オープンスペース街・日誌

2002年12月B

12月Aへ  12月Cへ


12月16日(月)再度、機動隊と激突
 写真速報
イラク侵略戦争阻止!イージス艦派兵を絶対阻止! 12・15 横須賀現地集会
11時30分、「ヨッシーとジュゴンの家」11名が横須賀中央駅に到着。早速、駅前広場で、
イラク侵略戦争阻止、13時公園へ!と1時間弱アピール。
 公園まで歌いながら進む 米軍基地ゲート横で記念撮影
 機動隊だらけダワ 歌いながら公園へ向かう  集会の始めに10分唄いました。
 フッ君が衆院闘争の報告!  反戦自衛官・小多さんから特別報告  闘う決意をみなぎらせながら聞く「街」の面々
12日の不当逮捕を打ち破って、今朝、奪還された学生から「流血をおそれず、逮捕をおそれず今後も闘う!」という感動的なアピール。
「街」も闘うぞ!  レーダーを動かして出航の用意をするイージス艦に向かってシュプレヒコール!
何やら説明をするトミタさん
 出発した学生のデモに襲い掛かる機動隊
 威圧的な機動隊の弾圧をものともせずに進むデモ
 「ヨッシーとジュゴンの家」も負けずに唄う
 学生1名を不当逮捕する機動隊。この日も2人の学生が
不当逮捕された。絶対に許さないぞ! 闘いの決意が溢れてきた!
 抗議するデモ隊
 歩道から、また歩道橋の上から鈴なりになって応援する市民。拍手をする市民、「頑張れ」という若者も沢山いました
      
  例によってというか、横浜で途中下車して中華バイキングで本日の闘いの総括と明日からの闘いを誓う! 
しかしさすが中華料理の本場・横浜、1200円で中華を堪能 (^o^)丿
 ハネやん、則子さんの乾杯 (^o^)丿
 ハネやんは12/8が今年最後の
集会・デモはずてあったが、血が騒いで横須賀に血気(決起!)してしまった。

 ホントに今日が今年最後のデモで、
来年1月初頭の「大腸ガン手術」に
向けた準備の闘いに入ります。
僕のいない間、「街」のみなさん、頑張って下さい! そして無事と成功を祈っていて下さい!
 明日も闘うぞ! (^o^)丿
12・16イージス艦 出兵絶対阻止!!
 12・16出港阻止現地闘争
  日時 12月16日(月)早朝7時〜 海上自衛隊横須賀地方総監部前
 
         (早朝7時、JR横須賀駅前に集合)
まよなか★しんやさん(沖縄のフォークシンガー)からのファックス 
 「街」の皆さん! おはよう、ございます。

昨日は(15日)、カデナ基地ゲート前で、米英軍によるイラク攻撃反対コンサートを開催しました。
「アリちゃんとジュゴンの家」の皆さんも元気よくヨッシーの新曲「イラクの子どもたちは今」を唄って
参加者を勇気づけました。
 いつも、ありがとうございます。

 (イージス艦出港阻止の抗議船)に乗ったヨッシー、船酔いは大丈夫でしょうか!

 ハネやんも大分よくなったと聞きました。正月に会いましょう!



12月15日(日) アリちゃんようこちゃん、沖縄へ


14日、午前、アリちゃん&ヨーコちゃん
沖縄に戻りました
昼食は、鮭のハラス焼き、米ナスの田楽、
厚揚げメンタイマヨネーズ
小美野さん登場
 小美野さん差入れのアンズ 三時のオヤツはお汁粉
 夕方のマック散歩の時、ヨッシーが鈴木さんを訪ねました
   
ヨッシー作「ドント・アタック・イラク」銅板の完成!

12・16イージス艦 出兵絶対阻止!!

再度、横須賀ヴェルニー公園へ 「街」も全力決起!
[行動方針]

  12・15横須賀現地闘争

  日時 12月15日(日)午後1時
  場所 横須賀ヴェルニー公園
(品川駅または横浜駅から京浜急行線に乗って汐入駅で下車)
 12・16出港阻止現地闘争
  日時 12月16日(月)早朝7時〜 海上自衛隊横須賀地方総監部前
 
         (早朝7時、JR横須賀駅前に集合)


12月14日(土 ) アリちゃんようこちゃん、明日沖縄へ帰ります
昼食はロールキャベツ、
ガーリックトースト、スパゲティ
沖縄へ帰る旅費が足りない
うららちゃん「カンパをこんなにいた
だきました」
マリちゃんからの差し入れ
国労のロールクッキー
夜、皆で送別会。ワインでカンパーイ ステーキ!!!! 感激のいただきまーす!
お使いを頼まれて酒を買いに出た
洋平君「ウ〜ん、どれだっけ」
初めてのおつかい。そしてハネやん
と乾杯
チューやんからオレオチーズケーキ 何回目かの共同作業 そ、そのナイフについたクリーム、
なめさせて〜!
中村 地労委闘争 勝利報告集会
中村 地労委勝利報告集会にヨッシーとフッ君が参加しました。
ヨッシー
戦争、大失業の時代にあって、労働者の権利が奪われていく中、中村さんの闘いはたくさんの人たちに勇気と希望をあたえています。「闘えば勝てる!!」のキャッチフレーズで闘っている中村さんは、四党合意に反対していることで不当に逮捕され、JRから運転士の仕事をおろされました。 中村さんは、このままでは生きていけないというギリギリのところから闘いをはじめたそうです。心優しく、ひかえめな中村さんは国家権力、JRと闘うことによって強くなったんだなぁと感じました。
JRは地労委の命令を無視して今だに中村さんを運転業務に戻していません。中村さんは「はらわたが煮えくり返るおもいです」と語った。また、アメリカが、イラクに対して大量破壊兵器を持っているといって査察を行い、戦争をしかけようとしていることに対して激しい怒りをあらわしました。アメリカと一緒になって侵略戦争を行なっている日本に対しても「まちがっている」と、厳しい口調でかたりました。
「今ほど『全労働者と被抑圧民族と連帯して団結せよ!』という、共産党宣言の言葉が響くときはないです。」という言葉が心にのこりました。






12月13日(金)

12・12 イージス艦派兵やめろ!!IN横須賀・特集は、 ←をクリック

今日の昼食は焼肉 神保さんから差入れの漬物
生活保護、扶助費を初めて引き下げへ 1%減額で調整
 生活保護費のうち日常生活費にあてられる生活扶助費が、1950年の現行制度発足以来、初めて引き下げられる見通しが強まった。財務省は年金の物価スライドと同様、過去3年間の物価下落分(1.7%)を含めた引き下げを求めている。近く公表される消費支出の政府見通しを受けて決まる。厚生労働省は小幅に抑えたい考え。予算編成では1%減額を軸に調整が進むとみられる。

 生活扶助費は生活保護費の約3割を占める。食料費や衣料費にあてられ、基準額は翌年度の「民間最終消費支出」の見通しと過去の消費支出の実績を基に改定される。消費支出の見通しは、民間賃金の下落などで落ち込みが確実視されている。

 昨年度も、0.9%の民間消費のマイナスが見込まれたが、年金の物価スライドが実施されないことなど「社会経済情勢を総合的に判断」(厚生労働省)して、据え置きとなっていた。社会保障の「最後の安全網」とされる生活保護費の切り下げは、憲法で権利として認められた最低限度の生活に直接かかわる。また低所得世帯が消費を切り詰める余力は一般世帯に比べて乏しいという議論もある。そのため、与党内からも減額に異論がでる可能性もある。

 生活扶助の基準額は一般世帯の1人あたり消費支出額の7割弱とされている。基準額は地域によって違うが、都市部の親子3人世帯(父33歳、母29歳、子4歳)で月16万3970円。

 来年度の生活保護の概算要求額は1兆4421億円。そのうち5割超は医療扶助、約1割が住宅扶助になる。生活扶助費を仮に1%削減したときの歳出減効果は約40億円。都市部の親子3人世帯の基準額は月に約1640円減額されることになる。

 不況を背景に生活保護世帯は増えており、8月の保護世帯数は86万2349世帯(速報値)で、過去最多となっている。

郭貴勲さん裁判上告を断念させるために
在韓国・在米・在ブラジルの被爆者の声明文です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

大阪高裁の郭貴勲さん勝訴判決に対する声明
  「韓国原爆被害者協会」
  「米国原爆被爆者協会」
  「在ブラジル原爆被爆者協会」
  「在外被爆者に援護法適用を実現させる議員懇談会」
遅蒔きながらも正当な判決が下されたことは大変喜ばしいことです。
 これで在外被爆者も日本国内の被爆者と等しく,被爆者援護法の適用を受けることができるのだと思うと,この間の悔しさと不満が消え去るようです。
 今度こそ日本政府は,これ以上上告したり,くだらない言い訳を並べたりせずに,すぐさま在外被爆者への被爆者援護法の適用を実行すべきです。
2002年12月5日 韓国原爆被害者協会 会長 李廣善

 情にあふれる判決を知り,私ども一同感激しています。日本に居られる支援者に心から感謝しています。郭さん本当に頑張りましたね。有り難うございました。
被爆者はどこにいても被爆者です。小泉総理大臣,坂口厚生労働大臣,どうか目を覚まして下さい。そして日本国の最高指導者として,ふさわしい「上告はしない、平和の精神に基づいて,在外被爆者も平等に支援する」との勇気ある決断を信じます。
2002年12月5日 米国原爆被爆者協会 会長 友沢光男,理事一同

郭裁判の高裁判決での勝訴により,「被爆者はどこにいても被爆者である」ということが,再び確認されたことは喜ばしい。ブラジルにいる高齢化した被爆者で,日本まで帰国できる被爆者はあまり多くない。今後は厚生労働省の在外被爆者に対する援護策について現地での医療が実現できるように働きかけを強めていきたい。
2002年12月5日 在ブラジル原爆被爆者協会 会長 森田隆

 本日の判決は,これまでの在外被爆者にかかわる大阪地裁,長崎地裁の判決を踏襲したものであり,被爆者援護法の精神からいっても当然のことである。
被爆者は高齢化しており,国は,この判決を重視し,上告を断念し,これ以上争うべきではない。
国は,本判決に基づき,在外被爆者に対し,被爆者援護法適用を行うための諸施策を直ちに実施すべきである。
2002年12月5日 在外被爆者に援護法適用を実現させる議員懇談会 事務局長 金子哲夫(衆議委員議員)
**********************
在外被爆者にも被爆者援護法の適用を!
http://www.hiroshima-cdas.or.jp/home/yuu/index.html
yuu@hiroshima-cdas.or.jp
**********************
 皆様の力強いご支援のおかげで、郭貴勲裁判は高裁でも「全面勝訴」を勝ち取ることができました。ほんとうにありがとうございます。

 しかし、最高裁に上告されれば、せっかく勝訴判決がでたのに、裁判はまだまだ続きます。
上告は2週間以内ですが、坂口大臣が決めてしまうまでに上告阻止の活動をしなければなりません。

 昨日大阪府知事は、坂口厚生労働大臣に最高裁への上告断念するよう要請しました。しかし、国が上告した場合は同一歩調をとるとの方針です。

 これまで支援していただいた方々にお願いします。すぐさま、電話・FAX・メールでの上告断念せよという声を政府に届けてください!

  在外被爆者の方々は皆、高齢になり、毎日、苦しみの中で何人もの方が亡くなられています。
 もう最高裁の決断が出るまでには皆死んでしまうでしょう。そうなってはもう遅いのです。たくさんのメールやFAXを集中させましょう。お願いします。

ホームページに判決全文UPしています。よろしくお願いします。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

在韓被爆者・郭貴勲(カクキフン)さんへの上告をやめて,即刻,在外被爆者に被爆者援護法を適用するよう求める
電話・ファックス・メール攻勢のお願い

12月5日,大阪高裁(根本裁判長)は,在韓被爆者・郭貴勲さんの「日本政府が,いったん被爆者であると認定した被爆者は,どこに住もうとも被爆者であり,韓国帰国後も被爆者手当を継続支給せよ」との訴えを,認定しました。
 昨年6月1日にも大阪地裁が郭貴勲さんに同様の判決を下しましたが,日本政府はこれを不服として控訴しました。
 昨年12月には,長崎地裁も,郭さんと同様の訴えを起こした李康寧さん勝訴の判決を下しましたが,日本政府は再び控訴しました。
 その間にも在外被爆者の高齢化は加速度的に進行し,苦しみのなかでこの世を去る被爆者の数は,増加の一途をたどっています。
 在外被爆者は,名乗りを上げているだけでも,韓国で2100名,北朝鮮で1000名,北米で1000名,中南米で160名もいます。これらの被爆者は大阪高裁判決に大きな希望を見いだしています。
 日本政府はこれ以上在外被爆者を苦しめてはなりません。
 郭さん裁判の被告である日本政府(小泉総理大臣・坂口厚生労働大臣・森山法務大臣)と,大阪府の太田知事および医療対策課に対し,「上告するな! 在外被爆者に被爆者援護法を適用せよ!」との,市民の声を届けてください。
 このような一人一人の小さな力が,日本政府や大阪府を動かす力になることを信じて,できるだけたくさんの声を,右記の宛先に電話やファックスやメールで届けてください。
 上告期間は2週間ですが,小泉総理・坂口大臣・森山大臣がハンセン病裁判で示したように,在外被爆者の苦しみを理解し,一刻も早く「上告しない」との英断を下すよう,みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

2002年12月5日 韓国の原爆被害者を救援する市民の会
〒560-0003 豊中市東豊中町4-21-10

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【日本政府に対して】

●小泉総理大臣への「上告するな!」は
  ▼内閣広報室
       電 話   03−3581−0101
       ファックス 03−3581−3883
  ▼首相官邸ホームページの「ご意見募集」サイト
    http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
    に意見を書いて送信

●坂口厚生労働大臣への「上告するな!」は
  ▼厚生労働省官房総務課
     電 話   03−3595−3037
     ファックス 03−3595−2392
  ▼厚生労働省ホームページの「ご意見・ご感想」サイト
     http://www.mhlw.go.jp/getmail/getmail.html
     に意見を書いて送信

●森山法務大臣への「上告するな!」は
  ▼法務大臣秘書官室
      電 話   03−3581−0530
      ファックス 03−3592−7008
 ▼法務省への「ご意見・ご感想」のメールアドレス
      E-mail : webmaster@moj.go.jp  にて送信

【大阪府に対して】
●太田府知事への「上告するな!」は
    ▼知事への提言
         ファックス 06−6944−1010
    ▼「知事への提言広場」サイト
       http://www.pref.osaka.jp/j_message/teigen/tijifmt.html

●医療対策課への「上告するな!」は
    ▼ファックス 06−6944−6691
     ▼E-mail : imushido@sboxpref.osaka.jp

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「上告するな!」を送って頂いた団体や個人の方々へyuu@hiroshima-cdas.or.jpへも転送で、ご一報頂くとありがたいです。
たくさんの方や団体に「上告するな!」と言っていただくことが、上告阻止につながります。

-------------------------------------------------
●2002年12月10日(火)11:00〜12:00
衆議院第1議員会館 第1会議室にて
「在外被爆者に援護法適用を実現させる議員懇談会 総会
  〜韓国人被爆者郭貴勲さん大阪高裁勝訴判決を受けて〜」
その後、厚生労働省前で「日本政府は上告するな」のビラまき要請行動をします。

**********************
在外被爆者にも被爆者援護法の適用を!
http://www.hiroshima-cdas.or.jp/home/yuu/index.html
yuu@hiroshima-cdas.or.jp

12月12日(木)
医療観察法案廃案へ向けて国会前アピール&議員まわり
タダッチ ヨッシーとジュゴンの家
フッ君 うららちゃん ガンちゃん
国会前では慰安婦問題で座り込みをしている人たちがいました
帰ってきてからも「街」の前でアピール
ボランティアの皆川さん久しぶりに
登場
皆川さんの郷の紀州産でとても甘い! まよなかしんやさんからの
激励ファックスを持ってシブイ二人
夕食は豪華残り物メニュー!
カツ丼、牛スジ大根卵の煮込み、
ご飯、味噌汁
飯田寿司さんから差入れの
厚焼き卵
いっただっきまーーす!
  全国からの激励
 エバッチから
   
 国会大ぼーどう
 たいしたもんやわ
 えばっちも血が
 さわぐーーーーぅ
 次は持っていかれるときは
 わいもいくゾ!!
   
 
コッカイ大ぼうどう
 がんちゃん、ふっくん、
 たいしたもんや
 やったなァー
 つぎはえばっちも
 よんでくれェーー
   いくでェー 
沖縄 まよなかしんやさんから
 「街」のみなさん!
医療観察法案を阻止する闘いへの参加!
大変ごくろうさまです!
フッ君はだいじょうぶでしょうか。
インターネットで皆さんの活躍ぶりを見て
大変元気がでます!
闘いはこれからです!
参議院での採決を阻止するため、共にがんばりましょう!
ゲンさんから
フッ君、やったね。
すばらしい決起です。議場にとどろく「保安処分ハンターイ」の声が聞こえてくるようです。
完黙非転向で闘ったことがまたすばらしい。それでこそ決起が完成すると言うものです。
敵はこの法案が「保安処分だ」と言われることをなによりも恐れています。
塩崎は何度も「これは保安処分ではない」と言い訳をしていました。
それこそ敵の弱点です。そこを的確についた決起だと思います。
審議は参議院に移りますが、あくまで廃案を求め闘いましょう。
敵には弱点があります。勝機は必ずあります。がんばりましょう。やろうね。ゼッタイ。
沖縄 ジュゴンの家 くんから
 フッ君、ヤッター!!!
いいぞ!いいぞ!いいぞ!×3
一緒にやりたいぞ〜、チクショー
とにかく絶対廃案だー!!
1・2・3・ダー、ぶっつぶせー
「街」のみんな、チバるぞ!オー!
こんな国はいらない。

白  保  メ  ー  ル  No. 38        Dec.11.2002
 <早期建設と言うけれど>(その2)  鷲尾 雅久

[今はスタートラインの手前]

 前回は、新石垣空港を造るとしたら、どのような手続きと作業が必要か、また「順調」に行っても、完成までに最低10年くらいはかかるのではないかということをお話しました。それでは、今は、その中のどこまで進んでいるのでしょうか。

 実のところ、前回挙げた手続きのどれも、正式には始まっていません。いわば、スタートラインの手前で準備運動をしているといったところです。

 沖縄県の説明では、空港の基本計画について、国(国土交通省航空局)と調整しているとのことです。しかし、基本計画は、2001年6月に一応できていたはずです。公共事業全般の見直しの中で、審査が以前より厳しくなり、なかなか国の了解が得られないのでしょう。2003年度からの空港整備の方針が固まったので、これから動き出すのかもしれません。

[見通しを明らかに]

 事業者である沖縄県は最近、新石垣空港について、2004年度の事業採択を目指すと言っています。「事業採択」とは、国が予算を付けることです。しかし、そうなったらいつ頃完成しそうかということは、言っていません。2000年4月に『カラ岳陸上
案』を選定したときには、2010年開港を目指すとされていました。それが延びそうなら、どのくらい延びそうかということをはっきり言うべきです。

 「早期建設」とか「早期着工」と言っているのは、石垣市や業界団体などで、県が直接言っているのではないのかもしれませんが、見通しをあいまいにすることにより、いたずらに期待をあおるのは、無責任です。

 言われて(しぶしぶ)出すのが情報公開ではありません。すすんで、住民や関心のある方達に知っていただくようにするのが情報公開です。県の情報公開の姿勢には、問題があると思います。

[今すべきこと]
 
 さて、「早期建設」と言われ続けると、新空港が今にもできそうな錯覚に陥りがちですが、それにより、今ある問題の解決をすべて新空港待ちにしてしまう問題が生じていると思います。

 例えば、現在は夏場の旅客が混み合うときに、マンゴーやパイナップルなどの果物の出荷で積み残しが出るという問題があります。これは、今すぐ解決しなければならないもので、新空港を待つわけにはいかないはずです。新空港ができるまでの間のことも考えなければならないと言われてはいますが、あまり身が入っていないように見えます。

 なお、新空港ができたとして、この問題が本当に解決するかどうかの検証は、十分に行われていません。今より多くの貨物を積める「中型ジェット機」が飛ぶということが前提とされていますが、実際に飛ばすのは航空会社です。採算が取れなければ、機材を変更することはありません。2000年4月にカラ岳陸上案が選定されたときの新聞報道では、航空各社は、「中型ジェット機」を飛ばすかどうかは未定、と言っていました。また、今と同じ飛行機だとしたら、滑走路が長くなることにより、どれだけ多くの貨物が積めるようになるかということも、具体的に計算されていないようです。

 問題解決の手段として、新空港がよいのかどうかの検討が、「早期建設」のスローガンのかげでおろそかにされ、今すべきことがされていないのではないかと思います。

[10年後を考える]

 根本的な問題は、10年かけて新空港を作るというなら、その前に、10年後のここの姿を想像してみなければいけない、ということです。10年後の空港は、そのときの社会にとって必要な、それにふさわしいものでなければなりません。

 今から数年すると、日本の人口は減り始めます(沖縄県は人口増加率が高いので、減少は先になりますが)。おそらく、低成長経済が定着するでしょう。そして、人の数が減るのですから、低成長でも一人ずつの「取り分」は増えます。今は過渡期で混乱がありますが、うまくバランスを取っていければ、今よりずっと落ち着いた社会になることができるでしょう。

 そのような中で、観光客がどんどん増えるとか、農水産物の出荷が増えるということ は、そぐわないような気がします。観光にしても、農林水産業にしても、10年後の 構想が必要です。そして、「拡大路線」を見直したとき、どういう空港を構想
するか は、まだ問われていないと思います。

 また、将来の社会では、今よりもっと自然との調和や風景が大切にされるようになるでしょう。山を削り、海岸部に高く土を盛って造る空港が、そのときどう評価されるかということも、考えてみる必要があります。
 「早期建設」といくら言っても、すぐにはできないことが分かったところで、10年後の石垣、八重山にふさわしい空港とはどんなものか、もう一度考えてみてはどうでしょうか。

 <<次の空港整備計画で新石垣は?>>

 12月6日、国土交通省の交通政策審議会航空分科会は、2003年度からの空港整備方針についての答申を出しました。
 地方空港については、これまでのように整備する空港名を並べることを止めることにしました。したがって、新石垣空港の名前も、計画書から消えることになります。

 地方空港の新設は原則として中止とする方針も出されましたが、離島は例外とされました。そこで、新石垣空港については今までと変わりはない、といった説明が沖縄県などによりされています。

 しかし、今回の整備方針は、これまでの空港整備があまりに安易に「バラマキ的に」行われてきたことの反省の上に出されたものであるはずです。新石垣空港についても、その必要性や造った場合の影響を十分考慮して、可否を判断すべきものだと思います。

^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~
♪♪ 転載を歓迎しますが、著作権は各執筆者に属します。
    引用される場合は、執筆者にお断り下さい。
^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~
白保メール NO.38  02.12.11
発行者   鷲尾雅久 谷崎樹生 小林 孝
      shiraho@estate.ocn.ne.jp



12月11日(水) 
お会式2日目 今日は朝からいいお天気
ボランティアさん「サ〜売るわよ!」 いらっしゃい!いらっしゃい! スルメと昆布はいかが?
今日は大盛況!! ごったがえす「街」
飯田さんから玉子焼きの差し入れ 店の横では、「イカイカガール」 さっそくお買い上げ、タマちゃん
大ちゃんは、お母さんへ紅芋 けんちゃんも、紅芋をお買い上げ トミタさん、スペシャルライブ
←ボランティアのちーちゃんから
 差入れのそば茶

 森田さんからは
 ピーナッツサブレ→
国会でがんばった皆に
エバッチから激励のファックス
夕食はフライドエッグカレー おーっと、みっちゃん登場!
紅芋とCDお買い上げ


12月Aへ  12月Cへ

「街」日誌の頁へ
inserted by FC2 system