岩倉病院医療『正常化』『よりマシ化』を推進するために(公開質問状)
1 9月27日の「事件」は、組織的計画的な集団暴行及び傷害並びに拉致監禁未遂「事件」ではないのか。

→そのようなものではありません。〜

2 その時、膝蹴りをニ発いれてないか、映像には残っているようだが。

→入れていません。

3 その時、挑発行為はなかったと言えるのか。

→挑発はしていません。

4 その時の映像を、何故、院内で全職員に見せないとはいったいどういうことだ。

5 その時の映像を、何故、院内で全職員に見せるのか、もしくは一部の職員だけが見るとはいったいどういうことだ。

6 その時の「チームテクニクス」を、入院中の患者に使っていないと断言できるのか、「よりマイルド化」したモノであっても…

→ありえません。

7 私たちのなかまの処方について、精神医の方から話し合うことを提起しておきながら、電話一本で断るとはいったいどういうことだ。

→1月28日に話したとおりです。

8 『カンファレンス』には江端は来て貰っては困る、というのはいったいどういうことだ。

→治療的な話し合いができなければ参加をお断りします。

9 私たちのところへ訪問看護をとうぶんいかせない、とはいったいどういうこと

→治療的な話し合いができなければ訪問はできません。

10 訪問看護のクルマの窓ガラスを弁償しろ、それ以上のことはしない、とはいったいどういうことだ。

→社会的通念として最低限の義務として弁償は必要と考えます。

11 江端に対する「刑事告発」もしくは「被害届」を取り下げる、もしくは出さないとはいったいどういうことだ。

→現時点では告訴は考えていないということです。
12 こんな重大事を電話一本で、伝えてくるとは、どういうことだ。

→まず話し合いの場をもつことを相談するためです。

13 今後こういう重大事は電話では受け付けられない、理由を付して書面で前進友の会に送付せよ。

→書面で回答する必要はないと考えます。

14 このような、そちらの、見解・要請・声明・抗議・謝罪等々、すべて、今後は理由を付した書面で前進友の会に送付せよ。

→すべてを書面で回答する必要はないとかんがえます。

15 保護室にいれようとして抵抗する患者を10分も[説得]しないとはいったいどういうことだ。

→どの事例か不明ですが説得には十分な時間をかけています。

16 そもそも保護室があるのは、何故なのか。

→患者さんの安全のためです。

17 四肢拘束しようとして抵抗する患者を10分も[説得]しないとはいったいどういうことだ。

→どの事例か不明ですが説得には十分な時間をかけています。

18 そもそも、四肢拘束用のベルトがあるとはいったいどういうことだ。

→どうしても自制が得られず、リスクが遊けられないときに、非常に稀に使用してます。

19 だいたい、いかつい看護師に[説得]やられても、「強制」になるのだとおもっているのかいないのか。

20 クスリを飲んだかどうか、患者の口の中を点検するとは、いったいどういうことだ。

→薬物療法がどうしても必要な場合なのにどうしても服薬を十分にしていただけない時に、稀に行っています。

21 貴院からいなくなった患者がいるとは、どういうことか。
1 その時、どのくらい、探す努力をしたか。

→1週間にわたり町の大通りや小さい道など、また病院近くの山の中などを大人数で夜中になるまで、繰り返し探しました。
2 院内外でなにか「事件」「トラブル」「ミス」「事故」「クレーム」等発生した場合、発生した背景事情・経過・原因究明・改善策など、話し合うということをしているのか。

→当然リスクマネジメントは行っています。

3 その場合、関係した双方の話を聞く努力をしないのか、見ていた第三者、見ていた患者がどう感じたかを聞かないのか。

→当事者双方からの意見は聞きます。

4 片方の話だけで、問題が解決していくと考えているのか。

5 入院中の患者に、窒息、癌、脳血管障害が多いのは、いったいどういうことだ。

→当院では特に多いとは考えられません。

6 入院中の患者に、水虫、白歯菌、虫歯が多いのは、いったいどういうことだ。

→対策として虫歯については口腔ケア対策チームと歯科医、水虫・白歯菌については非常勤医師である皮膚科医が診療を行っています。

7 内科的疾患を診られる医師、看護できる看護婦看護士は、いるのか。

→精神科医師も内科疾患をみる基本的能力はありますが、必要な時は、適宜非常勤の内科医・外科医・皮膚科医・脳外科医にコンサルトをして協力を得ています。

8 入院中の患者の補聴器、その電池、メガネ、入れ歯、杖等々、制作購入支援、調整などをしていない、とは、いったいどういうことだ。

→行っており、事実誤認です。

9 現在、通院中、入院中の、前進友の会ならびにやすらぎの里のなかまの処方と主治医を知らせろ。

→患者さん自身がご存知であるので、あるいは薬剤情報提供を行っているので、患者さんに聞いて下さい。

10 患者会や患者ひとりひとりを、これだけ悩ます医者看護師PSWなどがイルという自覚があるのか。

11 身体科と精神科の医療としてのちがいはなにか。

12 精神科では特に、患者を精神的に、悩ましたり、追いつめたり、苦しめたりすること自体が、もう「精神科医療の過誤」ではないのか。

13 前進友の会として、「岩倉病院が、京都では、もっとも信頼できる」と、言い、書き、公表してきたことをいったい、どうしてくれるのだ。

14 岩倉病院のブランド名に、惑わされたのが悪いのか、「偽装表示」に気づかなかったのが悪いのか、岩倉病院が「偽装表示」をしてきたのが悪いのか、そもそも「偽装表示」の医療になってしまっているとの現状認識もないのか。

15 自分たちの医療の再点検、再確認に、しんどいながらも患者会が、「手を差し伸べている」のに、「感謝の気持ち」もないとは、いったいどういうことだ。

→建設的な話し合いとは理解できません。

16 自分たちの医療の再点検、再確認に、しんどいながらも患者会が「手を差し伸べている」のは、岩倉病院の宝と誇りか、それともよけいなお世話か。

→そのような建設的なものとは理解できません。

17 患者会が、なかまの入院している病院に対して公開質問状をださなあかんとはいったいどういうことか。                                。
18 なかまの処方について、精神医の方から話し合いを提起しておきながら、電話一本で断ってくるとは、どういうことだ。

→1月28日に話したとおりです。

19 今後こういう重大事は、電話では受け付けられない、理由を付して書面で前進友の会に送付せよ。

→書面で回答する必要はないと考えます。

20「ほごしつに入っていても水をくれなかったです。ほごしつからでて、水をもらったときは、うれしかったです」とはいったいどういうことだ。

→隔離中は脱水にならないよう、水中毒にならぬよう適宜ペットボトルでのお茶や水を差し入れています。それが不十分であったことがあるとしたら、本当に申し訳ないことであり、謝罪をさせていただきたいと思います。
1 院長が「今後、訪問看護を出さない」と電話をかけてくるとはいったいどういうことだ。

→治療的な話し合いができなければ訪問はできないということです。

2 院長が「今後、ケースカンファレンスに江端は参加させないようにしてほしい」と電話をかけてくるとはいったいどういうことだ。

→治療的な話し合いができなければ参加は適切でないということです。

3 病院内で、こちらから届けたビデオを回してみたとはいったいどういうことだ。

4 院長が「自動車のガラス修理代だけをはらってくれればよい」と電話をかけてくるとはいったいどういうことだ。

→社会的通念として最低限の義務として弁償は必要と考えます。また、現時点では告訴は考えていないということです。

5 風呂に毎日入れないとはいったいどういうことだ。

→入浴日は決まっていますが、シャワー浴は希望すれば毎日可能です。

6 ごはんと風呂とを せきたてられるとはいったいどういうことだ。

7 患者にクロルプロマジン換算100ミリグラム以上の処方をしているとはいったいどういうことだ。                            
→個別患者ごとに適切に判断しています。

8 65歳以上の脳血管障害・痴呆のおそれのある患者にクロルプロマジン換算25ミリグラム以上の処方をしているとはいったいどういうことだ。

→個別患者ごとに適切に判断しています。

9 滅薬に伴うリバウンド・しんどさを精神症状の悪化と誤診してクスリをかえって増やすとはいったいどういうことだ。

→個別患者ごとに適切に判断しています。

10 操馨病の患者にメジャートランキライザーを処方するとはいったいどういうことだ

→必要に応じて適切に処方しています。

11 精神分裂病圈の患者にメジャ¬トランキライザーを二種類以上処方とはいったいどういうことだ。

→個別事例では必要なことも多々あります。

12 患者に抗パーキンソン剤を処方するとはいったいどういうことだ。

→必要に応じて処方しています。

13 全開放といいながら病棟の扉が午後五時に閉まるとはいったいどういうことだ。

→数年前から、認知症の病棟は施錠されています。全開放とは言っておりません。

14 全開放といいながら北館3階が全閉鎖とはいったいどういうことだ。

→数年前から、認知症の病棟は施錠されています。全開放とは言っておりません。

15 一度の入院につき患者に四肢拘束を5時間以上するとはいったいどういうことだ。

→拘束自体まれであり、又―律には行っていません。

16 一度の入院につき患者を保護憲に16時間以上入れるとはいったいどういうことだ

→保護室使用も一律には行っていません。

17 患者を看護師が威圧しながら保護室まで連れて行<とはいったいどういうことだ。

→威圧はしていません。患者さんの安全のためには同行が必要なときがあると考えています。

18 患者を後ろから羽交い絞めて2人がかりで保護室に連れて行くとはいったいどういうことだ。

→患者さんの安全のためには制限が必要なことはありますが、しかし羽交い絞めは行っていません。

19 患者を後ろから三人がかりでタックルして7人がかりで抑えつけて保護室につれていくとはどういうことだ。

→そのようなことは行っていません。

20 看護師に武術あるいは格闘技をならっているとはいったいどういうことだ。

→個人の趣味、たしなみの範囲であると考えています。

21 自分はこんなにがんぱっているよい医療従事者なのにこんなにぽろくそにいわれるのは心外だといったというそそるべき傲慢さと自信過剰とはいったいどういうことだ
1 「包括的暴力防止プログラム」「CPIプログラム」等を受講した看護師がいるとはいったいどういうことだ。

→病院として指示はしていません。


反対の意思表示をすることなく電気ショックの実践学習会に参加するとはいったいどういうことだ。

→1月28日に回答したとおりです。

3 病院として患者に電気ショックをする場合もあるとはいったいどういうことだ

→病院として電気ショックを行うことはありません。主治医とご本人とご家族で必要かどうかを話し合い、ご本人とご家族が無痙単修正型電気痙単療法について実施可能な病院に行って説明を受けて頂き、行うか否かを決めておられます。また全くのラストチョイスです。

4 患者が言葉で訴えたいことがあるにもかかわらず通り過ぎてしまう医者・看護師がいるとはいったいどういうことだ。

→すぐに対応ができないこともありうるとは思いますが、おざなりにすることはないと考えます。

5 診察室での訴えを3分しか聞かないとはいったいどういうことだ。

→診察時間はその時々の状況によります。

6 精神医の一日外来数が100人もいないとはいったいどういうことだ。

7 入院患者が、耳そうじゃ爪切りをしてもらえないのは何故か。

→できる限り行っています。

8 病地学会の事務局を引き受けるとはいったいどういうことだ。

→病地学会が当事者やコメディカルを含めた参加者による日々の現場実践を取り上げる意義ある学会であり、京都でこの総会が開かれることは今後の京都の精神保健福祉医療の現場を豊かなものにすると考えたからです。

9 病地学会の事務局を引き受けて、その準備のために一年間ほどいろんな会議などに出ていた多数の医療従事者のさぽりのために患者が迷惑を被っていないとはいったいどういうことだ。

→事実誤認です。事務局を引き受けたスタッフは時間外で準備を行い、かつ通常業務も手を抜くことな<行っていました。

10 2007年9月27・28日の病地学会当日に、いろんな会議やなどに出ていた多数の医療従事者のさぽりのために患者が迷惑を被っていないとはいったいどういうことだ。

→学会期間中でも通常業務に支障がないような人員配置や体制を計画的に行っていました。

11 訪問看護できた看護師に病院宛の手紙をわたし、危険すぎるクスリを返そうとしても、いずれも受け取らないとはいったいどういうことだ。

→手紙については、そもそも訪問看護として行った先でいきなり院長宛の手紙を渡されたことに困惑したからです。薬に関しては看護師だけの判断で医師の指示に反して薬を渡さないわけにはいかないし、危険というのは事実誤認であると考えます。

12 医師が患者を挑発するとはいったいどういうことだ。

→挑発はしていません。

13 長期入院していて、ロッカー―つ、衣類箱三つまでしか私物をもてないとはいったいどういうことだ。

→病院の余分な空間が無く、辛いことですが止む無<このようにしています。院外に利用できるロッカーを借りている人もいます。

14個室が一日六千円とはいったいどういうことだ。

→個室は一日3000円です。また経済的に困難な状況であれば個室使用料は減免しています。

15 8人部屋はどういうことだ。

→当院の一番大きな部屋は6人部屋です。ゆくゆくは多くても4人部屋にしたいのですが、すぐには財政的にできません。

16 院内作業・作業療法・デイサーピスに無理にでなきやならんとはいったいどういうことだ。

→強制はしていません。

17 逆に、院内作業・作業療法・デイケアに、希望していてもいけないとは、いったいどういうことだ。

→病状で制限されることはありえます。

18病院関係看として、当病院に肉親を入院させ、そして自分自身が当病に入院したいと思うか。

→わたくし崔は自分の肉親を当病院に入院させてもらったり、自分自身が当病院に入院することに何の不満も感じません。現にスタッフの肉親で当院を利用している方が少なくありません。

19 作業所スタッフ、ヘルパー、に、七十三歳少し痴呆もはいっていそうな患者の一週間の退院に際し、頓服として、1ミリのリスパダール液を16包も、渡すとはいったいどういうことだ。

20 その一週間の途中で―包でも紛失してたらどうしたか。

21 そもそも、こちらに渡すときに、受領側の目の前で包数を確認したか。
1返す、いや、受け取らないで、ガラスかち割って放り込んだが、その途中で一包でも紛失していたら、どうしたか。

2知らないで、ヘルパーが本人の求めに応じてリスパダールを入れてたら、どうなったとおもうか。

3 なかまの退院のための関係者会議で関係者が話し合うために、事前に岩倉病院が用意して関係者に配布した医療情報の資料を、私たちがもらえないとはいったいどういうことだ。

→この書類は看護師がヘルパー用に作成したものであったためです。

4 やすらぎの里通所者のほとんど・職員全員、貴精神業者の従業員数名も、ひとしく是認前進友の会の会員なのだが、友の会を代表しているなかまとやすらぎの里を代表しているなかまとで、対応がチガウのは、ナゼか。

5 やすらぎの里通所者のほとんど・職員全員、貴精神業者の従業員数名も、ひとし<前進友の会の会員なのだが、友の会を代表しているなかまだけで、今後、如何なるカンファレンス・交渉にも参加する予定であるが、その場合、どうするのか。

→カンファレンスは治療的な話ができることが前提なので、無条件ですべてのカンファレンスにだれでもが参加するのは適切でないと考えます。交渉も同様です。

6 私たちの会が、なかまについてのひとつひとつの出来事を、専門職による関係者ミーティングだけでなく、全体のミーティングを関いて全員で考えるようにしてしtるということを、いったいどう考えるか。

→当事者として当然のことと考えます。

7前進友の会・やすらぎの里が、貴病院へのなかまの送迎をしていることを、いったいどう考えるか

→有難いことであると考えています。

8 故長光さんの入院時から死亡までの処方と、主治医を、知らせろ。

9 故長光さんのふらつき、転倒、身体の硬直、嘸下能力の低下は、精神症状のせいか、クスリの副作用のせいか、知らせろ。

前進友の会 公開質問状への回答書について
前進友の会御中

前進友の会公開質問状への回答書について

2008年2月27日

 寒さが厳しい折、皆様如何お過ごしでしょうか。さて2007年末に頂いていた公開質問状についてやっと回答書が出来よがりましたのでお送り致します。1月28日にお会いして、口頭で幾らかの回答を致しました。しかし書面での回答を求められたため病院内で何度も検討を重ね、やっと現在に到った次第です。すべての質問に文書での回答は出来ませんでしたが、可能なだけ回答いたしました。質問に対して十分にお答え致し切れていないかも知れませんが、どうかご了解頂ける様お願い致します。

 病院内の意見も勿論一律であることはありません。しかし今回の回答が検討を重ねた後の公的なものです。患者会,当事者会と医療機関が出来るだけ相互の不信感を減らし、共に疾病や障害での苦しみを減らすために、力を合わせて協力して行きたいと思っています。
 
 寒中どうかご無理をなさいませんように。皆様のご健勝を心から祈っております。

                               いわくら病院
                               院長 崔 秀賢

岩倉病院から、公開質問への回答

岩倉病院から、公開質問への回答がありました。質問内容・事項は、『ロシナンテ社月刊むすぶ444号』、

『麦の会会報』などで公開して頂いているとおりです。ロシナンテ社はじめ、公開に協力して下さったみなさまに感謝です。

また、この間、松山「ごかい」の藤原礼子さんはじめ、各地のなかまから激励をいただきました。重ねて感謝します。

ここでは、その回答をそっくり、そのママ掲載します。回答は、2008年2月28日に、封書、マルコメール便で届きました。

私たちは、「1月末まで」の回答を要求していたので、「ひとつきおくれ」だったわけです。

その間に、128日岩倉病院と友の会との団体交渉もありました。ソコまで、やって、ヤッと回答してきたという、トコロでしょう。

ちなみに、その団体交渉の模様は、今後、なんらかのカタチで、公表していきたいと、想っております。

特に、単科精神病院の事務長の「立場」での発言は大注目です。

こういう場に、事務長はナカナカ出て来ませんので、医師の発言より、カネにカラむ本音が丸出しです。

しばらく、愉しみにお待ちください。

岩倉病院からの回答書を、そのママ掲載していますので、よくみると、

回答しなかった質問事項に、ナニカが、隠されていそうです。

また、質問事項の発意者を特定して、回答の意に変化を加えて『差別化』をはかろうとしている箇所なども、注目点です。

 質問事項の文脈に関しては、前記『月刊むすぶ444号』などの公開書面を参照していただけると幸いです。


 また、回答したところだけを読みやすく『月刊むすぶ446号』に掲載して頂いております。


 とにもかくにも、岩倉病院を鍛え直し、叩き直し、少しは『マトモ』な精神病院に立ち返らせようと、

引き続き、患者会として、やっていくつもでおります。

  

・・・回答を受け取っての反応・・・

 

「こんな回答やったら、もっとはよ返せ!」

「なめとんのか!」

「とおりいっぺんのことだけや!」

「さすが京都人(いけず???)」

「ええかげんにせえ!」

「ハンコはないんか?」

「ホンマに岩倉からきたやつなんか?」

「どう評価したらええんや?」

「他のところはこれみてなんて言うんや?」

「回答があった、ちゅうことだけでも評価できるもんなんちゃうんか?」

「・・・わからへん」

「しんどいから、しばらくこのままにしておいとこ」

 

後日、回答をしたのかどうか(「間違いない」、ハンコについて「他意はない」)など、崔院長に確認の電話をいれたところ

・・・「ご検討は進んでますか?」・・・

「これでなに検討せえちゅうねん!?」

「疲れきって検討どころじゃない!」

「・・・やつらは患者を消耗させようとしているんじゃないか?」


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