＜名護市＞満月まつりで平和への思い１つに

平和な世界の実現を目指して開かれた「２００４年満月まつりＩＮ沖縄」＝３０日、名護市の辺野古漁港前

　同実行委員会の共同代表を務める、まよなかしんやさんは「辺野古の海に戦争につながる基地を造らさないと辺野古のおじい、おばあが座り込みを続けている。基地に反対する思いをみんなで確認したい」と話した。

　主催者によると同まつりは県内６カ所と韓国やフィリピンなど海外、広島、東京、北海道でも世界の平和を願う市民団体が主催し、７０カ所で同時に行われているという。

　会場ではまよなかしんやさんや海勢頭豊さんらが登場し、平和への思いを込めた歌を披露した。

新しい詩です。この問題はこの戦争の本質だと思います。ブッシュ的幕引きなど
させてはならないと思います。

＜捕虜収容所にて＞
　　　　　　竹内元

自由と民主主義とは
犬に足を喰らわせることであり
人を犬におとしめることであり
性を拷問の道具にすることで
人間をどこまではずかし辱められるかという競争なものだから
いまや僕は自由と民主主義を否定せねばならなくなった
かつて日本人やドイツ人が踏み込んだ
人間はどこまで自分をおとし貶められるかの試みに
いまはイスラエル人やアメリカ人が加わっている
そう言えばこの国でも
自由民主主義とは
自由に搾取し収奪することだし
年に３万人も自殺に追込むいじめのことだし
かつての何千万人もの殺りくをほめたたえ
新たな戦争にのりだす自由のことだったのだ
だから僕は奴らの守護する自由も民主主義も
すべてを否定する自由を通らねばならない
僕が僕の望む人間たるために



高見元博　＜兵庫県精神障害者連絡会＞
http://jp.f25.mail.yahoo.co.jp/ym/Compose?To=oototoro.gen.gan@nifty.ne.jp&YY=27765&order=down&sort=date&pos=0
http://homepage1.nifty.com/takamitousou/

　宮城、山形、福島の３県に駐屯する陸上自衛隊第６師団（司令部山形県東根市）は３１日、約３０００人の部隊が陸上自衛隊矢臼別演習場へ長距離移動し、長射程射撃を訓練する「北方機動特別演習」を開始、第１陣が東根市の神町駐屯地などを出発した。

　同師団は１１月以降のイラク派遣を想定して準備を進めているが、今回の演習と派遣は直接的には無関係としている。

　参加部隊は、約２週間かけ、車両約９５０台、戦車１５台を、海上自衛隊の輸送艦や航空自衛隊の輸送機、鉄道などで矢臼別演習場まで移動させる。

　矢臼別演習場に到着後、６月１２日から７月３日まで長射程射撃訓練を実施。６月２３日から７月９日にかけて再び復路で機動訓練をする。

　陸自の北方機動特別演習は１９７７年から始まり、毎年、各師団持ち回りで実施されている。

＜写真：北方機動特別演習のため駐屯地を出発する陸上自衛隊第６師団の車両＝３１日午前８時２０分、山形県東根市＞

　同時に、反対運動によって調査が一カ月以上遅れていることには、「誠意を尽くして座り込みしている人との話し合いを続けていきたい」と、説得を続ける考えを示し、現段階では強行的な手段で着手する考えがないことを強調した。

　金武町の都市型戦闘訓練施設の建設着工問題では、町や伊芸区など「地元の人に十分説明したかというと多少問題なしとはしない」と説明が不十分だったことを認めた。
※（注＝〓はへんが「山」でつくりが「竒」）

調査実施の方針あらためて示す／防衛施設庁
　名護市辺野古沖でのボーリング調査について、防衛施設庁の河野孝義建設部長は二十七日の参院外交防衛委員会で、「（調査は）代替施設の埋め立てや飛行場施設工事に着手するものではない」と述べ、実施していく方針をあらためて示した。
　大田昌秀氏（社民）への答弁。

　「（原告の）控訴をいずれも棄却する」。二十七日、札幌高裁でのアイヌ民族共有財産訴訟の控訴審判決。法廷に響く坂本慶一裁判長の声を、原告団長の小川隆吉さん（６８）＝札幌市白石区＝は身じろぎもせずに聞いた。閉廷後、報道陣に囲まれると、うっすらと涙を浮かべ、一言、「言葉にできないよ」と無念さを漏らした。

　この裁判を「アイヌ民族の誇りをかけた戦い」と言い続けてきた。樹皮をはいではいけない、サケやシカを捕ってはいけない。明治以降、生活様式の見直しを余儀なくされたアイヌ民族は、やがて自らの財産も奪われていく。

　一八九九年施行の北海道旧土人保護法。同法は、アイヌ文化法の施行（一九九七年）に伴い廃止されるまで約百年間、共有財産を道知事が管理すると定めてきた。

　「アイヌを保護すると言いながら、結局はアイヌを締め出すのが旧土人保護法の狙いだった」。今年三月の意見陳述で、小川さんはそう訴えた。

　「エカシ（おじいさん）やフチ（おばあさん）が働いて得たお金が、これっぽっちなのか」。知事が公告した共有財産が百四十七万円しかなかったことが心に引っ掛かっていた。そしてこの日の判決。主文の読み上げが一分ほどで終わると、支援者と報道陣を前に「あのアイヌ民族差別の歴史は何だったのか」と悔しさをぶつけた。

＜写真：原告の控訴を棄却した判決を批判する原告団長の小川隆吉さん＝２７日午後０時４０分、札幌市中央区の北海道高等学校教職員センター＞

不法滞在　罰金１０倍に

改正入管法、午後に成立

　不法滞在者に対する罰金額の上限を三十万円から三百万円に引き上げるなど外国人犯罪対策の強化と、入国から原則六十日以内しか難民申請を受け付けない「六十日ルール」の撤廃など難民認定制度の見直しを柱とした改正入管難民法が二十七日、衆院本会議で可決、成立する。　

　深刻化する外国人犯罪の温床とされる不法滞在者を減らすとともに、厳しすぎるとの批判が出ていた難民認定の手続きを公正化し適切な保護を図るのが狙い。不法滞在者対策は公布後六カ月で、難民認定制度は公布から一年以内に施行される。

　不法滞在者対策としては罰則強化のほか、強制退去となった悪質な外国人の再入国拒否期間を五年間から十年間に延長。不法滞在者が入国管理局に自ら出頭した場合は身柄拘束せず迅速に出国させる手続きも導入する。

　また外国人が不正な手段で上陸許可を受けていた場合、意見聴取などの手続きを経た上で在留資格を取り消すことができる制度を新たに定めた。

　難民認定制度は六十日ルール撤廃のほか、不認定に対する異議申し立ての審査に第三者による「難民審査参与員」が関与する手続きを新設。

　不法滞在状態の難民認定申請者の法的地位を安定させるために「仮滞在」制度を創設し、認定手続きを強制退去の手続きに先行させるとした。

１３：５０
現在警察車両が1台到着しました。
那覇防衛施設局の動きも活発になっています。
警戒が必要です。

約８年間海上基地建設反対を訴えるお年寄りたちと話をする、那覇防衛施設局の職員（左側）ら＝２６日、辺野古漁港

　普天間代替基地の海上基地建設に反対する住民らは２６日も午前７時から、辺野古漁港近くで座り込み行動を続けた。ボーリング調査の作業継続を求めるため、午後同漁港に姿を見せた那覇防衛施設局の職員らは初めて、命を守る会事務所で約８年間基地建設反対を訴えてきたお年寄りたちと直接意見を交わした。あるお年寄りは「この海がどんな海か、県知事も防衛施設庁も見たことがないはずだ。毎日作業継続を求めて、何を考えているのか。人柱になってでも、阻止したい」と訴えた。

　同様に反対行動をする、辺野古地域在住の島袋ヨシさん（９２）は「このきれいな海を埋め、基地を建設して、あなたたちに何の利益があるのか。海からの恵みがあったから、戦後の厳しい時代も生きることができた」と海の重要性を語った。

　同施設局の職員は「聞いた話は上司に伝えたい」と話した。

＜都市型訓練施設＞建設阻止へ態勢強化

都市型戦闘訓練施設の事実上着工を受け対応を協議した伊芸区の同施設阻止実行委員会＝２５日午後７時半ごろ、金武町の伊芸区公民館

　【金武】金武町のキャンプ・ハンセン内レンジ４で２５日始まった、米陸軍の都市型戦闘訓練施設建設に向けた現場事務所設置の作業は午後も続けられた。事実上の着工を受け、レンジ４に隣接する伊芸区（池原政文区長）は同日夜、同施設建設阻止の実行委員会を開き、今後の対応を話し合った。工事の請け負い業者について情報収集を急ぐことや、２７日から工事車両進入時の抗議集会を開くことを決めた。

　会合には委員と町の担当者１５人が出席。池原区長は２５日に監視台で見た現場の状況を報告。このあとの話し合いで、早めに工事の請け負い業者の特定をすべきだとの意見や、キャンプ・ハンセン第１ゲートから車両が進入したことで、ゲート付近で早朝抗議集会ができないかという提案が委員からあり、取り組みが決まった。

　監視活動への区民の参加協力の呼び掛けをさらに行い、態勢を強化することや、スピーカーなどで現場に向かって建設反対のアピールをしていくことも決めた。

　２５日の昼間は、監視台からは数台の車両と作業員の姿が見え、４時すぎには草刈り機と思われる道具やブルーシートなどを持って現場を引き揚げる様子が確認された。４時半ごろには県基地対策室の職員二人が訪れ、池原区長と町の担当者から現場の位置とこの日の状況について説明を受けた。職員たちは「上司に報告し対応を考えていく」と話していた。

　【金武】金武町伊芸区は過去、米軍演習場からの着弾の被害に見舞われてきた。

　「ここに照明弾が直撃し穴があいた」と話すのは同区の伊芸武次さん（５８）。事故は復帰前。「夜間演習で、民家敷地内の豚舎の軒を照明弾が貫通した。裏の水田にも５、６発が落ちた。住民は公民館に避難。警察が米軍に通報し、もう大丈夫と外に出たら、もう１発飛んできて、２度避難した」と振り返る。

　「いつ頭の上に落ちるか、と恐怖心があった」。復帰後も実弾演習の事件、事故は続いている。「子孫の命を守るために、新たな訓練施設は造らせない」と伊芸さんはきっぱり話す。

　１９８５年４月に自宅屋上の水タンクに被弾したのは瑞慶村智正さん（８４）。夜間の射撃演習で、屋上のコンクリート塀に当たった弾がはね返って水タンクを破損させた。家族が水が漏れているのに気付き、被弾していることが分かった。新しい施設ができることで「演習が増えるのは確実」と不安げに語った。