2007年カレンダーの販売をはじめました!
オリジナル カレンダー 2007 「 やさしい ちきゅう ものがたり 」

 キンモクセイの花も咲き終わり、いよいよこれから秋が深まる季節となりました。
 やすらぎの里共同作業所では、今年も来年のカレンダーの販売をはじめました。今年のカレンダーもイラストレイターの松井さんが、季節のめぐりにあわせて、かわいらしく幻想的な絵を描かれています。花が風に吹かれて揺れる春、雨のしずくが光る緑の季節、夏は星の夜…、どれも素敵なイラストです。疲れた毎日のなかでも、きっと、見る人の小さなやすらぎとなってくれることと思います。

 エンデの童話『モモ』は、放浪の生活をする少女モモが、時間どろぼうから時間を取りもどす物語。使者カシオペイアにみちびかれて、モモが時間の国で目にしたのは、振子の動きにしたがって、美しい花が咲いては枯れる不思議な場所。そこに次々と咲く花は、しかし、一輪として同じものがありません。その場所は、時間のみなもとと呼ばれる場所でした。時間のみなもとを見たモモは、「あたし知らなかった。人間の時間があんなに…あんなに大きいなんて。」と、そのおどろきを表現します。

 エンデは、人間はみな時間の花を持っている、でも、毎日のなかでいつしかそれを忘れてしまう、と言っているようです。時間どろぼうとは、実利や効率ばかりを追求する人間の心のメタファーというわけです。

 私たちは、これまでどおり私たちのペースで、廃油から石けんをつくり、できた石けんを持ってバザーに出かけ販売をしています。私たちが生活している時間、それは美しい花が咲いては枯れるそんな場所。そういう想像をしてみるのもおもしろいものです。私も、私たちの時間の花を大切にした生活をしていきたいと思います。今年のカレンダーも、みなさんの時間の花となることと思います。

 カレンダーを買っていただけると、作業所のなかまの年末のボーナスに還元されとってもありがたいです。

 一本1000円で販売しています。どうぞ、よろしくおねがいします。

山科やすらぎの里共同作業所
京都市山科区日ノ岡坂脇町7−5
電話 075−591−7926
ファックス 075−591−7925
                担当 梅田順士


前進友の会・やすらぎの里
zensin@mue.biglobe.ne.jp
http://zenshi-tomonokai.hp.infoseek.co.jp/



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