業団は02年11月、知的障害者入所施設「船形コロニー」(同県大和町)の解体を表明。10年度までにグループホーム約100カ所を整備して、約500人の入所者の移転を進めるなど、ノーマライゼーションを進めている。

 同県は04年度一般会計予算案に約2億円を計上して、▽知的障害者が入所するグループホームに世話人を増員▽知的障害者が利用するデイサービス事業を提供する事業所に指導員を増員――などの事業に補助を実施。円滑な地域生活移行の推進を図る。

 長野県などでも、大規模入所施設から地域への知的障害者の移行が進められており、浅野知事の方針は各地の「脱施設化」を進めるきっかけとなりそうだ。(毎日新聞)

2月19日(木) 日誌
朝、練習をする「ヨッシーとジュゴンの家」
の若手
昼食は鯖の味噌煮、フキ・凍み豆腐・椎茸煮ほか
今日から通うことになった新メンバーの
恵美ちゃん
 銀行の食事づくりをしている人から
の差入れ
 店前のアピール・ライブ
夕食は中華丼・春雨サラダ・卵スープ
夕食前にイエーッツツツ (^_^)v  タカちゃんからクロちゃんに贈り物
体験メンバー・ススム君・16才 食事の後、ライブに向けての練習をしました
扶安住民 廃棄場誘致反対 住民投票 勝利
 15日午後1時.住民投票勝利の嬉しさでいっぱいになった扶安群民たちが水産協同組合前広場で祭り。踏み所なしにぎっしり立ちこんだ人波,距離に立てられた天幕では食べ物を分けて,豚肉を炭火に焼いた.この日一部街並たちは住民投票参加率に合わせてパン70%割引、無料お風呂チケットなどを分けて同参したりした。.

この日祭りは、14日扶安住民たちの自体住民投票で高い参加率と圧倒的な核廃棄場誘致反対という世論を得るによって住民たち自ら核廃棄場御破算を宣言して扶安の平和を念願するための席に用意された。


2月18日(水) 日誌
3・20へ、まだ25人の参加決定です
クォンさんが、きょう韓国に帰国しました
←  辞書を引き、ガンモドキの意味を
調べ、洋平君に教える
ホームヘルパー・タカちゃん



「精神障害者・日本カナダ交流」の時、
カナダ代表団から「街」に贈呈された
カナダ雁の像   →
統合失調症とともに(13) 森実恵(寄稿連載) 2004/01/31 大阪読売朝刊・健康&医療面
◆患者が信頼できる説明を

 精神科では、医師との信頼関係が良い治療を行う上で最も重要かもしれません。統合失調症の場合、今のところ脳を検査して何かわかるわけではないので、患者の話を聞き、その内容によって薬の種類や量を調整することが治療の中心になっています。

 発病当初の私は、五里霧中でわらにもすがる思いでした。症状を治してくれる先生を探し、ドクターショッピングしたものです。けれど何年かたち、完治しにくいことを実感すると、一生つきあえる先生と気長に治療していきたいと考えるようになりました。幸い、良い先生に恵まれ、自分の心を開いて、包み隠さず話すことができています。

 しかし、他の診療科のようなインフォームドコンセント(十分な情報提供に基づく患者の同意)が精神科で行われているかとなると、疑問です。

 たしかに幻聴や妄想に支配されている患者は「薬の中に毒が入っている」「無理やり入院させて金もうけするつもりだ」などと被害妄想を抱くことがあります。勝手に通院をやめることもあるし、いくら医師が説明しても誤解してしまうかも知れません。

 ですが、回復期の患者や、もともと軽症の人たちは、意思疎通が十分可能です。
 医師の側に問題があるとしたら、軽症の人も重症の人も十把一絡(じっぱひとから)げにした対応が見受けられることです。中には患者を人とも思わない見下した態度をとる医師もいるし、質問にきちんと答えてもらえない場合も多々あるようです。

 私が外来診察で主に聞かれるのは、ふだんの生活の様子です。ほとんど雑談のような感じで、それはそれで意味があるのでしょうが、どの医師からも、治療計画の説明を受けた記憶はありません。たくさん出された薬の名前や作用も、自分から質問しない限り、説明はなかったのです。

 病名すら、いつもはぐらかされていたように思います。最初の心療内科の先生は「過緊張によるノイローゼ」、若い研修医は「非定型精神病」、別の病院では「心因反応」、前の主治医にはフランスでしか用いない「幻覚症」と言われました。診断書には、一貫して「精神分裂病」(統合失調症の旧称)と記入されていたにもかかわらず……。

 病気に立ち向かうのは、患者と医師の共同作業ではないのでしょうか。すでに本当の病名を本人が知っていれば、告知のショックで病態が悪くなることもないのに、なぜ真実を教えてくれなかったのか、今でも疑問です。素人にうかがい知れない裏の事情(保険医療費の審査や障害者手帳申請の便宜など)があったのでしょうか。あるいはこのような思いをいつまでもぬぐえないのは、私自身の被害
妄想なのでしょうか。
            
 〈限りなく死に近い生〉
 限りなく死に近い生を/生きてみるがいい/人間でなく/限りなく犬畜生に近づいた/限りなく死に近い生を/二十年近く生きていると/万物の霊長である人間の気持ちよりも/踏みにじられたゲジゲジや/踏みにじられた雑草や/叩(たた)きつぶされた空き缶や/投げ捨てられた紙くずの気持ちの方が/よくわかるようになってくる/高みにいる高貴な人間達よ/限りなく死に近い生は/閉鎖病
棟の中にある

2月17日(火) 日誌
店だしをするウララちゃん 昼食は3種サンド…ハム、海苔&チーズ、卵。シーフードスープ、パイナップル・ヨーグルト
佐竹さんの犬が来ました。ルナとセーラだったかな?
 ← 三里塚野菜の聖護院大根


         寄付のグラタン →
ナイキさんから教わった引っ張りうどん。
納豆・卵・タップリのネギ・かつを節をタレ
にして食べます
カボチャ・スパム・しし唐の天ぷら 揚げナスの大根おろし和え
うどん、ツル ツツル〜〜ッ。写真は本人の名誉のためモザイクで。 火一様にお孫さんが産まれました (^o^)丿
クォンさん兄、
18日、韓国に帰国します
統合失調症とともに(12) 森実恵(寄稿連載) 2004/01/31 大阪読売朝刊・健康&医療面
 ◆多彩な妄想 次から次に

 妄想とは、実際にはありえないことを本当のことだと思い込んでしまうことです。私の場合、妄想は主に幻聴によって引き起こされました。洗脳するように何度も聞こえてくる声が脳を支配し、様々な妄想を生み出したのです。

 発病当初、私には強い「注察妄想」がありました。いつも誰かに見られている感じがするのです。当時はアパートの三階に住んでいて、隣家からのぞけるはずがないのに、「隣の人が見ている」という声が頻繁に聞こえ、日中でもカーテンを閉め切っていました。「隠しカメラで見張られている」という声も聞こえ、いすに上って天井をくまなく探しました。外に出ると、今度は「興信所がついている」という声がします。後ろを振り返っては不審な人物をチェックするようになりました。

 今でも時々あるのが「関係妄想」です。全く関係のない出来事を自分に結びつけてしまうのです。電車の中で突然、隣の人が席を立つと、私は自分の体が臭かったからではないかと考えました。見知らぬ人同士が「あいつはバカやなあ」と別人の悪口を言っているのを聞くと、自分のことを言われていると考えてしまうことがあります。このタイプの妄想は瞬時に生じ、後から冷静になって初めて、あれは妄想だったとわかります。

 理解しやすいのは「誇大妄想」と「被害妄想」でしょう。健康な人でも酒を飲み、つい大きなことを言うことがありますが、病的な「誇大妄想」は、もっと非現実的なことが多いようです。「自分は神である」とか……。私は「世界滅亡の時、地球を救う七人の光の天使になる」という誇大妄想があり、ノストラダムスの大予言で世界が滅亡するとされていた時期の前には、随分そわそわしたものです。

 母が金庫の前で片づけものをしていた時、「私の貯金をくすねている」という被害妄想が突然、生じたこともあります。この時は早朝五時ごろに母の部屋へ行き、泥棒呼ばわりしてしまいました。

 ほかにも「恋愛妄想」「追跡妄想」「迫害妄想」「貧困妄想」「微小妄想」「罪責妄想」「血統妄想」などが知られています。
 妄想を持った人たちは、時として周囲に多大な迷惑をかけてしまうかも知れません。が、芸術や自然科学の分野で、病的な人々の誇大妄想が、創造に大いに貢献してきたことも否めない事実なのです。

 〈感性に捧げる詩〉
 私達病者に/何か取柄があるとしたら/感受性が鋭いことではないか/私達の時計は止まったまま/永遠の青春を生きている/精密機械が壊れやすいように/私達は/すぐに立ち止まってしまう/落葉の散る季節になると/人の優しさが無性に恋しくなって/誰かが話しかけてくれるのを/一日中、待っていたりする 十代の頃に抱いていた/憧れや感性を/体の中に腐らせずに持ち続けることで
/傷つきやすい人達は/発病したのかも知れない/あまりに鋭敏な感性は/時に生きていくのには/邪魔なのかも知れない

2月16日(月) 日誌
 昼食は焼鮭、小松菜とアゲの和え物、韃靼そばフリカケなど、
「リサイクルショップ・すぎなみ」が休み
なのでジン君は待ちに出勤
ヨーコちゃんからの沖縄お土産
 差入れのケーキ  夕食はカキ鱈鍋
← 洋平君の分を取り分ける
 ホームヘルパー・タカちゃん



ヨコスカ闘争から戻ってきて
豪快にご飯を食べるSAORIちゃん

 ジャンベなどの寄付があり引き取りに
行ってきました
  飯田鮨さんの誕生日ケーキのおすそ分け (^o^)丿 +チョコ付き

海自「護衛艦」派兵反対!2・16ヨコスカ行動の写真速報
百万人署名運動のホームページから転載
海上自衛隊の「護衛艦・むらさめ」がイラクに向けて出向する2月16日(月)、緊急現地行動を取り組みました。右翼が前夜から公園を占拠する中、市内・商店街をデモ行進し、海自総監部へ申し入れを行い、1万1千の署名を提出しました。その後、JR横須賀駅前で署名街宣活動を行いました。警察官や右翼がごったがえしていましたが、自衛隊の家族の方も真剣に署名に応じてくれました
お昼過ぎ、商店街をデモ! 港の公園は右翼が占拠していた!
海自総監部に申し入れ。 1万1千の署名を手渡しました



語り歌ノート vol.5   2004.02.14            館野公一
みなさん、こんにちわ
夕べは春一番が吹いて、今日は天気の良い暖かな日曜日でした。ちょっと前までは枯れ枝同然だった垣根のユキヤナギ、遠目にグリーンのカスミがかかったように見え、近づいてみると小さな緑の葉が一斉に芽吹いていました。さっき谷保天満宮の横を自転車で通ったら、遅かった今年の梅もようやく五分咲き、香りが路地までただよってきました。待ち焦がれた春も、もうすぐです。

でも、こうしていても、イラクに派兵された自衛隊とその家族たちは、砂漠と遠く離れた日本で不安を抱えています。憲法もこれまでの議論も踏みにじったやり方に、いったい何をすればいいのだろうと頭を抱えてしまいます。みんなどこかで何か、できることをやって下さい、小さなことでいいから。世界が戦争に向かって進んでいかないように。

「語り歌ノートvol.1」に載せた「DU」という歌がありました。劣化ウランのことを歌ったものですが、MP3にしてここにアップしてあります。↓
http://www.asahi-net.or.jp/~yi7k-ttn/katariuta/DU.html
これを聞いていただくために今回の語り歌ノートを作りました。よかったらお知り合いにも聞いてもらって下さい。転送歓迎です。

この「語り歌ノート」はライブのお知らせを中心に不定期でお送りしています。
  ~~~~~~  ~~~~~~  ~~~~~~  ~~~~~~  ~~~~~~  ~~~~~~
【豊田勇造ライブ】http://www.toyodayuzo.com/
京都のブルースシンガー、豊田勇造さんの春の首都圏ライブ  館野はマンドリンで協演します
◆3月20日(土)イーサン・カフェ(046-272-3377) 小田急江ノ島線大和駅下車 7時開演
 TEL予約 \2,500 当日\2,800 http://www.e-3.co.jp/

◆3月21日(日)かけこみ亭(0425-74-3602)
 JR南武線谷保駅下車 7時開演
 TEL予約 \2,500 当日\2,800
http://www.asahi-net.or.jp/~yi7k-ttn/kakekomi/index.html

【語り歌の継承 vol.13 館野公一】
◆4月17日(土)かけこみ亭(0425-74-3602)
 97年12月に始めた語り歌のライブ、シリーズ13回目です。
 企画・歌 館野公一
 ゲストはヨッシーに再登場してもらい、生きのいいプロテストソングを聴かせてもらうつもりです(交渉中)。
 7:00pm 1800円(電話・メール予約1500円)メールはこの「語り歌ノート」に返信するか、かけこみ亭のHPからメールし て下さい。 谷保・かけこみ亭(0425-74-3602)
http://www.asahi-net.or.jp/~yi7k-ttn/kakekomi/index.html

 ~~~~~~  ~~~~~~  ~~~~~~ ~~~~~~  ~~~~~~  ~~~~~~
「語り歌ノートvol.1」にも載せたものですが、今回は音源もあるのでこの歌を再度掲載します。以前と少しだけ歌詞が違います。(音源ともちょっと違いますがお許しを)

【DU--depleted uranium】 館野公一

アルバカーキの空は今日も 素晴らしく青く晴れわたっているが
俺の頭の中に住み着いた痛みは 今日も消えることはない
節々がしびれ鈍く痛む まるで自分の身体じゃないみたいに
もう何年も痛みは消えることがない 俺が砂漠から帰って以来

1991年俺は海兵隊で 湾岸戦争に従軍した
来る日も来る日も砂漠の砂にまみれ 
アラビア半島の奥へと進軍した
やけに重たい弾を運ばされ 戦車に積み込んだ
その威力はものすごく イラク軍の戦車を打ち砕いた

次の日弾薬の補給車が前線にやって来た 
防護服で顔まで覆ったやつらが弾をトラックから降ろしていた
ちょっと待てよ 俺はいつも素手でその弾を運んでるんだぜ
 すると少佐はこう言った
お前は知らないかもしれないけど この弾は少し危険なんだ 
 いや少しだけだけどな
簡易防護マスクも渡されちゃいたけど40度の気温の中で使える
 はずはなかった

戦争はアメリカの大勝利 半年ぶりのアルバカーキに帰った
ブーツも寝袋も砂漠からそのまま持ち帰った 家のじゅうたんに
 砂漠の砂が舞った
おかしくなったのは2年たってから ひどい頭痛であたまは割れ
 そう ボルティモアの退役軍人病院に行き検査を受けた 医者は言った
PTSDだろうって、病は気からってわけさ

体中が痛む 吐き気がする だるくて何も仕事なんか出来ない
ずっと黄色の錠剤を飲まされていた、でもそれが何の薬かって聞いたことはなかった
最近は妻も体調が悪いと言い始めた 体力は衰えるばかり
95年に産まれた俺たちの息子も5歳になるのに まだ歩くことが出来ないんだ

同じような仲間がアメリカ中に何万人もいることがわかった
あまりにもおかしい 裁判を起こすために資料を集めてまわった
ペンタゴンでは科学的な証拠は何一つないと門前払いだ
でも陸軍の記録センターではハードディスクの医療記録がごそっと消えていた

軽い被曝はしたかもしれないが健康に影響はない--どこかで何度も聞いた台詞だ
depleted uranium 湾岸戦争は劣化ウラン弾の実験場だった
モルモットは何も知らない若い兵隊 そしてイラクの民、2400万人
また世界の戦場で劣化ウラン弾が飛び交っている ボスニアで、
 コソボで、アフガンで、---そしてまたイラクで

半減期45億年 ウラン238は目に見えない小さな粒子になって
今日も砂漠を舞っている 今日もどこかで舞っている

半減期45億年 ウラン238は目に見えない小さな粒子になって
今日も砂漠の空を飛んでいる 今日も世界のどこかを飛んでいる

アルバカーキの空は今日も 素晴らしく青く晴れわたっているが
俺の心に住み着いた痛みは 今日も消えることはない
  ~++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
語り歌ノート vol.5  発行 館野公一 qfh01525@nifty.ne.jp
白保メール No.54 第10 回環境検討委員会(その1)
<第10回新石垣空港環境検討委員会>(その1)      小林 孝

 1月13日(火)に八重山支庁舎で行われた第10回新石垣空港環境検討委員会の報告です。事業者である沖縄県は、今年の3月中(2003年度内)に、新石垣空港建設事業の環境影響評価の準備書を作成することにしており、それに向けての委員会になりました。

 準備書は、この事業によって、環境にどのような影響や負荷が掛かるのかを、それまでの調査結果を基に予測するものです。その準備書の現段階で固まっている内容を、環境検討委員会に諮る、というのが、この委員会の主な審議内容でした。

 事業者からの、「事業は着々と進行している。トラスト運動者を除き、用地確保のための地権者の同意は9割を得ている。トラスト運動には522名の賛同者がいるが、内2名が用地の譲渡に同意した。現在、準備書を3月に作成するための追加調査や環境項目の予測を行っている」という挨拶から、委員会は始まりました。

 審議内容は、次のような項目でした。

○事業計画(空港の住所、規模、施設のレイアウト、工事期間、作業工程、等)、建
設工法検討委員会が下した結果の報告。
○工事中の大気質、騒音、振動、水質に対する影響の予測、及び施設ができることによる景観の変化の報告。
○環境負荷に伴う植物・動物(生態系)への影響の予測。

 この中から、重要な項目について、ご報告いたしましょう。

[赤土汚染は発生しないという結論]

 建設工法検討委員会が出した結果とは、予定地内の透水性が高い区域では、浸透ゾーンを利用して雨水を地中に流し込み、予定地南側の難透水区域では調整池を設けて、そこで濁水を機械的に、あるいは凝集剤を利用するなどして処理し、濁りのレベルを25mg/L以下にしてから轟川に放水する、降雨量の想定は10年確率とする、等々といったものでした。だから赤土による汚染は、工事区域からは発生しないと結論づけています。

 そこで、「沖縄本島などでは赤土対策が成功している例が見えないが、これでうまくゆくという見通しがあるのか?」という疑問が提示され、それに対し、建設工法検討委員も兼任している委員から「工法検討委員会で留意したことは、モニタリング委員会を設置して監視体制を充実させる、といったことで、従来の状況とは変えてある」、「予定地の地質は沖縄本島とは異なり、透水係数が100倍、あるいは最低でも10倍以上は良好である。それは予定地周辺に河川がほとんど無いことでも理解できる。つまり浸透性が非常に宜しいので、現状の透水係数が維持されれば、通常の降雨では赤土が海に至ることは先ずあり得ない。そういった状況を念頭に置いて、浸透ゾーン、調整池を配置しているから、心配は無い」といった見解が説明されました。

事務局(コンサルタント)からも、20年確率の降雨以下であれば赤土汚染は発生しないと計算している、との補足がありました。

[「環境負荷に伴う植物・動物(生態系)への影響」について]

 この予測について、「以下の環境保全対策を行うこととする」とし、次の記載が資料にはありました。
・工事中の資材の運搬等にあたっては、貴重な動植物の確認されているカタフタ山、タキ山等の近傍を通過しないようにルートを設定する。
・土木工事によって直接生息場が消滅する生物のうち、事業区域内(空港用地内)の緑地等に移植(殖)可能なものについては、施工期間中の保護を含めて保全することを前提とする。
・また、事業区域内(空港用地内)に生息場を確保できないものについても、隣接地に移すことで保全が可能なものは隣接地利用を優先して考える。
・事業区域内及び隣接地に移植(殖)地が求められない生物については、生息可能な環境条件を示し、保全対策の方向性を提言する。

 具体的には、予定地内の植物の内、貴重種20種(現段階での種数)はすべて移植し、工事区域の周辺50メートルの幅にある貴重種に対しては、フェンスで囲うなどの保全策を取る、貴重動物のうち、移動能力が低い種については基本的にすべて移動させる、産卵が確認された場合は、抱卵期、養育期の作業を中断することを考えてゆきたい、水中生物も近傍地域への移殖を考える、ということです。

 また、陸上生態系について、カンムリワシ、コガタハナサキガエル、セッカ、小型コウモリの各種について、それぞれの保全対策が説明されました。〔次号でご紹介します。〕

          ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 私、小林孝は、私自身の都合により、これまでの仕事場であったWWFジャパン:サンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」の職員を、2003年12月一杯で退職しました。現在無職、趣味で水田作業をしている、といったところです。

 私は環境検討委員会には、地元の自然保護団体、すなわちWWFジャパンの人間としてテーブルについていたわけですから、この委員を退任するものと考えておりました。しかし、事業者、委員長、副委員長らの審議によって、個人の立場になったとしても、地元の事情が判っている小林は準備書ができるまで委員を続投せよというありがたい要望があり、そうすることにしました。ただし、環境検討委員会はアセスメント作業が終了するまで存続しますが、私の任期は準備書ができる今年の3月一杯ということのようです。

 また、私の替わりにWWFジャパンから委員を補充することが順当だと思いますが、沖縄県は「検討する」という言葉をWWFジャパンに伝えているとのことです。

^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~
♪ 『白保メール』ホームページ
      http://www1.ocn.ne.jp/~shiraho/  

白保メール NO.54  04.2.16
発行者   鷲尾雅久 谷崎樹生 小林 孝
      shiraho@estate.ocn.ne.jp

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