1999年

今津さん・えばっち三泊四日東京の旅  週刊「街ニュース」第317号(1999年6月1日発行)
 あひーーい、行って来ました二人で一緒に、わぉう。
ところが、しょっぱなから二人は離ればなれに。きむさん元木さんとあの広い東京駅を捜し回り、でも人間って不思議なもんやねぇー、結局最後は今津さんと出会えた。初っ端からご迷惑を、すんませ−ん。

 そして時は去年11月、「しんまつ」の部屋で、大歓迎してもろうて、その夜久しぶりに田中ひろしさんや、やなさんとも会えて、うれしかったなあー。そして足立病院で患者会をこさえるぞーというなかまにも出会いがありました。現在活動を開始したとの事、京都より、エールを送ります。「しんまつ」のホッとするアパートで、今津さんとふたりで寝ました。キーサンサイボーグ今津さんは、えばっちがクスリ飲んで寝てしまうまで、喋っておられました。

 翌日は「街」というところへ連れて行ってもらいました。スンゴイ出会いでした。なんとホームページの話のなかで前進友の会のホームページをこさえちゃろうという話に発展、なんと現実になってしまったのです。いやはやなんとも、すんごい。いつかは、やらにゃぁいかんとは思うていましたが、今、現実に友の会でパソコンしているのは、この出会いがなかったら、こう早くはなかったと思います。これで「ごかい」のホームページとも繋がる事ができて、ばんばんざい。「しんまつ」「街」のみなさん、ほんま、おおきにぃいいー!

 そして今「街」は若者達が患者会「自由広場・武蔵関」をたちあげて活動中、ほんま、元気で、輪が広がりました。京都より応援の気持ちを送ります。

 さてその翌日は厚生省での『処遇困難者専門病棟』阻止共闘の団交に参加、キョーレツ! どこやらの名古屋の全国ナントカがたった一人で厚生省と交渉を持ったいうても、それは<密約>になってまうで、テープも取ってないちゅうやし、<密約>や言われても仕方ないやろが、そいで<アリバイづくり>に利用されるだけでっしゃろが。

 ところが『精神保健福祉法法改正専門委員会』で『処遇困難者専門病棟』をつこうたんは許せんと、もう会議室にはいりきれんほどに溢れかえって凄い熱気、さしもの課長補佐三人組「念書」(資料として同封)を書く羽目に。

 「全障連」もやる時ゃぁやるなぁ−「仙台」からも「宇都宮」からも「八王子ホット」からも「ニューカトレア」からも「しんまつ」からも、ナント昨日の晩会ったばかりの「街」の青年達もきてるし「足立病院で患者会をこさえるぞ−のなかま」も、こりゃぁー、こりゃあースゲエ。キョーレツな一発みんなでかましました! いやっほーう!

 えばっち完全に切れちゃった時もあって、今津さんも飛び出しそうになったけれど、ナントもろさんが今津さんの上に座っちゃって止めはったん思いだすわぁー。ところで、この時点では『法改正専門委員会』に全精連のカトウマキコが参加して厚生省のアリバイ作りに一役かったとさ。今現在ナント参議院で全会一致で可決して衆議院にまわっているとの事、空いーた口がふさがらんのは、参議院での参考人が全家連のアボガドイケハラ、日本精神病院協会のアクトクカワザ、会長にやどかりアンポンタンヤナカ、それに大阪精神医療人権センター大精連のネワザ師ヤ マモトミユキだと。オイオイ、国会のアリバイづくりにまで手を貸したるんかいや。でも偽名でもいけるんやなぁー。ほんとはニシダヒロコやろ。偽名と知って国会の参考人になってられるんやから、もう別に厚生省でも脅成とはみなしてへんのやろなぁ。

 それにしても今度の『改正』異様なザマや。行政権限と指定医の権限が益々強まってる。本人同意も親の同意もない医療保護入院なんてありかよ! 「応急入院指定病院制度」拡大で指定医の診察と行政権限での「強制搬送制度新設」との合体技でついに実質「精神科救急システム」が法定化されたわけや。…恐ろしい恐ろしい。厚生省のアリバイ作りに手を貸した奴ら、いつかバチ当てたる、待っとれや。

 そもそもなんで「精神保健福祉法」が必要なんや。「泌尿器保健福祉法」があるか。「肛門科保健福祉法」があるか。「整形外科保健福祉法」があるか。なんで『精神科』にだけ特別な法律、ずっとやり続けるんや。「精神衛生法」の時代から、この法律の基本は変わってないやないか、結局のところ『強制入院制度』をどう保証するかだけや。だったら『改正』ちごうて『撤廃』しかないやろうが、そんな事も分からんように成り下がってしもうたんかいや。

 前回の『改正』は、言っちまえば、精神病院経営者の皆さん<医療>だけでは儲からんでしょ、 病棟機能分化やら社会復帰施設やらその他にも色々ルートを法定化してあげますから<福祉>の方からも儲けてください。そいで手帳として精神病者の総背番号管理台帳をつくっとこ、後々これで……もできるしちゅうわけや。で今回は前記したとおり、恐ろしい恐ろしい「強制搬送制度」。次回はもっと恐ろしくなるやろ。「犯罪者精神病棟」か、それとも「触法精神病患者病棟」か、「重症患者専門治療保安病棟」か、とにかく実質『処遇困難者専門病棟』ができるんやろ。

 ずっと、それに手を貸しアリバイ作りをやり、みずから制度政策提言していった<共依存型良心派改革派医療従事者>の諸君、首を洗って待ってなはりや。今度はバクチクじゃあ済まんで。

 ところで、この時のオモロイ話がもう一つ、この団交の時課長補佐ばっかり三人で、課長はどうしたんやと聞くと、ハッキリ全家連大会に出席していますだと。そうやそうや、全く同じ日程で、全家連は武道館と京王プラザホテルで大会や。こんなとこで大会やる金どこから出てるんやろ。実は、ズバリそういう質問が会場から出たけれど、理事長のヤマシタよう答えんかったとさ。

 ハートピアきつれがわの金も不明瞭極まりない状態になってるしなぁー。そいで、きつれがわの足元に火が着いて、反乱起きたちゅうて聞いたゾォー。

 そいでわしらが厚生省団交で集会しているちゅうのを知ってて、明日は絶対あいつら来る、どうするかちゅう対策会議まで開いてて、即座に警察呼ぶと決めようとした時、それはあいつらの思う壷やからやめなはれと、忠告してたのがシンポジストとして出席してた名古屋の女0様だったと。アーヤレヤレ、ほんまにこいつらはなぁ−、全家連組織部長オケタニ君よ、また会おう、その時は…アヒ!だけで、全家連がこんなに脅えてくれてたとは、うれしい限り。とにもかくにも、ものすげぇーこれぞほんまもんの団交ダンコーちゅうやつでしたね。いやっほーーぅ!

 その晩は、今津さんと二人で八王子ホットに泊まらせてもろうて、その時ちょうど駅に着いたらバッタリ堀部さんにも出会えて、多田さん・えばっち・今津さんみんな、口々に、やって来たでぇ−つって、堀部さんに言うたんよねぇ。やったやった言うてねぇ。

 もう、えばっちはダウンしてしもうたけれど、今津さんはホットの大野さんと朝まで語りあかしたって。多田さん。そしてわざわざ、昼食こさえてもろうて、みんなでテーブル囲んで食べたねぇ。また、行きたいでーすぅ。大変やろうけれども、患者会たまりばを開き続けようねぇ。い

 よいよ、帰りの新幹線の中、スーパーサイボーク今津さんは、さすがに疲れておられましたが、それでも喋ってはりました。スーゴーイ! 今津さん、また一緒に行こうねぇー!

    キーサン革命バンザーイ!!!                      

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