オープンスペース街・日誌


2004年5月@
4月Hへ 5月Aへ
 ヨッシーとジュゴンの家    5月参加スケジュール!
5月12日(水) 「教育基本法の改悪から戦争が見える」
 八王子クリエイトホール・視聴覚室(JR八王子駅下車) 18:30〜

 資料代500円
5月22日(土)    国立武蔵病院に
「心神喪失者医療観察法」
 拘禁施設をつくらせない   5/22集会

 国分寺労政会館(JR国分寺駅下車) 14:00〜17:00
 資料代300円

5月4日(火) 日誌
5月2日(日) 座り込み14日目  ジュゴンの家日誌より
座り込みテント近くではジュゴンのグッズが販売されている。担当はピースボートの女性たち 千葉から来た若者たち。観光で初めて沖縄に来たという。
「命を守る会」事務所でみんなのご飯を作るセツ子さん・友子さん
見えない所で働く人や、全国のみなさんからの応援カンパがあり、
この座り込みは支えられています。ありがとうございます・・・・!!!
藤村さん・与那覇さん・具志堅トオルさん。与那覇さんは、「ヨッシーさんが『命の海』を歌う時のために」と、みんなに配る歌詞を何枚もコピーしてきてくれました。与那覇さんありがとう!!
監視場所のようす 先生をしていた大西さんが、授業の時の話などをする はじめて来てくれた人がたくさんいたようです。知らない顔がいっぱい!!
晋くん日誌
5月2日(日)
・防衛施設局は来ませんでした。
この2週間は平均で150名が毎朝集合して座り込みをしています。結果、阻止し続けています。
多くの人たちが辺野古に訪れ、座り込みを続けていきたいと思っています。
短期になるとも長期なるともいいがたいところですが、毎日の人数が少なくなれば防衛施設局は来ます。
辺野古へあつまりましょう。私達は「本音では勝っていない!!」のですから。
今日は警察、海上保安庁ともに監視はきておらず緊迫した雰囲気はそんなにありませんでした。
座り込み場所には全国から支援者が駆けつけ、「がんばりましょう」と手を合わせていました。
ある人は神奈川、ある人は静岡、埼玉、東京、本当に各地から集まってきてくれています。
頭の下がる思いです。

島田正博さんはひさぼうさんに船を出してもらって「うに」をたくさん採ってきてくれていました。
正博さんによると「ざくざくある」そうです。比嘉ヨシおばぁにうにのむき方を教えてもらってむきます。
黄色い実がもうきらきらしてます。
ひとすくいして食べるとほんとーーーーにおいしーーー!!!!
このごろはすごい贅沢をしている気がします。新鮮な野菜と海産物しか食べていません。いいんだろうか。
辺野古でがんばっているご褒美、ご褒美。海に感謝。
ジュゴンの家日誌
サンゴちゃんがあそびに来て、お店のお手伝いをしてくれました!!
兼城淳子さんが、「ホームページに使ってね!!」と、うららちゃんが帰った後の写真をくださいました
大城ヨシタミさんが、漁港の隣の海岸で辺野古のことを紙芝居風に説明 はじめて沖縄にきた人たちも聞き入る こんな貝がとれる豊かな海なんですよ!!安次富さん
千葉から来た女の子たち 読谷村儀・知花昌一さんが来る
「命を守る会」金城祐治さんが話をする 監視をする安次富さんたち
植物博士・宮城さんの教養講座
あるふぁさんも写真をくれました
2日
金城祐治さん 東恩納琢磨さんが海を前に辺野古の現状を説明
島田正博さんとヒサ坊さんがウニを取りに行ってきました!!!! 6月ごろ大きくなるそうで、まだ身が小さいそうだ 手ですくえるほどあります!!!
うひょー!!!
↓1日の昼。知り合いの漁師さんに頼んで取ってきてもらったサザエを焼く
海のにおいがする・・・? 藤村さんがサザエを焼きます おいしそうーー!!!
↓ 1日の夜
朝からの座り込み。明日で2週間になります。粘り強い座り込みによって、今まで作業を止めています。
今夜は辺野古の新鮮な海の幸で、これまでのご苦労さま会。
←シャコ貝は刺身に。
             



              →サザエを焼く
いただきます!!大西さん 晋くん 豊見山さん
サザエが焼けてます 「おいしーーー!!!!」
希代子さんとカンキチさん 2週間、お疲れさまでした。海の恵みをもらって、パワー倍増!!これからもがんばるぞ!!
5月3日(月) 座り込み15日目
メモをとりながら悦美さんと話すヨッシー。
お茶を飲む永沼さん 朝の集会。初めて見る人が増えています。 希代子さんとあるふぁさん、横断幕がきちんと見えるように工夫する
←風が強いときでも
ぴっちりきれいに見えるようになりました!!
ジュゴン保護のグッズを販売するコーナー。
みんなすでに持っているのでなかなか売れないらしい
東恩納琢磨さん 安次富さんが、きのう食べた貝殻をみんなに見せる。「座り込みの前に、辺野古の海の素晴らしさ、豊かさを確認しましょう!!」
←本土の新聞に辺野古の座り込みの  記事が載った。

                      →
大西さんの教養講座は「愛楽園(名護・屋我地島にあるハンセン病の療養所)と戦争」。名護に住んでいても知らなかった事を教わりました。

ヨッシーの日誌
5月3日(月)
きょうもたくさん話を聞きました。
まず大西さんが「沖縄愛楽園と戦争」という題で講義をしてくれました。
地上戦に備えて全長1000mの防空壕を患者の方々が掘ったそうです。米軍は愛楽園を軍事施設だと思ってめちゃくちゃに爆撃したけど防空壕のおかげで爆撃で亡くなったのは一人だけだったそうです。だけど防空壕を掘った時の怪我で手や足をなくした人がたくさんいたそうです。また、栄養失調やマラリアで亡くなる人も多かったそうです。

次にピースボートの方から、「インドのムンバイで地球市民フォーラムが行われ15万人が参加し、そこで、世界中の米軍基地をなくそう、ということが決められたという報告がありました。

次に大城市議が、実際にボーリング調査が行われたときの写真を見せて説明してくれました。
今いちピンと来てなかったけど、写真を見れば、一本ボーリングするだけでも大きな環境破壊になるのはあきらかです。あんな巨大なものを海に入れたらジュゴンはすぐに逃げてしまうでしょう。

次に平良悦美さんの話「ベトナム戦争の時も、とってもいやだった。夏芽が『あの飛行機はベトナムの子供に爆弾を落とすの。』と言って泣いた。今もこの島が戦争のためにフル活用されている。いやでたまらないの。」と話してくれた。
また沖縄では、伊芸の都市型ゲリラ訓練施設反対闘争や本部町豊原のP3C基地建設反対闘争などいろんな闘いがねばり強く行われていることを教えてくれた。
そこへ祐治さんがやって来て、「ここに基地が造られたら汚染された海水が黒潮に乗って日本中を汚染する。ここだけの問題じゃないんだよ。」と話してくれた。

農家のせっちゃんからもたくさん話を聞いた。
「有機農法の基本は持ち込まず、持ち出さず。」だそうです。
今の人間の糞は、防腐剤などが入っているので有機農法には適さないそうです。

本部の原田さんのカルスト講座がありました。本部にはカルストの山があり、それはさんご礁が隆起したものなので海を埋め立てるのに適しているそうです。つまり、本部の山を削って辺野古を埋め立てる計画だそうです。しかも沖縄の鉱業権(鉱物を採掘する権利)は、ほとんど、本土の人間や企業が持っているそうです。本当に日本は沖縄をいたぶり、しぼりつくすことしか考えていないんだという事がわかりました。
日本政府や企業が沖縄の人のために何かをやるということは100%無いと考えたほうが良いと思います。

今日もたくさん教えていただきました。みなさんぜひ辺野古へ来てください。
新聞より
5月3日(月)琉球新報 「声」
「ジュゴンは・・・」息子の涙
名護市 島袋 恵美(主婦・35歳)

辺野古沖のボーリング調査のニュースを見ていた時でした。隣にいた小学二年の息子が目に涙をためていたのです。
「なんで海に基地を造るの?魚は死んじゃうの?ジュゴンはどうなるの?戦争がおこるの?」と訴えてきました。
我が家は辺野古に住んでいませんが、よく遊びに行くので、海と景色の素晴らしさは息子も知っています。
今まで家族で基地について話したことがなかったし、私自身詳しいことが分からないので「基地ができたら、ジュゴンや魚はどこへ行くか死ぬのも出るだろう」と答えました。
息子は「国や沖縄のえらい人は自分たちの住んでいる所が壊されたら嫌だって分からないのかな」と涙をポロポロ流しました。
まっすぐに疑問を投げ掛けてくる息子を見ると、知りたくない事実から耳をふさいでいた自分が見えました。
基地ができることにより失う物は、大事な物ではないのかということを、小学生の息子にも大人にも分かるように説明できる方いませんか。

<普天間代替>市民団体と漁民 対立避けて譲歩

場所を港外に移して座り込みを続ける市民団体のメンバーら=1日午前8時半ごろ、名護市の辺野古漁港入り口近く

 普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング調査に反対する市民団体らによる阻止行動は3日で3週目に入る。座り込みの場所は、1日から資材置き場を離れて港外に移動した。作業中止を求める市民団体と開始を待つ漁民が話し合った結果だ。

 「相手は施設局。漁民と対立しないように」。市民団体は港を生活の場とする漁民に配慮し、以前から港外への駐車や漁民へのあいさつを徹底。太鼓やのぼりの使用も極力減らして気を使ってきた。12日間も守り続けた「聖地」とも言うべき資材置き場を離れて港外に移ったのは、その最たる決定だ。

 港内での座り込みを不満に思う漁民は少なくなかった。「精神的なストレスが大きく漁に出にくい」との声は根強く、施設局に雇われて調査に船を出す漁民は作業が始まらなければ収入もない。作業は待機、漁にも出にくいという状況に、名護漁協辺野古支部は市民団体、マスコミ、警察なども含め「立ち入り禁止」の看板設置も検討した。

 長期化する作業の中断に、待機していた漁民の中には、しびれを切らして出漁する船も。そんな中で港外に出た市民団体を、豊島貞仁支部長は「人がいなくなり、精神的な負担は全然違う」と評価。市民団体の要求に応え、看板の設置を延期した。

 苦しい中で譲歩し合う市民団体と漁民。だが、計画中止を求める市民団体と、作業開始を待つ漁民の最終的な希望は相いれない。漁民の1人は「気持ちは分かるが、自分が建設に反対すれば別の港から代わりの船が出るだろう。工事が始まれば漁もできなくなりお手上げだ。どうせ建設されるなら、船を出して仕事をしたい」と話した。(名護)

ジュゴンの家日誌
きのうは、パソコンの調子が悪く、ホームページを作ることができませんでした。

←近くに住む楠本さんにパソコンをみてもらう。
専門の楠本さんに操作してもらい、なんとか再開できるようになりました。
楠本さんありがとう!!

5月2日(日) 日誌
 「街」の連休スケジュール
2日(日) 3日(月) 4日(火) 5日(水)
御用のある方は、「リサイクルショップ・すぎなみ」が開いています。
5382−5336
座り込み13日目 5月1日(土)そのA 午前〜午後   ジュゴンの家日誌より
漁港内から、漁港に続く道の脇に座り込みの場所を移動、日よけのテントを設営する 向こうには、施設局・業者の動きを
絶えず監視している夏芽さんたち
←もう一つの道からも入ってこられないように監視をつける
横断幕を張る安次富さん親子 ジュゴンは怒ってるんだぞーー!!!
小集会 浦島さんが発言「沖縄の海はどんどん潰されてきて、今残っているのは最後に残された所です。施設局よりも県や知事に対する怒りを感じます。緊急の署名を集めています。表立って反対と言えない人も署名ならできると思います」
                                応援の労組の方








 浦島さんの辺野古座り込みの記事が  載っている「週刊金曜日」→
真ん中、赤いシャツの女性はカンパを持って本土から駆けつけてくれた






    漁港の隣の整備された浜→
  誰も行かないような場所だけど・・・
店に帰るうららちゃん 団結ガンバロー
宜野湾から来たケリーさん 大西さんの教養講座は「スクガラスのとり方」でした。 師匠の三線に合わせて踊り、
盛り上げるヨシタミさん
今日は土曜日。世間ではゴールデンウィークが始まり、「基本的に土曜日曜(祝祭日も?)は作業しない」と言っている施設局も業者も来ませんでした。でも「基本的に」なのでまったく安心できる要素ではありません。
施設局は基本的に約束を守りません。
人がいなくなった隙をついて不意打ちでやってくるかも知れないので気は抜けません。
仕事や学校が休みに入り来られるようになった人はぜひぜひ辺野古に来て・・・!!!!あなた1人の行動が、ちからになるのです!!応援を待っています!!!
辺野古 阻止行動日誌
パソコンの不調のため、配信が遅れています。ご理解ください。

5月1日(土)
「漁民の人々にとって漁港とは生命をかけて船出をする神聖な場所。」この間に漁民の人達の思いを私達は受け止めました。

私達が闘う相手はこの国、防衛施設局であり、決して漁民ではない。国、防衛施設局はこの8年間に住民を「金」という分断を持ち込んで信頼関係をぶち壊して来ました。しかし、それに負けない関係が闘いの中で生まれていくことを私達は確信しています。

今日からは漁港入り口に阻止線を移して行動開始。雨が降ると寒いのですが、日がさすと炎天下。今日は炎天下。干潟にはこめつきがにが"わさわさ"と出てきていました。連休中ということもあって警察は休み。変わりに海上保安庁が見張りについていました。
本部で「P3C自衛隊基地」反対して闘争小屋を作って15年以上闘っているおっちゃん、おばちゃん達が訪ねてきました。「連休中でも油断はならんどぉ」と一言忠告をもらう。そう、連休中でも来る可能性は十分にあります。
今日は緊張が走ることもあまりなく防衛施設局は来ませんでした。

えいおばぁが午後から事務所に来ました。「晋ちゃん、パイン持ってきたよぉ」とえいおばぁ。えいおばぁは息子が船を出してくれるというので、これから海に遊びに行くところでした。差し入れに「パイン」。見ると大根にウコンで漬けたみたいに黄色い。おもわず佑治さんが「うこん漬けか」と聞くほど。でも、もんのすごく甘くておいしい。くわっちーさびたん。

夜、大西さんが知り合いの漁民に頼んで貝を採ってきてもらっていた。さざえのつぼ焼きをふるまってくれました。こーーーーれが、すごい新鮮!!すんごいおいしいー!!叫びたくなるおいしさでした。闘いの中で食べているからか、余計に辺野古の恵みに感動していました。いやぁ、自分で採れるようになりたいなぁ。

連休中も油断しないでがんばろう。
ヨッシーの日記
5月1日(土)
今日は6時半に辺野古に着きました。武清さんが来ていて、いろいろ話を伺いました。ボーリング調査は9億円かかり、調査とはいうものの実質的には、基礎工事なのだそうです。
また海上に出ている何倍もの面積の海底を埋め立ててしまうそうです。むちゃくちゃです。この工事を始めさせてはいけません。
全国のみなさん、辺野古への新基地建設を止めるために政府に訴えてください。

5月1日(土) 日誌
50年物のアンティークテーブルお買い上げ! 今日の昼ご飯は、サバ
なごうさんがくれた、かわいい煮物 夕ご飯はひっぱりうどん
と紅芋
        小学生まで沖縄に住んで        いたという方がカンパをく        れました!→


ジュゴンの家日誌より
ボーリング調査阻止・座り込み13日目
毎朝、新聞記事のコピーを配る「新聞屋さん」名護市議・大城ヨシタミさん。 豊見山さんたちと話すヨッシー 本土から若い女性が応援に来る
金城祐治さんから朝の挨拶 真剣な表情で聞いているヨッシー 座り込み行動をする上での注意事項などを話す安次富さん
労組の人達 いつのまにか辺野古にはたくさんこんな看板が!!!ナイス!!
宜野湾から今日はじめて辺野古に来たケリーさん。(アメリカの方)「ここで何が起きてるのかみんな知らない。辺野古のことをアメリカの市民にもっと知ってもらいたい」と言っていました。 漁民の人の感情を考え、
今日から座り込みの場所を、漁をする船や車が通るのに邪魔にならない場所(夏芽さん達がいる監視ポイントの近く)に移動しました。
施設局が来た時は、速やかに場所を移動し防御体制を取ります
うららちゃんはお店があるのでカメラをヨッシーに預け、午前10時30分頃帰りました。うららちゃんが帰った時点で特に
動きはありませんでした。

4月30日(金) 阻止行動日誌 
午前6時集合にもかかわらず、約100名の人が辺野古へ集まりました。 午前8時頃、「漁港より、調査にでる可能性あり」との情報があり現場が緊迫す る。 カヌーを出し、「 さくら丸」出す。海上で集合して阻止線をはる。漁船が出て行くことでまた緊張 が走 る。陸と海上どち らもで阻止線をはります。 「漁に出ている」ことがわかり阻止線を解除。 良い予行演習になりました。 午後2時30分、防衛施設局5人が漁港入り口に来る。「来たー!!」と連絡が入 る。 事務所にいた人達 がいっきに飛び出していく。85歳の小禄さんは「わんはここで待っていようね ー」 と声をかける。 私もおばぁ達と一緒に事務所にいました。ここを守ることが私の仕事だと思うか らで す。あえて阻止線 に参加しませんでした。 約100名の阻止線。漁港は一気に騒然とします。防衛施設局なんかがこなけれ ば私 達は仕事をし、人 と会話し、生活をしていたはずです。そんな日常を破壊しにくる彼らへの怒りは 、そ の迫力は辺野古を 覆っていくようです。 私達は防衛施設局に「住民説明会を開け」と訴える。 「基地建設における方法書の広告縦覧はなぜ10ページずつなんだ。たった40 日間 で400ページも ある方法書を読み、それに対し意見をするなど現実的ではないじゃないか。あな た達 は住民の生命にか かわる問題を説明する気もないのか!!」 「コピーの許可を!!」「インターネットで開示しなさい!!」と声が上がる。 中身さえずさんな400ページの開示であり、それを覆い隠そうとする防衛施設 局は とてもとても卑劣 です。 施設局は午後3時10分ごろ引き上げていきました。 施設局は「住民説明会」を開け!! 今日の昼ご飯は団結てんぷらとらっきょ、たくあんにご飯。プチトマトも入って いま した。 「てんぷら屋よりおいしい!」と大好評でした。炊事場のおばちゃん達に頭が下が り ます。火の車にな った炊事場をおばぁ達は服をまくり上げて手伝っています。やはり若い人の手を 借り たい。 施設局が帰った後すぐにおばぁ達と参加者の健康診断のためお医者さんが駆けつ けて くれました。 見てもらった結果、おばぁ達の健康には今のところ「異常なし」とのこと。しか し、 今日こられなかっ たおばぁは風邪をひいています。心配です。 辺野古の裏山にできた「国立高専」はすでに開校しています。その生徒が毎日の よう に浜辺で遊んでい るのですが、今日は飛び込む時に「頭を切ったー」という子が事務所にやってき まし た。血がでていた ので応急処置、先生を呼んでもらいました。「あんた入学早々にーー」と先生。 「ぶ すーー」とその生 徒がしていたので「それも人生じゃ!」と声をかけると笑っていました。元気にな れ よぉー。 県外の高校生が座り込みに参加するという光景も見られ、三線を歌う時間もあり まし た。防衛施設局が 去った後は本当に人間的に素敵な光景になります。「命ぐすい」とはこのことな ので しょうか。 私達の闘いに共感してくれている方々にお願いいたします。
ジュゴンの家ホームページ http://www47.tok2.com/home/dugong/index.html
シンさんの辺野古日記 http://diary5.cgiboy.com/2/henokonikki/
の二つに毎日、ここの報告をのっけています。その二つを広めていただけたらと 思い ます。 よろしくおねがいします。


『朝鮮半島の平和を願う5・2コンサート』
来日するのは38度線をまたぎ東海(日本海)に面した江原道・東海市の人々です。
最近になって 在日の子供達(第五朝鮮学校の生徒たち)の出演も決まりました。
コンサートのテーマにぴったりの共演となりました。

 チケットはまだ残っているそうです。みなさん、ぜひとも見に来てください。
 ご都合が悪い方も、この案内を、友人・知人の方にお知らせ頂ければ嬉しいです。
 よろしくお願いします。
 ☆ちなみに1日には、民芸総のこどもたちが朝鮮学校を訪問して
生徒たちと交流します。

 ---−−以下、案内------------------------------------

 ★☆★ 『朝鮮半島の平和を願う5・2コンサート』 ★☆★

 ○日程:2004年5月2日(日)
 ○会場:ハーモニックホール:新宿駅または地下鉄西新宿駅下車
       (東京都新宿区西新宿7-21-20関交協ビル地下)
 ○演目:韓国民衆歌謡、童謡など 
    <昼の部> 14:00〜16:00(開場13:30)
       東海(トンヘ)民芸総の子どもたちとともに
       (「こっかるとんむ」を中心に親子で楽しめるステージ)
        
    <夜の部 > 18:00〜20:00(開場17:30)
       イラクにも朝鮮半島にも平和を
       (大人向けのステージ)
 ○出演:
    <韓国側>パク・ヒャンミ(東海市民芸総、元コッタジ)
           ソ・ギサン(元コッタジ)ユン・ミジン(元コッタジ)
           こっかるとんむ(東海民芸総の小学生8名の音楽グループ)
    <日本側>生田卍(SO‐SO舎)、 ★朝鮮学校生徒の出演決定!!

 ○料金:チケット制 (当日・前売り 同じです)
      大 人・・・・昼・夜 各2500円 (1日通しは4000円)
      小中学生・・ 〃  各1000円 (1日通しでも1000円) 
      未就学児・・ 〃  無 料
            
 ○賛同のお願い:賛同を頂いた方には、会場にてお楽しみプレゼントがあります
      賛同金・・・団体一口3000円
             個人一口1000円
    日本国内でのコンサート経費は実費となっております。主旨をご理解の上、
    ご賛同いただければ大変助かります。

 ○チケット購入・賛同ご協力・お問い合わせ先:
    東京都台東区上野1−1−12新広小路ビル5F 全統一労組気付
    朝鮮半島の平和を願う5・2コンサート実行委員会
     TEL 03−3836−9061 FAX 03−3836−9077
     振込み先:郵振 00180−9−353159 コッタジ応援団

 ○主催:5・2コンサート実行委員会、韓国民族芸術人総連合東海支部
 ○後援:大韓民国江原道(カンウォンド)東海(トンヘ)市、江原文化財団

 ☆★☆ コンサート開催に寄せて ☆★☆
  イラクに自衛隊が派遣され、憲法改悪の動きが急速に高まる中、平和へ
 の声を高く上げて行きたいところです。
  このたび韓国の江原道東海市にある民族芸術人総連合(民芸総)から、
 日本公演の提案がありました。江原道は朝鮮半島の分断により南と北に分かれ、統

 への思いを強く抱いている地方です。
  「希望の歌コッタジ」の元メンバーで日本で何度か歌っているパク・ヒャンミさ

 と子どもたち(こっかるとんむ)8人が来日し、民衆歌謡と童謡を歌ってくれること
 になりました。また、「希望の歌コッタジ」の元メンバーで現在ソロ活動をしてい

 ソ・ギサンさんとユン・ミジンさんも一緒に歌ってくれることになりました。
  日本では在日コリアンへの嫌がらせがあとを絶たず、子どもたちがつらい思いを

 ています。そんな子どもたちを少しでも励ますことができたらと思います。
 5月2日(日)、親子で楽しめる昼のコンサートと、平和への願いを込めた
 のコンサートを行います。ぜひ、みなさんお出かけください。
            【朝鮮半島の平和を願う5・2コンサート実行委員会】

 ※参考HP(韓国語)
   @東海市民芸総 
http://www.dhkpaf.org/(韓国語)
   Aソ・ギサン、ユン・ミジン 
http://www.simzi.co.kr(韓国語)
   Bコッタジ応援団 
http://www.jca.apc.org/~ozawa/(日本語)

 ※その他の予定:以下の会場でも歌います。是非お出かけください。
  ○4月29日 13:00〜命どう宝コンサート(上野水上音楽堂)
  ○5月 1日  日比谷メーデー(日比谷野外音楽堂)

 _________________________________________________________________ 以上
 以上、宜しくお願いします。



白保メール No.57 新石垣空港準備書への疑問
 
<新石垣空港準備書への疑問>              鷲尾 雅久


 新石垣空港についての環境影響評価準備書の縦覧が4月30日で終わりました。意
見書の提出期限は2週間後の5月14日です。
 新石垣空港の方法書は、分厚くて読みにくく、内容も疑問だらけでしたが、準備書
も同じです。よく読むともっといろいろな問題点が出てきそうですが、今の段階での
私の疑問を書いてみました。

[代替案の検討は行われず]

 準備書を読むにあたっての留意点として、まず、方法書に対する意見にこたえてい
るかどうかということが挙げられると思います。その中でも、根本的な問題として、
代替案の検討を求める意見が多く出されています。環境影響評価法は、単に基準をク
リアするだけでなく、環境への影響を回避または低減するために、ベストを尽くすこ
とを求めており、そのためには、代替案の検討は不可欠であるためです。しかし、こ
れに対する事業者見解はそっけないもので、「環境影響評価法は環境保全措置につい
ての比較検討することを義務づけておりますが、事業実施区域についての比較検討は
義務付けておらず、地元合意の得られたカラ岳陸上地区で環境影響評価を実施してお
ります。」というものです。

 旧環境庁の通達に依拠したもののようですが、このように比較検討の範囲を限定す
るのは環境影響評価法の趣旨に沿わないと思います。また、これによるにしても、
ターミナル位置を滑走路の西側から東側(海側)へ変えたことについて、環境面から
の比較検討が行われなかったという問題は残ります。この変更は、カラ岳の切削量が
増えるなどの問題を含むものでした。このターミナル位置の2案については、少なく
とも、代替案としてアセスを行うべきだと思います。

[「海域への濁水流入はない」という前提]

 今回のアセスで注目されることの第一は、海岸近くで大規模な土地造成を行って空
港を建設することにより、白保サンゴ礁が影響を被ることはないかということです。
工事中や完成後に赤土を含む濁水が流入したり、地下水が枯渇したりすることが懸念
されます。方法書に対する意見書でも、それに関する意見が多く出されました。

 しかし、準備書では、予定地の北側部分(全体面積の7、8割)は、水が浸透しや
すい石灰岩地帯であるため、一時的に雨水を溜められる浸透ゾーンを作ることにより
全量が地下に浸透して、海域への濁水の流入はない、という前提でアセスを行ってい
ます。
 アセスで、このような前提を設けることが許されるのでしょうか。浸透ゾーンを作
るのは、工事の計画の一部であり、その効果も、事業者の「見通し」にすぎません。
アセスでは、その計画をチェックし、「見通し」が正しいのかどうか検証すること
が、まず必要だと思います。降雨量の想定は適切か、浸透ゾーンの地盤で本当に予定
通りの地下浸透が行われるのかどうか、当初は地下浸透してもやがて目詰まりをおこ
し浸透率が低下することはないか、等々、検討すべき課題は多いと思います。また、
地下浸透するにしても、濁水が地下の空洞を通って海底に噴出す可能性がないかどう
かの検討も必要です。

 一方、予定地の南側、轟川流域の部分では、難透水性の地盤のため、濁水を機械処
理した上で、轟川に放流するとされています。濁水は川の水で薄められるか、川自体
が濁っている場合には、処理水により濁度が改善されるという予測がされています。
 これについても、機械の稼動の実例の検証や、この場所で発生する濁水でその機械
が能力を発揮できるのかどうかの実験を経なければ、轟川に放流される濁水の濃度を
予測できないはずです。また、機械が予定通り働かなかった場合の予測も必要です。

 計画数字をそのまま前提とするのでは、アセスの名に値しないのではないかと思い
ます。また、第6章の河川水生生物の項で、「(機械処理に際して使用する)凝集剤
については、施工時点において可能な限り水生生物の生息環境に影響の少ないものを
選定することとなっていることから、影響は小さいと考えられる」としているのに至
っては、アセスの責任放棄と言うべきものでしょう。

[「環境保全措置」は有効か]

 予定地は、石垣島のなかでも自然の残されたところで、多くの「貴重」な動植物が
生育、生息しています。準備書は、飛行場の建設に伴い、生育、生息が困難になる動
植物については、「環境保全措置」として、移植や移動を行うとしています。そし
て、それにより「影響は低減される」と結論付けています。
 しかし、準備書の第7章(環境保全措置)を読むと、多くの種で、その効果は「検
証が困難」とされています。そのため、事後調査を行うことになっていますが、「事
後調査の結果により環境影響の程度が著しいことが明らかになった場合の対応の方
針」は、「関係機関と協議し、必要に応じて追加調査等を行い、適切な措置を講じ
る」というに過ぎません。これで、「影響は低減される」と言われても、到底納得で
きるものではありません。そもそも、動植物は、それぞれの生存に適した場所に生育
生息するものであり、それを「もの」のように移植、移動できるという発想自体に、
疑問を感じます。

 また、特に小型コウモリについては、「環境保全措置」自体が、抽象的にしか書か
れていません。他の洞窟に移ることへの「期待」が強いせいかもしれませんが、人口
洞設置の検討や移動経路と餌場確保のための植栽という項目を挙げるに留まってお
り、具体的な内容も効果も不明です。時間に追われて、案の途中のものを書いたので
はないか、という感じがします。ことあるごとに沖縄県は、「環境に配慮」と言って
いるのですから、十分に時間をかけて準備書を作成してほしかったと思います。

[意見書の提出を]

 このほかにも、 問題点は多くありそうです。たとえば、カラ岳の切削については、
濁水発生防止を含めた工法が示されていませんし、切削面の保全や緑化をどのように
行うかが明らかにされていません。今回の準備書の項目では、「地形及び地質」「陸
上植物」「景観」「人と自然との触れ合いの活動の場」に関係するものでしょうが、
どこにも取り上げられていません。担当者毎にコマギレで作った準備書の欠陥が現れ
ていると思います。「緑化」するということが前提となっていますが、それが可能
か、どのように可能かの検証がなければ、「景観」の項目にあるように、「切削面を
緑化することにより、草地で覆われたカラ岳の景観を大きく変化させるものではない
と予測された」などと言い切れるものではないと思います。
 
 全体としてこの準備書は、アセスの範囲を狭く限定し、事業実施を優先させたもの
であり、方法書を軽視した点と相俟って、アセスの形骸化をもたらすものであるとい
う言わざるを得ません。

 意見書の提出期限は5月14日(金)です(郵送の場合は、その日に着く必要があ
ります)。まだ時間があるので、多くの方に意見書を書いていただきたいと思いま
す。準備書の抜粋は、白保メールホームページに掲載しています。
  
http://www1.ocn.ne.jp/~shiraho/

 意見書の送付先は次のとおりです。しらほサンゴ村などの縦覧場所でも 受け付けて
います。

(送付先)〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
      沖縄県土木建築部新石垣空港建設対策室 

 スタイルが決まっているわけではありませんが、県作成様式では、以下のようにな
っています。

日付
沖縄県知事 稲嶺惠一 殿
提出者 住所、氏名
新石垣空港整備事業に係る環境影響評価準備書への環境の保全の見地からの意見書

 新石垣空港整備事業に係る環境影響評価準備書について、環境の保全の見地から次
のとおり意見書を述べます。
(意見の要旨)
(意見の理由)


^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~
♪ 『白保メール』ホームページ
      
http://www1.ocn.ne.jp/~shiraho/  

白保メール NO.57  04.5.1
発行者   鷲尾雅久 谷崎樹生 小林 孝
      
shiraho@estate.ocn.ne.jp


保安処分学習会へのご案内

5月8日土曜日午後6時半 尼崎市立小田公民館(JR尼崎駅北東5分)
テーマ 厚労省ガイドラインの検討 報告者:小川紘医師

 関西保安処分学習会運動
 尼崎市長洲中通1−13−51−401共生舎 рO90−3054−0947

厚労省ガイドライン

保安病棟の厚労省ガイドラインが公表されました。3月4日の全国担当者会議レ
ジュメです。その中身を学習会で検討していきたいと思います。100ページ以
上もある上に医学的なことが書かれており簡単には読むことができません。そこ
で小川紘先生にご検討いただき学習会を行なうことにしました。ぜひ多くの皆さ
んのご参加をお願いするしだいです。指定入院機関(病院)が内定して行ってい
ます。国立武蔵(東京)、国立肥前(佐賀)についで、国立南花巻(岩手県花巻
市)、国立東尾張(名古屋)が内定し地元との協議に入りました。武蔵では3月
20日に地元住民への説明会を行なっていますが、ちょうど大きな国際反戦集会
の開かれる日を狙い、反対運動をものすごく意識した設定です。指定入院機関は
、人口500万人に1ヶ所、全国24ヶ所、関西に4〜5ヶ所建設するとされて
います。指定通院機関は、人口100万人に2〜3ヶ所、全国320〜375ヶ
所、関西55〜65ヶ所です。国公立・民間病院の数より多く、医院・診療所
まで含まれてくるものと思われます。指定入院機関に比べ反対運動が弱いように
見えます。

指定医療機関で何が行なわれるのか

「触法精神障害者」に対する特別な医療など一般にないと考えられています。一
握りの「司法精神学派」(ガイドライン研究の責任者は東京都立松沢病院の松下
院長)が厚労省メニューとして呈示しているのは、以下のとおりです。詳細に付
いては学習会で検討します。
・ 他害行為の問題を認識し自ら防止できる力を高める
・ 様々な問題を前向きに解決する意欲や社会で安定して生活する力を高める
・ 被害者に対する共感性を養う
上記メニューは意識して犯罪を犯した人に対する人格改造のような想定になって
います。実際に多数をしめる家族に危害を加えた人などの場合に当てはまる項目
はありません。
@ 自覚して再犯を防ぐというようなことは心神喪失の場合に当てはまらない。自
  覚して防げるなら心神喪失ではない。自覚した意識がないから心神喪失なのです。
A 安定した生活と心神喪失がどうつながるのか。「前向きに解決する」と心神喪
  失はつながらない。「解決する」とか「社会で安定している」とかいう状態はそも
  そも心神喪失では想定されない。
B 上記@Aは、強いて言えば「心神喪失ではなくなる」ということ。事実上何も
 言っていないに等しい。
C 被害者に対する共感性というのは家族に危害をくわえた場合ではあえて求める
ことではない。初めから自覚しているか、そうでない場合では強制することはでき
ない。さらに、どういう人が収容されていくのかをみると矛盾だらけです。
第1に、冤罪です。弁護権が保障されておらず今でさえ「精神障害者」の冤罪が
多いといわれるなかでより増す。
第2に、再犯のおそれなど初めからない人・(カナダの研究によれば全体の8割)
第3に、家族など近親者に対して危害を加えたか自分の家に放火した人・8~9割
第4に、家族以外に危害を加え再犯するかもしれない人・極めてまれ。あくまで
可能性があるということにすぎず、「再犯する人」と言う定義づけは不可能です。
また、3ヶ月の鑑定入院期間と審判の期間があります。その間の医療をどう保証
するかという問題がなんら検討されていません。保安病棟に回ってきた時、急性期は
終わっています。回復期にあたり、急性期に比べ治療可能性は大きく下がっていま
す。通常、急性期は1~2ヶ月、回復期は3~6ヶ月、その後安定期に入り社会復帰し
ていくというのが一般的です。厚労省の指針でも急性期は3ヶ月とされています。
          厚労省のガイドライン
          [対象者の病状に応じた治療プログラム]
          入院⇒急性期⇒回復期⇒社会復帰⇒退院
          概ね18月を想定(症状の軽い場合は早期退院)
          運用指針案では、対象者が指定入院医療機関に入院する期間を急性期
    (3か月間)、回復期(9か月間)、社会復帰期(6か月間)の3期に分ける。

精神医療改革の根底的破壊

「治療者」への絶対服従が求められます。反省しなければ出さないという拘禁に
対して、絶対服従しか生まれないのです。信頼にもとづく医療関係は生まれません。
また、ガイドラインでは電気ショックも用いられることになっています。
治療拒否は一生出さないことを意味するなかで「治療」を強制する関係が生まれ
ます。担わされる医者・医療従事者にとってもその関係を崩せません。「病者」の
主導してきた「精神医療改革」の地平への徹底的な破壊です。

具体的行動

いままで国立病院が内定してきており、奈良の松籟荘が一番最初ではないかと思
われます。阻止のために厚労省に強力な反対運動があることを突きつける必要があり
ます。その切り口として、兵庫県立光風病院への申し入れ交渉を6月ごろに予定し
ています。交渉を中身のあるものとするために、多くの皆さんの学習会への参加と積
極的な学習をお願いするものです。







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