オープンスペース街・日誌


2004年6月@
5月Eへ 6月Aへ

 ヨッシーとジュゴンの家    6月参加スケジュール!
6月4日(金)
    有事法制を廃案へ!国会を動かそう! 
         6・4緊急大集会   
日比谷野外音楽堂     18:30〜19:30
6月12日(土)   ヨッシーとジュゴンの家ライブ!!

オープンスペース「街」   18:00〜
6月13日(日)   STOP WAR! つぶせ!有事法 6.13集会

芝公園23号地    14:00〜15:30

6月4日(金) 「街」日誌

与論島から送られてきた沢山の貝 椅子を素早く修理するハネやん 今日の昼ご飯、ヨッシー作スパゲッティ









「スパスパ人間学」情報を早速使う→
布団生地、今日も好評!








沖縄アピール!洋平くんとヨッシー
有事法制いらない!自衛隊を今すぐもどせ!小泉内閣たおそう!
6・4 日比谷野外音楽堂に行ってきました!! 写真速報!
新城せつこさん 天野美恵さん
田中康宏さん 弁護士、高山俊吉さん イラクに行った、高藪さん
夕ご飯 in HIBIYA!!
会長、今日はタンバリンを肩にかけてきました
「ヨッシーとジュゴンの家」。  オープニングに、「壊せ!」 「カンパ要請ソング」など4曲歌う
辺野古へのカンパをいただきました!         デモしゅっぱーつ!
日比谷から東京駅まで銀座の街を、練りあるく!!
途中、デモの観客とぎゅっと力強い
握手をしました!
「街」に帰って、かんぱーい!

阻止行動47日目
6月4日(金)
・防衛施設局は来ませんでした。

今日は参加者も増え、約100名での座り込みが行われました。

満月の日は潮がものすんごく引きます。これを「大潮」といいますが、今日は私も見たことがないぐらい引いていました。ジュゴンが食べる海草のところまで歩いていけるのは初めての経験でした。海ってとーっても素敵な場所です。毎日表情が違う。

午前中から命を守る会のおばぁ達が集まってくる、集まってくる。おばぁ達は台風のようにその場を作る。手際がよいというのか・・・
食事について「あれはこうしたほうがいい!!」とか「いやああしたほうが!!」とか論戦している。わーわーわーわー言い合いながら愛情たっぷりのそーき汁が出来る。そのできる仮定を見ている私は台風か戦争があったという感想しかない。いや「料理とは戦争である」なんちゅうことを体言しているというべきか。本当にすごい・・・
そーき汁は大好評!おかわりしたい人が殺到したとか。
でも振舞っているおばぁ達が一番楽しそうでした。「闘いは楽しみながら継続すること」を教えてくれているようです。
4月19日、歴史が大きく動いた日。東恩納琢磨さんはいいました。「継続こそが私達の勝利」だと。闘いの原点に常に帰ること。おばぁ達はいつも体を張って教えてくれる。
基地建設を止めよう!真実はそこにある!!
                                        

東京新聞

発煙筒投げ窓ガラス割る

ローマで15万人反米デモ

 ブッシュ米大統領のイタリア訪問に抗議してローマ市内の数カ所で4日、計約15万人が参加した反米デモが行われデモ隊がごみ箱に放火したり、発煙筒を投げるなどの騒ぎとなった。デモ隊は規制に当たった警官隊にも瓶などを投げたため、警官が催涙弾を使って鎮圧した。

 ローマ大学近くの空軍の施設には発煙筒が投げ込まれ、窓ガラスが割れた。

 世論調査によると、イラク南部ナシリヤでのイタリア軍駐留に国民の約60%が反対するなど、イタリアではベルルスコーニ政権への批判が高まっている。

  
                                            写真:independent media center



読売新聞
若い兵士の門限0時!在日米海兵隊、事件事故防止へ

 在沖縄米海兵隊報道部は3日、「基地外への外出規制カード」制度を導入し、若い兵士の深夜外出を原則禁止すると発表した。

 多発する事件事故を防止するためで、岩国基地(山口県岩国市)を含め在日海兵隊員すべてを対象とし、11日から実施、解除期限は示していない。

 発表によると、3等軍曹以下の兵士は午前0時から同5時まで外出禁止で、生活態度が特に優秀と判断された一部の兵士に限って禁止措置が解除される。カードは、階級、年齢によって分かれ、出入りの際にゲートで提示する。

北海道新聞
難病4疾患、道が助成打ち切りへ 対象は4万2千人  2004/06/03 07:30

 道は2日、財政再建策の一環として、肝炎や慢性甲状腺炎の橋本病など難病4疾患への単独助成を打ち切る方針を固めた。障害者などへの医療費給付事業の打ち切りに続く措置。今回の対象患者は4万2千人に達し、患者団体は「弱者の狙い撃ちは、財政再建の手段としてふさわしくない」と猛反発している。 道は来年度からの「財政立て直しプラン」の中で難病医療費助成の削減を打ち出し、専門医による検討委を設置。道が単独で医療費を助成する七疾患のうち、国が治療研究をしていない肝炎、橋本病、下垂体機能障害、ステロイドホルモン産生異常症の四疾患について論議していた。

 このほどまとまった報告書は、助成対象にすべき「難病」の要件を《1》症例が少ない《2》原因不明《3》治療法が未確立《4》長期間、生活に支障が出る−と定義した。

 そのうえで四要件に照らした結果、肝炎は認定患者が二万六千人(治療中でない患者を含む)で希少性がないとし「日常生活に支障なく就労している人もいる」と報告。認定患者が二万三千人に達する橋本病も「希少性がなく、日常生活も良好に送れる」と結論づけた。

 残る二疾患も「治療法があり、治療を要しない場合もある」とし、四要件を満たさないとした。

 報告書は四疾患に対する今後の助成について「要件に合わず、他の病気との不公平感をぬぐえないことから、他事業への移行や廃止が必要」と指摘した。これを受けて道は、橋本病は緩和措置後に廃止し、肝炎は重い症状に限定した補助事業への移行を検討している。

 難病の道単独助成は、二○○三年度で四十九億七千万円(概算)。このうち肝炎が70%、橋本病が16%を占める。肝炎は長野など三県、橋本病は埼玉など七県が独自に医療費を補助している。

 道肝炎友の会の加藤博史事務局長(66)は「道の助成がなくなると、一カ月の自己負担は八万円近く増える。肝炎患者は五十代以上の年金生活者が多く、治療を遅らせる人も出てくる」とする。

 道難病連の伊藤たてお専務理事は「日常生活を支障なく送っている難病患者はごく一部。道は財政再建ありきで、患者の実態すら分かっていない」と批判。障害者団体と連携し、反対署名や高橋はるみ知事への要望活動を続ける方針だ。

朝鮮日報
経済団体の「中国窓口強化」相次ぐ
 中国に対する韓国経済の依存度が高まるにつれ、全国経済人連合会(全経連)をはじめとする主要経済団体も中国関連の窓口を新設するか、強化している。 
 
 全経連は今月下旬、部長クラスの幹部を北京に派遣し、中国事務所の開所準備作業を本格化すると4日明らかにした。中国事務所のオープンは今年9月を目標としている。 
 
 これに先駆け、大韓商工会議所も今年3月、国際本部内に中国チームを新設し、中国内組織「中国韓国商会」の事務局の役割を果たしている北京事務所の人数と役割を拡大する措置を取った。 
 
 韓国貿易協会は1992年から北京支部を運営してきたが、2002年に上海支部を追加設置し、運営中だ。 

沖縄タイムス

絶滅危ぐ種指定せず/ノグチゲラ 米政府、見直し作業で

 沖縄本島北部だけに生息する国の特別天然記念物ノグチゲラの保護について、米国魚類野生生物保護局は三日までに、米「種の保存法」の絶滅危ぐ種への指定を事実上先送りすることを決め、官報に公示した。

 同様に検討し直した世界の七十三種の鳥類のうち、指定の優先順位は四十番目で、早急な保護対象とは認められなかった。

 今回、優先度の高い五種が指定を受けたため、今後の待機順は三十五番目となる。

 同局はノグチゲラについて、「現存する世界で最もまれな種」と評価。森林の開発などで生息が脅威にさらされていることを認めながらも、「日本政府の法律で保護されている」などとして、優先順のランクを十二段階の「七」とした。

 生息域で米軍北部訓練場のヘリパッド移設の計画があることなどについては触れていない。

 指定については五月、検討し直すことで米魚類野生生物保護局と米国の自然保護団体「生物多様性センター」が和解。それを受け、同局が見直し作業を行った。<2004年6月4日 朝刊 31面>


市民の心配意見書に/アセス方法書 名護でワークショップ

 米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う環境影響評価(アセスメント)の方法書への意見書提出期限を前に、名護市の市民団体「市民アセスなご」(森山憲一、宮里要共同代表)は三日、意見書づくりを支援するワークショップを開いた。参加者は「どうして辺野古かきちんとした説明がない」「飛行機の洗浄液が流されると、海のものが食べられなくなるのでは」など、方法書への疑問、アセスで明らかにしてほしい市民の心配を意見書にまとめた。

 森山共同代表は「物事を動かす力になるのは市民。(アセスが適正に行われれば)事業の形を変え、やめさせられる可能性は十分ある」と説明。一つでも多くの意見書提出を呼びかけた。

 市内外から約二十人が参加。グループディスカッションで意見を出し合い、文書をつくった。文書は、作成した個人名で同団体が郵送する。

 方法書は、アセスで何をどのような方法で調べるのかを決める「アセスの設計図」とされる。期間内に誰でも意見を述べることができるが、意見書として文書で出さなければならない。

 同方法書は四月二十八日に公告縦覧を開始、今月二日に終了した。専門家らから「内容が不十分」「欠陥方法書」との批判が出ていた。

 意見書の提出期限は今月十六日。市民アセスなごは、八日午後二時、十日午後七時、十五日午後二時と七時に、名護市労働福祉センターで同様のワークショップを開催する。

施設局職員に追加署名渡す/調査反対の市民有志

 米軍普天間飛行場代替施設に伴うボーリング調査に反対する市民有志は三日、名護市辺野古の座り込み現場を訪れた那覇防衛施設局職員に、ボーリング調査の延期を求める五千十人分の署名を手渡した。過去二回の提出分を合わせ、署名は一万七千百六十六人分となった。

 市民有志代表が、施設局の和泉孝夫土木課長に手渡した。文書で「ボーリング調査断念と基地建設そのものを再考してほしい」と訴えた。




6月3日(木) 「街」日誌

「コンビニでバイトしてたんだー」
と沖縄物販を手伝うナベちゃん
靴の整理をするおおやじさん




   値段付けをするエミちゃん→
今日の昼ごはんはお蕎麦と天ぷら 芋天うまーい! しょうちゃんが作ってくれた
福寿来カメシール。
布団の生地大人気!京都・島本さんアリガトウ! 会長、久しぶりに来店!



今日の夕ご飯はタカちゃんが作った
鮭のホイル焼
食後は店内ミニピースウォーク。
「戦争反対!」
せーの、プーー!
ぶぉー!!!
最後に、筋力トレーニング!

辺野古、現在15時30分
防衛施設局が来ました。
人数は9名。レンタカー2台です。
代表者の大西さん、森山さんが対応をしています。
今のところ、突っ込んでくる様子はありませんが、人数が少ないのが気になりま
す。
集まれる方は辺野古へ集まってください。
阻止行動46日目
6月3日(木)
・防衛施設局が午後3時30分に来ました。

今日、午後3時30分防衛施設局はくるま2台、施設局員9名できました。「退去していただきたい」ということと「基地建設を進める」ということを通告しにきました。
県議選挙の中で来るということ、不可解です。県議選挙が開けた直後に来る可能性は十分にあります。常に厳戒態勢ではありますが、警戒が必要です。
今日の来訪では雨でぬれた歩道に座り、私達から署名5000筆を手渡しました。その思いを彼らはどう受止めているのだろうか。

お昼ごはん、団結弁当は「カレー」。せっちゃんいわく、「カレールーをたとえば甘口と中辛を混ぜて使うと、香辛料が混ざってこくのあるカレーになるよ」だそうです。毎日の生活の中で生活の知恵を炊事場のおばちゃん達から教わっています。
今日は前日座り込みに来ていた新潟の方から「竹の子」が届きました。(下の写真が竹の子を持った夏芽さん。おしゃれ・・・?)こんな手紙と共に。

「沖縄訪問中はみなさまにお世話になりました。新潟の家に帰ってきたらあたりの山はすっかり初夏の色になっており、ウラの竹林では竹の子が”ニョキニョキ”です。あわててとってお世話になったみなさまに送らせてもらいます。これは”破竹(ハチク)”種類の竹です。アクが少ないのでそのまま茹でてもよいのですが、米のとぎ汁でゆでたあと、だし汁、その他で煮て食べたり味噌汁に入れたりして食べてください。ハチクの勢いで攻めてくる国、防衛施設局に負けないで共にがんばりましょう。」

明日、おばぁ達が「そーき汁」を座り込みの人達に振舞いたいということで午後から命を守る会は「おばぁだらけ」。まるで台風のようです。ある意味、防衛施設局よりもずっと恐い。
手際よく大根を剥き、昆布を茹でる。後はその汁でそーきを炊くだけ。今日のたけのこも明日炊く予定です。
来られる方はぜひ辺野古へ。明日がすごーく楽しみです!!

ホームページ、メーリングリストで日誌を見られている方へ、便利な情報ですが、このホームページ「http://diary5.cgiboy.com/2/henokonikki」を携帯電話からも見ることが出来ます。携帯電話を持っていない方はみられませんが、持っている方は手軽でいいと思いますよ。
                              

A&U情報 
A&U 京都事務局 <http://jp.f25.mail.yahoo.co.jp/ym/Compose?To=aukyoto@yahoo.co.jp&YY=23751&order=down&sort=date&pos=0&view=a>

 イラクでの人質虐待はラムズフェルドの命令で行われて いたことが明らかになっています。もはや民主化の仮面 は完全に剥がれ落ち、金儲けしか考えていないブッシュ の本当の姿が見えてきました。  
 これに対して小泉政権は、ACSA(日米物品役務相 互提供協定)を結び、自衛隊の米軍支援活動を大きく拡 大しようとしています。さらに国民保護法制で、対北朝 鮮戦争を想定した軍事訓練を制定直後から私たちに強制 しようとしています。戦前と同じ社会が明日にも復活し 、私たちに戦争の全ての犠牲が強制されようとしていま す。

この有事法制の強行採決に対し、日本の労働者は「戦争 動員を拒否する」と、粘り強く闘っています。
お知らせです。
「有事法を廃案へ! 国会を動かそう ! 6.4集会」
(6/4 18:30〜東京日比谷公園・野外音 楽堂 主催:6.4緊急大集会呼びかけ人一同)
に参加しま しょう。当日早朝6:30熊野寮に集合し、レンタルバスで 東京に向かいます。交通費は往復6000円です。参加した い人はできるだけ事前にメールをください。

統合失調症とともに(15) 森実恵(寄稿連載)
 2004/04/18 大阪読売朝刊 くらし健康・医療面  

◆必死の叫び 「言葉のサラダ」に
 
 「言葉のサラダ」というのは、統合失調症に時々見られる症 状を指す精神医学 用語ですが、言い得て妙な文学的表現だと思います。  
 助詞や助動詞の使い方がめちゃくちゃになり、単語が正しい結びつきをせず、 てんでばらばらな状態で表現してしまうのです。シチューのよ うに素材が混じり合ってなじんだ状態ではなく、サラダボウルに盛られた野菜が 好き勝手に点在している様子を想像してみて下さい。
 病状の安定していない患者は、頭の中に常に対立する二つの 考え(生きねばならない、いや死んだほうが楽だ、など)を持つため、いつも渦 巻くような葛藤に苦しんでいます。そのうえ勝手なことを命令する幻聴や妄想、さらに狭い人間関係の中でのあつれきなどが加わると、脳の中は爆発寸前の混沌 とした小宇宙のよ うになることがあります。
 そうなると自分の考えを整理できないため、文章に書いてまとめてみたくなるらしく、言葉のサラダ満杯の「奇妙な研究論文」をしたためることがしばしばあります。  
〈がめつイ。無理矢理入院さす。受け付けでカと舌打ちし、 カルテをイが見させた。アと裏取引。このまま入院さす。裏口からワナにはめられ、逃がす。〉  
(がめつい医者=イと略しているのは逆に自分が訴えられる のを恐れるため=。 自分が入院させられそうなので、逆に医者を入院させたい。受け付けで看護師が 舌打ちし、医者にカルテを見せていた。姉と医師が裏取引をしているようだ。姉を入院させる。わなにはめられたので、裏口から逃げるしかな い)
 文体は千変万化しますが、内容的には被害妄想、あるいは誇大妄想的なことが 多いようです。「〜させる」といった使役動詞を頻繁に使うのは、自分自身が幻聴に支配され、その命令で行動する「させられ体験」があるからだと思われます。
 書き上げると一時的に溜飲が下がるのでしょう、脳の中のカオス(混沌を吐き出すために次々と論文にまとめていきます。
 論理が明らかに歪み、文法も壊れているのに、「論文」と呼ぶのは、何となくアカデミックな雰囲気があるからでしょうか。あるいは緻密な 論理がどこかに組 み込まれているからかも知れません。もともと教育のあった人 の文章は、その名残をとどめています。
 私自身に、このタイプの症状は出なかったようですが、患者仲間の「論文」を読むのは好きでした。脈絡のないガラクタのような文字列でも 、同病者ゆえ、何を言いたいかは大体わかるからです。  この病気になる人はもともと勘が鋭く、先の先まで考えます 。空理空論にいつも振り回され、自分の首を自分で締め、アリ地獄の中に落ちていくような傾向があります。そうした状況でもがき苦しみながらの必死な叫びが 、「言葉のサラダ」 なのでしょう。  

<小っちゃな神様>
  私の心は暗闇です/光など射さない永遠の暗闇です/けれど 、そんなと ころにさえ

 /小っちゃな/小っちゃな神様がいる/その小っち ゃな神様は/時々、 ニコッと微笑んで

 /ごほうびを下さる/感動の涙/一しずく/ 優しい言葉/一し ずく/友との出会い/一しずく

 /小さな勇気/一しずく --------------------

「Peace Choice−平和のための選択」 第三回【ピースチョイス企業情報】

企業名: カーライル・グループ(Carlyle Group) www.thecarlylegroup.com
・ 未公開株投資会社として1987年設立
・ ワシントンD.C.本部所在、世界14ヶ国にオフィスを持つ
・ 社員約500名
・ マネージングディレクター70名、投資プロフェッショナル300 名を擁す
・ 共同創業者兼マネージング・ディレクター(三名): ウィ リアム・コンウェイ・ ジュニア、ダニ  エル・ダニエロ、ディビッド・ルビンスタイン
・ 会長:ルイス・ガースナー
・ 名誉会長: スランク・カールッチ
カーライル・グループ(以下、カーライル)は、世界最大級の 未公開株投資会社とし て投資活動を行なっており、運用総額は約180億ドル。政財界 出身のボード・メン バーからのアドバイスをもとにして、株式未公開企業の株を売 買して利益を得てい る。同社自身の株式も未公開で経営形態がパートナシップ制で あるために、上場企業 のような情報開示義務がなく、財務関係の諸情報、社員や顧問 への報酬、投資家に関 する情報などベールに包まれた部分が多い。

★カーライルと国防契約企業★
2001年9月11日、ニューヨークのワールド・トレード・センタ ーに飛行機が激突して 炎上したというニュースは、ワシントンDCのリッツ・カールト ン・ホテルで行われて いたカーライルのビジネス会議を中断させた。 この時の会議にはオサマ・ビン・ラディンの兄弟が出席してい たとされている。また 前日のビジネス会議では、カーライルの上級顧問であったブッ シュ元大統領(2003年 10月に上級顧問から退任)がオサマ・ビン・ラディンの兄弟と 同席していたというこ とである。この時、サウジアラビアの大富豪のビン・ラディン 家は、カーライルの大 投資家であった。 カーライルの現名誉会長は、カーター政権時にCIA副長官を務 め、レーガン政権時に 国防長官を務めたフランク・カールッチである。彼は国防総省 とのつながりを背景と して、カーライルに国防契約企業で未公開株式企業の「ユナイ テッド・ディフェンス ・インダストリー社」(以下、UDI: United Defense Industries )を買収することを 薦め、それに従ってカーライルは1997年にUDI社を買収してい る。 9/11は国防軍需産業の株価を急騰させ、カーライルに今まで にない戦争景気をもた らすことになった。9/11の後の2001年12月にUDI社が上場株式 企業になったことを契 機に、カーライルはUDI社の株式を売却して大金を得ている。 2000年から2002年における米国防総省の契約企業のリストによ ると、UDI社の契約総 額は33億8200万ドルで上位11番目の契約企業となっている。同 社が国防省に納入して いる軍需品は、戦闘車、水陸両用艇、ミサイル発射機、高精度 弾とその発射システム などである。 また、国防関連企業として国防総省からイラク石油関連事業の 発注を受けたハリバー トン社(チェイニーが副大統領就任前まで最高経営責任者であ った)もカーライルの 投資先企業である。

★カーライルと元米国政府高官★
カーライルは米国内および世界中の政財界関係者や富裕層投資 家と結びつきを持つ投 資企業として有名である。 ブッシュ元大統領がカーライルのアジア・アドバイザリー・ボ ードの上級顧問であっ た他に、息子のブッシュ現大統領は1989年から1994年まで理事 に就任しており、さら に現国務長官のコーリン・パウエルもかつて一時期、カーライ ルに雇われていた、と されている。 また、元イギリス首相のジョン・メージャーはカーライル・ヨ ーロッパ会長、元国務 長官(父親ブッシュ政権時)のジェームズ・ベーカーは業務の 戦略的助言を行なう上 級顧問、元行政管理予算局長官(父親ブッシュ政権時)のリチ ャード・ダーマンは投 資プロフェッショナルに助言を行なう上級顧問兼マネージング ・ディレクター、前証 券取引委員会議長(クリントン政権時)のアーサー・レビット は戦略的業務に関して 経営陣に助言を行なう上級顧問に就任している。 その他、海外の政治・経済関係者としては、カール・オットー ・ぺール(元ドイツ連 邦銀行総裁、ヨーロッパ中央銀行の規約を作った)、エーバー ハルト・フォン・クー エンハイム(BMW取締委員会代表)、フィデル・ラモス(元フ ィリピン大統領)、ア ナン・パンヤラチュン(元タイ首相)、朴泰俊(パク・テジュ ン元韓国首相、韓国自 民連合総裁)などがカーライルの企業顧問に名を連ねている。 (注: ラモス元フィ リピン大統領は、アジア・アドバイザリー・ボードのメンバー だったが、2004年2月 にボードは解散している。)

★カーライルとビン・ラディン家★
オサマ・ビン・ラディンの兄弟がカーライルの会議に出席して いたことからもわかる ように、カーライルとビン・ラディン家にビジネス関係がある ことは疑いのない事実 である。 カーライルとビン・ラディン家との関係は、湾岸戦争から4年 目にあたる1995年に、 オサマ・ビン・ラディンの家族が経営していた総合建設業の「 サウジ・ビンラディン ・グループ」が、カーライルの株式を200万ドル購入したこと から始っている。 さらに驚くべきことは、「サウジ・ビンラディン・グループ」 の財務資産は、カーラ イルによって管理・運営されているということである。 2003年4月にポルトガルのリスボンで開催された米国軍需企業 の会議に参加したカー ライルは、イラク復興に関わるビジネス案件について話し合っ た他に、オサマ・ビン ・ラディンへの資金援助が続いていることを米国政府関係者に よって懸念されている ビンラディン・グループとの関係についても話し合われた、と ポルトガルの英字新聞 「ポルトガル・ニュース」は伝えている。 サウジアラビア関連では、カーライルは年間5000万ドルでサウ ジアラビア国軍の訓練 を請負っている企業にも投資していると報道されている。 また、ブッシュ現大統領がテキサスの石油会社であるハーケン ・エネルギー会社の社 長だった時に、ハーケン社にバーレーンの石油利権を得させる ための主要な手助けを 果たしたのはビンラディン・グループであった、とも報告され ている。実際この時 に、オサマ・ビン・ラディンの兄弟のサレム・ビン・ラディン は、米国のエージェン トを通してハーケン社の取締役をしていた、ということである 。

★カーライルの投資先企業例★
カーライルは、航空・防衛、自動車、消費財、機械・部品、エ ネルギー・電力、ヘル スケア、ITおよびビジネスサービス、通信・メディア、輸送な どの業種を主な対象と して投資している。 その中でも、身近な一般消費財・食品の製造企業への投資とし て注目されるのは、ソ フト・ドリンクの「7Up」を製造している「ドクター・ペッパ ー/セブン・アップ・ ボトリング・グループ」(テキサス所在)の株式の53%を所有 していることである。 日本で「7Up」は、サントリーが販売元となって、ペプシコー ラの商品の一つとして 販売されている。 また、米国連邦航空管制局に航空管制コントロール機器を供給 している「フェデラル ・データ・コーポレーション」(年収120億ドル)もカーライ ルの投資先である。 2003年始めに先述の「ユナイテッド・ディフェンス・インダス トリー社」との契約調 印により、トルコとサウジアラビアの軍隊に国防航空システム を供給することになっ ている。 さらに「テロとの戦争」における疑わしい接点は、9/11の後 に米国内を騒がせた炭 疽病のワクチン製造の独占権を持っていた「バイオト・コーポ レーション」(Biot Corp.)をカーライルが所有していることである。

★ カーライル・ジャパン★
カーライルは日本事務所を東京都内に置いて、日本国内の企業 への投資(買収)活動 を開始。 日本政府は税金を政府系金融機関である日本政策投資銀行を通 じて「カーライル・ ジャパン」に40億円投資していると報道されている。 ブッシュが再選した場合の第二期政権は、対北朝鮮強硬策に転 換するといった噂が流 れているだけに、カーライルがイラクの次の戦争景気をねらっ て、日本への投資を熱 心に始めているとも考えられる。 日本国内の投資機会の発掘などに関するアドバイスをしている アドバイザリー・ボー ドのメンバーは以下の8名である。 ・ 椎名 武男(現 日本アイ・ビー・エム株式会社 最高顧問) ・ 西室 泰三(現 株式会社東芝 代表取締役) ・ 横山 禎徳(元 マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支 社 ディレクター) ・ トーマス・フォレイ(元 駐日米国大使) ・ モハマド・ジャメル(現 ALJグループ/サウジアラビアの トヨタ車ディラーの最 大手社長) ・ ジェームズ・ベーカー (現 カーライル 上級カウンセラー 、元 米国国務/財務 長官) ・ フランク・カールッチ(現 カーライル 名誉会長、元 米国 国防長官) ・ エバン・グリーンバーグ(現 エース・リミテッド 副会長 )

★カーライルへの抗議行動★
以上、いくつかの観点からカーライルの投資活動の実態に迫ってみた。カーライルが 自社を投資会社であると明言しても、カーライルは投資活動に よって武器を作り、戦争を推進し、さらに戦争政策に影響力を持つ人たちとの関係で 利益を得ている企業であると言える。それらの点から、米国内の反戦団体はカーライ ルを完璧な軍産複合体を具現化した企業と見なして、抗議の対象としている。 しかしながら、その企業内容の秘密性に加えて、消費者との直接的な接点が少ないた めに、世界的なボイコット運動の対象企業とはなっていない。 また、米国内では、反戦団体がワシントンD.C.本部オフィス・ビル前での抗議デモを数回実施したが、その他には目立った抗議行動の展開は見られないのが現状である。 とは言え、カーライルに9500万ドルの投資をしていた機関投資家である「ロサンゼルス郡職員年金組合」の多くのメンバーが、倫理的な理由にから 、カーライルへ投資していた基金を他の所に移したい意向を示していることが伝えられている。機関投資家 にこのような動きが広がれば、カーライルへの間接的な抗議行動として社会的インパクトを伴い、企業倫理追及の動きにつながる可能性がある。
〔参考情報サイト〕
★カーライル・グループ日本支社ホームページ: http://www.carlyle.jp/
★政治とテロと戦争と企業の結びつき: http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/terro/carlyle.htm
★Direct Action To Stop the War: http://www.actagainstwar.org/article.php?id=41
★United for Fair Economy “Unplug the Corporate War Profiteers ”http://www.faireconomy.org/press/2003/MoreBucksForBang_pr.html
★Independent Media Center “Corporate Criminal of the Week: The Carlyle Group”: http://indy.pabn.org/archives/211carly.shtml
★Common Dreams News Center “US Arms Group Heads for Lisbon ”: http://commondreams.org/headlines03/0404-13.htm
★Common Dream News Center “Osama Could Be Just About Anywhere ”
: http://commondreams.org/views01/1219-02.htm
★Behind Bushes: http://prorev.com/bush3.htm

(以上) ピースチョイス連絡会 www.3chan.net/~peacechoice/ 情報配信担当: 宮崎



6月2日(水) 「街」日誌
小美野さん来店! 枝野さん。1年前からパソコンを始めた
そうです。自分で取り込んだ写真を見せ
ていただきました!
「年を取っても、興味を持てばパソコンだ
ってできる!」ということを伝えたくて、病
院のデイケアでパソコンを教えているそう
です。
お茶の時間。かんぱーい! エアコン掃除をする富田さん。
埃が送風口にみっちり詰まっ
ていたたらしい
ニギヤカ店内。昼下がり

ハネやん作、野菜チャンプルーそば!
 



     ゴーヤチャンプルー→
食後はコールの練習!

辺野古・阻止行動日誌
5月31日(月)
・防衛施設局は来ませんでした。

今日は防衛施設局も来なかったので、とても静かな一日でした。
県民会議は今日の午後2時から那覇の防衛施設局で前回の「公開質問状」に対する回
答を防衛施設局に求めましたが、「2週間先に答える」との双方の了解の上でまたも
先延ばしになりました。
公開質問状は「住民説明会を行うのか答えなさい」というものですが、5月24日に
回答を求めた所、防衛施設局は「口答」での回答をしようとしたため県民会議が抗議
し、「7日間後」の回答となっていました。
防衛施設局のずさんな対応に座り込み参加者も激怒しています。

沖縄の未来を決める状況を彼らは「口答」で答えようとする。絶対に許せるものでは
ありません。

昨日の満月祭りを無事に終え、今日は片付けに追われていました。
午前6時30分ごろ「作業用の台船」が来たため一時緊迫しましたが、辺野古では停
泊しなかったのでとりあえず落ち着きました。
毎日が闘いである状況を継続し、長期的な闘いにも備え、一人ひとりが思いを新たに
して座り込みを継続しています。

命を守る会の裏側にはドラム缶風呂を造りました。今日は泊り込みの皆で始めての風
呂たきをして汗を流しました。ドラム缶の鉄分がなんともいえない「温泉」のような
お風呂にしています。うーん、ポイントは鉄分か!
そのうち、「命を守る会温泉」で有名になりそうです。
6月1日(火)
・防衛施設局が昼に来ました。

防衛施設局が真昼の11時に来ました。2台のレンタカーに8人の施設局員が乗って
「退去」と「基地建設を進める」ということを言いに来ました。
来るのが仕事とというのはずいぶんご立派だ。人の税金で給料をもらっておきながら。
これで防衛施設局が来たのは4月19日から合計で11回目です。
「手薄になればやるぞ」という姿勢はいまだに変えていません。私達はいつでも止め
る覚悟と状況が出来ています。

5月31日の毎日新聞朝刊に「在韓国米軍1万2千人日本に移転か。」という内容で
載っています。イラクに派兵する1万2千人を韓国とアメリカ本国には帰らせず
沖縄に駐留させるというのです。
今、韓国では「イラク派兵反対」「沖縄への移転は許さない」という趣旨のもとで各
地の集会を開いています。
こんなことを許してはいけない。「劣化ウラン弾」を浴びた米兵達が沖縄に駐留する
ということがどういうことなのか。人格破壊をして帰ってくる米兵達が沖縄で何をす
るのか。
アメリカ本国に帰さないという理由に「本国に帰したらイラクで人殺しをしてきた米
兵は何をするか分からない」ということがあるのです。自分たちで送っておきながら!
ベトナムで行われたことがもう一度沖縄で起ころうとしています。
ファルージャで大虐殺を行ってきた米兵達の沖縄は「癒しの場」でも「虐殺の場」で
も「沖縄が加担する場」でもない!!
基地建設も基地も軍隊も沖縄にはいらない。血まみれの米兵を沖縄にはいれさせない!!
6月2日(水)
・防衛施設局は来ませんでした。

午前6時30分にまたも沖合いに「作業用の台船」が現れたため現場は緊張が走りま
したが、辺野古の沖合いを通り過ぎるだけでとりあえず作業している様子はありませ
んでした。
今日の団結弁当は「コロッケ」に「葉野菜のサラダ」とってもおいしかったですー。
座り込みは少し人が少なかったものの大雨のなか整然と座り込みは続けられました。

世界中から届いたメッセージを紹介します。

2004年4月30日、ニュージーランドより
 みなさんの大きな成功と、この新しい米軍基地を止めるための努力における大きな
勇気を願っています。
 連帯して。
 ディエゴ・ガルシア基地の閉鎖を、チャゴシアンを故郷へ返せ。

 マルティーニ・ゴッチェ


2004年5月3日、ベルギー、「母なる地球のために」より
みなさんのたたかいを支持します
 友人のみなさん。
 わたしたちは「ノー米軍基地」のメーリングリストで辺野古の米海兵隊基地建設に
反対するみなさんの行動のニュースを受け取りました。
 私たちは、環境、非武装化、そして人権のためのみなさんのたたかいを支持します。 
ヨーロッパにおけるアメリカの核兵器基地に反対する私たちの運動もまた、市民的
不服従を行ってきました。私たちのウェブサイトで、より多くの情報、そしておそら
く少しは勇気づけられるお話をご覧いただけると思います。
 平和の名において
 デイビッド・ヘラー


2004年5月4日、プエルトリコ、ビエケス救済発展委員会より
 平和の友人のみなさん。プエルトリコ、ビエケス島から暖かいごあいさつを送りま
す。軍隊という死の機械に対して命を守るためのみなさんの努力を支持する私たちの
委員会からの、この心からの連帯のメッセージをお受け取りください。私たちは、米
軍を特徴づけている、動物、植物、そして人間の生命に対する不遜をよく知っていま
す。しかしまた私たちは、地域共同体が、その文化、遺産、そして未来の世代を守る
ために組織され関与するときに生まれる巨大な力も知っています。
 軍隊は愛に対抗する兵器を持ちません…平和に対しても…これらは、私たちの世界
をコントロールしようとする軍隊の狂気を終わらせるために私たちが使えるもっとも
強力な道具なのです。
 ビエケスは辺野古です!
 平和!平和!

ビエケス救済発展委員会
ニルダ・メディナ/ロバート・ラビン


毎日新聞

米軍再編・変革:
在日米軍の機能強化、鮮明に 在韓は段階的に削減−−米国防総省

 米国防総省が進めている世界規模の米軍再編・変革(トランスフォーメーション)は、在韓米軍の削減とは対照的に、在日米軍の機能強化が鮮明になっている。横田基地を中核とする在日米軍は、テロが頻発する中東など広範囲な地域へ展開できる「アジアの最重要拠点」となる。注目される沖縄の普天間飛行場移設問題については「極めてセンシティブ(高度に政治的)な課題」(米軍事筋)となっている。【清宮克良、及川正也】

 「在韓米軍は段階的に削減する方向だが、在日米軍の重要性は増してくるだろう」

 米政府高官は27日、毎日新聞の取材にこう答えた。

 米軍の見直し作業は現在、国防総省のファイス次官ら実務担当者が進めており、「抽象的な戦略分析から具体的な提案作りの段階」(米当局者)に入っている。アジア太平洋地域の米軍再編は在韓米軍の見直しから始まった。国防総省は17日、韓国の米陸軍第2歩兵師団第2旅団の3600人程度をイラクに派遣する計画を明らかにしているが、米軍事関係者は「イラクでの任務が終わっても韓国には戻らず、在韓米軍の削減が実質的に始まった」と話している。

 米軍事筋によると、国防総省は海外の米軍基地を4段階にランク分けしている。在日米軍は戦力展開拠点の第1ランクに位置付けられているが、在韓米軍は主要作戦基地の第2ランクに降格した。米軍横田基地での自衛隊との一体化や陸軍第1軍団司令部の座間移転を検討しているのは、米国が日本を地政学的、戦略的な最重要拠点と明確に位置付けているためだ。

 米上院も昨年11月に04年米国軍事建設歳出法を承認。同法は国防総省が12月末までに米軍再編などの勧告を含む報告書を議会と大統領に提出しなければならないと規定している。同法に従って海外基地の構成見直しに関する委員会が設置され、米ランド研究所のトムソン所長ら6人の委員が任命されている。ただ、イラク情勢の悪化は米軍再編にも影響を与え、米議会の見直し作業は遅れている。

 ◇「戦略論より政治問題」 日米間で交渉続く−−普天間飛行場・移設問題

 大型連休中の5月4日、訪米した自民、公明、民主3党の日米安全保障関係議員に、ラムズフェルド米国防長官は約30分にわたって米軍再編について説明した。

 長官は「我々は軍事力を歓迎される地域にだけ置く」と明言したが、在沖米軍に話題が及ぶと「沖縄の負担軽減は大事だが、沖縄だけがトランスフォーメーションではないはず……」と口ごもった。

 昨年11月に沖縄県を訪れたラムズフェルド長官に負担軽減を強く求めた稲嶺恵一・同県知事は29日、東京都内での講演で「沖縄の状況を把握してくれたのではないか」と期待感を示した。

 ただ、日本本土での司令機能再編を軸に在日米軍の兵力構成見直しが進む中、焦点の普天間飛行場移設問題は「戦略論よりも政治問題」(米軍事筋)となり、日米間の交渉がなお続いている。

 訪米議員団の民主党の前原誠司「次の内閣」外相が「代替施設の建設には十数年かかる」と見直しを求めると、同席したローレス米国防副次官補は「十数年もかかるのは喜ばしいことではない」と、米側のいら立ちを改めてにじませた。

 日米両政府の安保関係者の中では、辺野古沖の代替施設に代わる再配置構想について、沖縄県内の他の既存施設への統合・移転を軸に複数の案が浮上しているが、政府関係者は「どれも一長一短で決め手に欠ける」と指摘する。ローレス副次官補は「外務省、防衛庁と精力的な協議をしており、その結果を公式な提案に持っていきたい」と打開への意欲も示したが、沖縄の負担軽減と在沖米軍の抑止力をどう両立させるかの道筋は、すんなりとは描けそうにない。


久留米市教委に対する申入れ
久留米市教育委員会 
教育長   様
 教育委員長 様
子どもの良心の自由を侵害する「君が代」声量調査の撤回を求める申入書
 私たちは、学校現場での「日の丸・君が代」の強制により、子どもたちへの管  理・統制、差別や排外主義的な教育が進行することに危機感をもつものたちで  す。そして、その解消のために反差別、反戦などの幅広い視野での取組を続け  るものです。  
貴職が今春の小中学校卒業式・入学式における「君が代」斉唱の際、その歌声  の音量についての調査をなし、その結果を今月26日の市議会教育民生委で報  告したとのこと、2004年5月31日付西日本新聞朝刊記事にて知り、その  教育的配慮や人権感覚のなさに驚きを禁じ得ません。記事に拠れば「調査は、  今年一月に学習指導要領の順守を求める請願が市民から市議会に出されたのが  きっかけ。市議会教育民生委員会から要請を受けた市教委が、国旗掲揚の実績  などを含め、市内の四十の小中学校を対象に実施した。各校長と式に出席した  職員からヒアリングする形で行い校長らには事前に「声の大きさを調べる」と  連絡。声の大小の基準は示さず、校長らの「主観」が尺度となった。この結果 、  卒業式では「大」が十八校、「中」十六校「小」六校、入学式では「大」が十  六校、「中」が十九校、「小」五校だった。市教委は、「小」の各校に対し  「ちゃんと歌わせるように」と指導し、調査結果を今月二十六日の市議会教育  民生委で報告」とのことです。  発端となった請願は、「久留米市の教育を明るくする会」(会長 飯笹実)に  よるもので、請願の第1項目に、「1.国旗・国歌法に基づく国旗の掲揚、国  旗の斉唱を求める  国旗・国歌法が制定されてはや4年が経った。子どもたちが「国を愛する心」  「ふるさとを愛する心」「学校を愛する心」を持てる教育の環境づくりを要望  する。」とあります。
  貴職はこの要請のみではなく自らの判断で必要と考え、「まず、子どもたちが君 が代を知っていることが一番であるため、本調査をなしたとのことでした。  
学習指導要領に基づいて指導しているとしながらも、今回の調査の経緯は明ら  かに一市民の請願に偏った調査報告であり、教育の中心である子どもたちや教  職員、保護者のためになされたとは言えず、一部議員のためになされたものに  過ぎません。卒・入学式という行事の一プログラム「国歌斉唱」という教育内  容そのものに関わることに介入した行為であり、教育基本法10条「教育への  不当な支配」に反します。  そもそも「君が代」については、国論を二分する賛否両論があり、侵略の歴史  によって血塗られた「君が代」は軍国主義時代の天皇を崇める歌であり、嫌悪  や憎悪を強く感じる人たちが多く存在します。これを一律に子どもたちに「大  きな声で歌う」ことが望ましいとして「調査・報告」することは、子どもたち  の思想良心を侵すことです。  このような愚挙が二度となされないため、下記のことを申し入れ回答を求めま  す。
1.今回の「君が代」声量調査は貴委員会のこれまで目指してきた教育目標に合 致するも のか、明らかにされたい。
2.本請願の趣旨について、貴職がどのような検討をなしたのか。その結果、今 回の声量 調査に至った経緯について明らかにすること。
3.本件調査は「大きな声で歌うこと」を評価するものであり、歌えない子ども への人権 を侵すものである。「君が代」を歌えない子どもたちや保護者への配 慮、すなわち思想 良心の自由を保障するための手立てをなすこと。 4.以上のことについて明らかにされた上、本調査の実施を撤回し、今後一切の 調査・報 告を止めること。                                   以 上  




6月1日(火) 「街」日誌

初めてめざしを焼くタカちゃん



今日のお昼ご飯は豚汁とめざし。
青木さんに秘伝焼鳥のタレの作りかたを教わる。 おキヨさんに三枚肉の作りかたを教わる。 お茶の時間が本格お料理教室に!
中馬さんの
太鼓袋が出来上がりました!




         韓国のりの差入れ→
3:45、沖縄アピール!みなさん聞いてくーださーい!
飯田さんにいただいた美味しい醤油。
今日の夕ご飯は豚肉と水菜の鍋。


現在の辺野古。午前11時。
防衛施設局が来ています。いつもの表敬訪問といった所でしょうか。
車2台。施設職員8名で来ています。車1台は常に名護で常駐している可能性が
強い
ようです。
手薄であればやるぞという姿勢は変わっていない。緊張は続きます。

現在の辺野古。11時45分。
防衛施設局が帰っていきました。報告まで。
詳しい内容は日誌で。



パソコンのインターネット接続が不調だったため更新が遅れています。ご理解下さい。
5月28日(金)
・防衛施設局は来ませんでした。

梅雨なのか?と思うほど快晴で沖縄は連日30度ぐらいです。暑い!
防衛施設局が来なかったため今日はゆっくりとした一日でした。防衛施設局が来
ない理由として現在が「県議会選挙」だと言うこと。30日は辺野古で「ハーリー」
があること、そして「満月まつり」があることが大きくあるようです。
いつもながらにとても政治的な判断をするなぁと感じています。
名護の基地反対の県議、玉城義和さんは今回無投票で当選しました。夕方には結
果が出て、お祝いに座り込み参加者が出かけていきました。これからが勝負なのでが
んばってもらわなくちゃいけません。

辺野古はそのハーリーの準備でわさわさと忙しく動いています。
ハーリーは毎年行われていますが辺野古集落でも一番の行事であり、この日ばか
りは集落がお祭り気分一色です。
去年ハーリーを見ましたが自衛隊も米軍も参加するという変わった行事です。
恩納空軍自衛隊は「ブルー・サンダーズ」なんていう名前をつけてこのハーリー
の行事のために日々練習をしているのだそうです。案の定、去年はぶっちぎりで優勝
をしていました。「集落とのコミュニケーション」なんて考えているのだろうけれど
、ぶっちぎりで優勝する自衛隊を見てもうれしがる人は少ない。
逆にキャンプ・シュワブの米兵達がハーリーで船ごと沈んでいくのをみて「あき
さみよぉー」と拍手喝采。沈む米兵を見るのは色々な意味で楽しいです。
個々人はいいかもしれないけれど「よき隣人政策」にもとずいてやっていること
を思うと腹が立って素直に楽しめるものでは決してありません。
その内、防衛施設局も出るのかな?

「満月まつりIN沖縄」がその日と重なって、こちらも大忙し。準備やら打ち合
わせやらでてんてこ舞いです。でも良い舞台を作るってそういうことなのかもしれな
い。
さてそろそろ、沖縄は台風の季節です。台風にたくさん来てもらってボーリング
調査を阻止してくれたら良いです。でも台風が来ると農作物が多大なダメージを受け
るのでボーリング設置場所だけ降ってくれぇーーー。
5月29日(土)
・防衛施設局は来ませんでした。

今日もハーリーの準備と満月祭りの準備とが進められていて大忙し。私達は座り
込みと共に満月まつり会場の設営をしました。昼にはほとんどが出来上がっていまし
た。
ハーリーはさばにの整備作業に入り、いよいよだなという感じです。
昨日の日誌で米軍と自衛隊の「良き隣人政策の一環でハーリーの参加がある」と
書きました。防衛施設局も同様のようなことをしています。

辺野古はハーリー以外に「大綱引き」という一大イベントが開催されるのですが
、去年の大綱引きに防衛施設局長の岡崎が参加していました。彼の周りにぺこぺこと
頭を下げて集まってくる建設業者関係のお偉方に酒が入り「ワッーハッハッハッ!!
」と笑い飛ばすのをみて、なんて嫌な笑い方をするのだろう、「権力者」ってこうい
う人のことを言うんだと納得したりしていました。守る会のおばぁ達も参加していた
ので引きずり出して防衛施設局長に土下座させて誤らせてやりたいという思いも持ち
ました。

今日の夕暮れ、ハーリーの前夜祭ということもあり「琉球相撲大会」が辺野古の
埋立地で開催されました。
琉球相撲は相手の帯を持った状態から始まります。一回の勝負で3回行い、2回
勝ったほうが勝ち。一見、迫力にかけるのではと思っていましたが見てみるとものす
ごい迫力です。
80キロの男性が150キロの人を投げ飛ばしたのは圧巻でした。
優勝したのは前回のチャンピオンでもあり、県内軽量級の順優勝者でもあり、辺
野古の海人でもあるギシトミさんでした。最後の優勝決定戦はお互いに背も体重も拮
抗しており、ものすごい勝負となりました。「世代交代じゃぁ!!」「まだまだ!し
ょうじいけー!!」と激が飛ぶ。ギシトミさんの大外刈りが見事に決まって優勝。思
わず琉球相撲に惚れ込んでしまいそうです。
帰り際、かんきちさんと相撲をとりながら帰りました。
基地問題さえなければ私もあそこで相撲をとっていただろうか。いつかキャンプ・
シュワブを失くし、あの浜辺で本気になって琉球相撲をとってみたい。

明日はハーリーと満月祭りだ!!

5月30日(日)
・防衛施設局は来ませんでした。

今日はハーリーと満月まつり。朝からたくさんの人が集まり、漁港内にも車が溢
れていました。
午後1時からハーリー大会が始まり、太鼓の音が響き渡る。「カーン!カーン!
カーン!」えっさほいさ!と漕いでいく。見た人の話では「米兵は海兵隊のくせに運
転が下手でどうしてもキャンプシュワブの方に向かってしまう。”帰るのカー”と皆
で大笑いしていた。」とのこと。
キャンプ・シュワブは現在イラクのファルージャへ1500名以上を送り込んで
いるため今回の参加者はいつもの半分というところでした。
基地建設を失くし、基地をなくさなければ次に送られるのは今日、きさくに笑っ
ていた米兵達です。なくさなければ。
昔の琉球の海人はこのさばにを使って大海を渡っていたというからすごい。帆を
つけたとしても横波にも弱いし、すぐに沈む。けれど軽くて小回りが聞く。帆をつけ
れば速さも出そうです。そういう意味でとても効率よく作られています。
名護でさばにをつくる風景を見たことがありますが、大木を束ねてそれをくりぬ
いていくというものでとても大変。でも一度つくって乗ってみたい気はします。

午後4時座り込みの後ろにある埋立地で「満月まつりIN沖縄」を開催!!
300名ほどの人達が集まっていました。選挙期間中でこれほどの人が集まるの
はすごいことです。
韓国でも昨日、今日と2日間続けての「反米軍基地」と「イラク派兵反対」を掲
げたイベントが行われています。今回、満月祭りは全国、全世界合わせて70箇所で
開催。世界的な広がりを見せています。
満月の下、全ての共に生きる生命を守るために満月まつりは大きなうねりとなっ
ています。
ライブ、一言メッセージがかわるがわる行われ、次第に会場の熱気は上がってい
きます。
一言アピールでは”泡瀬干潟、靖国問題、住其ネット反対、ジュゴン保護、浦添
軍港反対、辺野古基地建設反対”と沖縄における多種多様な訴えが行われていました

ライブでは新しく”PANIC8・29”という沖縄のバンドも加わり、前回か
らの参加で”ハズキッシュ・アイズ”や”知花竜海””スバップ&サンゴ”など若い
世代からのミュージシャンが増えています。PANICはとっても盛り上げ上手です

フィナーレで歌った趙・博さんや海瀬頭・豊さんはやはりすごい。沖縄の歴史、
怒り、在日朝鮮人としての歴史、怒り。その訴えは心の奥深くに突き刺さるものが
ありました。
最後は空に満点の星と月が輝き、その中で海瀬頭豊さんの「月桃」を全員で歌い
ました。
感動的な一夜となり、無事に満月まつりを終えました。
やっとホっとした。よかったぁー。
明日もまた座り込み行動は続けられます。まだまだ緊張は続きます。


統合失調症とともに(14)死んで太陽に  森実恵(寄稿連載)  
                       2004/04/18 大阪読売朝刊・健康&医療面  
◆おっちゃんは太陽になった  
もう三月やのに、ちょくちょく寒いなあ。おっちゃんがおら んようになってから寒い、寒い。おっちゃんは春の陽射しみたいにぽかぽかとぬ くい人やった。おるだけでコタツも布団もいらんかった。ストーブつけたまま寝 て失火して「ほな、 さいなら」なんて……。もったいない死に方して、涙も出えへ んやんか。  酒が好きで、人が好きで、女が好きで、冗談が好きで、ほん まにええ奴やった。 おっちゃんが死んで、世のおっちゃんたちはよけい生きにくう なったような気が する。おっちゃんの代表が先に逝ってしもたら、残された他の おっちゃんたちは どうなるんや。  病気になって、仕事もやめて、生活保護やった。病気は治ら んし、金はないし、 部屋を片付けてくれる女もおらんかった。散らかり放題の部屋 の中にあった新聞 紙に火が燃え移ったそうや。なんでヘルパーさん呼ばんかって ん。おっちゃんの あほ! あほ!  「おっちゃんらしい死に方や」って、ぼちぼちクラブ(大阪 精神障害者連絡会) のみんなも、口惜しゅうてあほらしうて、泣きながら笑うてし もたがな。  おっちゃん、今は若いもんでも仕事がない。こんな暗い世の 中にポッと明かり を灯してくれていたおっちゃんがおらんかっても、今年も春は やってくる。四月 になったら桜も咲くやろう。けれど寒い花見になるやろうな。 寂しい花見やろう な、きっと。  おっちゃんの遺体は大阪市の瓜破斎場に運ばれた。葬式費用 も生活保護やった。 寂しい寂しい葬式やった。  おっちゃんの携帯はどういうわけか、今でもまだつながる。 留守電もセットさ れたままや。けれど電波の届かない所にいるそうや。おっちゃ んの留守電に一つ だけメッセージを入れた。  「おっちゃん、さいなら。はよう天国から暖めてな」  おっちゃんは太陽になった。そうやな、おっちゃん。             
 おっちゃんは元気なころは新聞社に勤めていました。けれど 統合失調症を発病 し、晩年は薬の依存症になり、一度に何十錠も薬を飲んでいた ようです。昨年二 月の失火の際も睡眠薬を大量服用していて起きられず、一酸化 炭素中毒で亡くな りました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。             

 <虫けらみたいに>
 虫けらみたいに/仲間が死んだ/人の命は地球よりも重いと /誰かが言った
 けれど/人間じゃなくなった俺達の命は/木の葉のように軽い のか
 ああ、虫け らみたいに/踏みにじられた俺達の尊厳を/土の中でもいい
 雲の上からでもい い/返してくれ/返してくれ/そして虫けらみたいに
 踏みつ けられても/死な ずに生きてる俺達に/陰ながら
 小さな拍手を贈ってくれたま え




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