オープンスペース街・日誌


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2002年7月@

7月5日(金) 「街」日誌

 7・4集会に、仁君、ヨッシー、チューやん、トミタさんの4人で参加しました
 神(こう)美智宏さんの講演の後に、弁護士の八尋さん、足立昌勝さん(関東学院大教授)などの発言がありました
☆神さん(全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長)の講演。
 「自分はハンセン病にかかったと分かった時、病院をアチコチ回ったが、薬は療養所にしか置いてない、治療は入所しないとできないと言われ、仕方なく入所した。所内には火葬場まであって、死んでも出られない場とわかり、人生をあきらめる気持ちにさえなった。入所してみると、重病者の世話から、果ては死者の火葬までさせられた」と語った。
 「入口はあっても、出口はない。このハンセン病強制隔離政策は、今回の医療観察法案と根っこは同じ。今まで自分たちのことだけ考えて、社会の人たちからは見えないところで闘ってきたが、これからは、皆さんと共に闘いたい」

★八尋さん「全国の弁護士に声をかけ、医療観察法案に反対する302名の弁護士声明を作って、今日提出しました。
☆山本さん「犯罪を犯すのは精神障害のせいだから、医療福祉を充実させようという論理は、年収200万円以下の人は貧しいので犯罪を犯しやすいという論理と同じだ」
★足立さん「イタリア・フィレンツェにある司法精神病院と、トリエステを見てきたが、その2つの違いに愕然とした。日本はなぜトリエステになれないのか。国会議員も学者の、健常者であることが問題」 
 ジン君のアピール  さあ、デモに出発だぁ (^o^)丿
 夕食は、お客さんの青木さん差入れの肉で、焼肉をしました。  稲田さんも食べました。
 神保さんから山形のサクランボの差入れ。さすが本場モノは美〜味〜い

フッ君から、「ジュゴンの家」へ
 ようこさん、ありちゃん、さぎりちゃん、お元気ですか。それからうららちゃん、しん君、初めまして、フッ君こと府川です。

 思うところあって4年間のトンズラを反省し、晴れて「街」のメンバ−になりました。「街」日誌に何回か原稿をかいているので、少しは覚えてくれたかな。

 沖縄での運動、口にはできない大変さがあると思います。そんな中で生き生きと活動している皆さんの姿を見て、実に頼もしく、自分も負けていられないと実感する毎日です。

 「街」の基本理念である「障害のある人もない人も支え合って共に生きていく」ことは、言い換えればいかなる差別も戦争も許さないことだと思います。例え海を隔てた遠い東京と沖縄であっても共に闘っていきましょう。

 情勢は大変厳しいですが、8月5・6日は広島で必ずや再会し、闘いましょう。
                                2002年7月4日                                                                                 府川 政人 拝

7月4日(木) 「街」日誌

 フッ君、新カメさんが犬の散歩  タガミさん、手のケガが治りました 快気祝に桃の差入れ 
「街」の横断幕をヨッシーが作りました  人・犬用の差入れ m(__)m
 有事法制、医療観察法案反対「街」前アピール
 夕食は焼き鮭、ウナギの胆焼き、揚げナス大根おろし、山芋の京風漬け  遠くに帰る新カメさん、ウナギ胆で精力
 12時近くに関町三大奇人・関町将棋道場の
淡谷さん登場。
 「街」の貸し出し図書の棚で、アイヌの本を
見つけ、購入したがる。「売ると5万円、借りる
のはタダ」とハネやん。

種田山頭火の伝記「どうしゃうもうない私」を貸すと「これもいいなぁ」と淡谷さん。熊本に戻った
山頭火とオジさんが知り合いだったそうな。
奇遇 (゚o゚) 
 今日から、淡谷さんを止めて、種田さんと呼ぶことにした。

「医療でない強制治療」=保安処分を主張する政府答弁を許すな
私たち「精神病者」「心神喪失者」は反対する
兵庫県精神障害者連絡会  高見元博

「犯罪を犯したという面からの医療でない強制治療」という政府主張
6.28の衆院法務委員会の質疑で、社民党植田議員の「今回の法案で網のかかる人たちの治療の方法が変わってくるんですか。何か特別な治療方法があるんですか。」という質問に対して、坂口厚生労働大臣は、「入院してからの治療方法はそんなに違わないでしょう。しかし、それは医療の面からだけでなくて、犯罪を犯したという側面からの、また、強制治療というのがやはり存在する。ただ単に医療だけの話ではないというそこが違う。」と答弁しています。また、別の質問に対して厚生労働省の高原は、「こういったタイプの患者さんにふさわしい療法を医師および精神心理技術者によって頻回に行なう」と答弁しています。
短く言えば「犯罪を犯したという面からの、医療の面でない強制治療を行う」ということです。これは一体何をするということなのでしょうか。「医療でない強制治療」とはいったい何なのでしょうか。ここでは「再犯の可能性を無くする」ということと、犯罪を犯したのだからという懲罰の面が言われています。
多くの精神科医、日本精神神経学会等は、「再犯予測は不可能」であるとしています。今日明日の問題なら判断ができるかもしれないが、半年先に再犯の可能性があるかないかなど誰にも判断できるものではありません。いったい誰が、ある人が半年先、10年20年先に犯罪を犯す可能性があるかないかなどということ言い当てることができるでしょうか。よほどの山師でもない限り言えるとは言わないでしょう。再犯可能性を予測できると主張する山上ら司法精神医学のおおよそ科学とはいえないでたらめさは賭博師以上の代物なのです。再犯の可能性を一般市民に対して予測できないということは、それが「精神病者」であっても同様です。ヨーロッパでは保安処分の導入されている所が多いのですが、その最先端にあるイギリスの医学大学教科書には、「再犯予測は極めて困難である」と書いてあり、そういう予測を行なわされている精神科医の苦悩がにじみ出ています。
「再犯の可能性」を無くするという事は、精神医療の扱える問題ではありません。ある「精神病者」が半年先、10年先、20年先に犯罪を犯さないようにするなどと言うことは精神医学の目的でもありません。「再犯予測」が不可能だということの意味は、将来の犯罪の可能性を認識することはそもそもできないということです。認識できないものを無くせということは、全く不可能な要求です。
また、現行の措置入院では、犯罪を犯していたときには、その背景にある病気の治療が行なわれます。それとは明確に区別された「医療でない強制治療」を行なうと政府は言っているのです。この「医療でない強制治療」というものは、病気の治療ではない、精神医療とは全く無関係のものです。
現行の措置入院も保安処分的要素を持たされている面がありますが、新法では医療とはまったく違うことをするというのです。

人間の感情を奪う保安処分

善く考えたとしても、「再犯可能性」がなくなるまでとして一生の収容を行なう以外に有りません。実際には、重隔離施設の中でのもっと激しい人間破壊が行なわれるのでしょう。医療に名を借りた拷問が加えられるということです。怒りの感情が犯罪につながるとしてその喜怒哀楽の感情を奪うということが言われているからです。人間には感情があるものです。それが善く出ることもあれば悪く作用することもある。そういうものとして一人の人間なのです。ところが「再犯可能性を無くする」という立場からは、その人の人間性を守ると言うことは念頭にもなく、再犯可能性の芽を摘み取るとして、人間としてのあり方そのものを奪ってしまうのです。それはまた懲罰として正当化されているのです。

ロボトミー手術も復活する
喜怒哀楽の感情を奪うもっとも手っ取り早い手段として感情をつかさどる脳の一部を切り取るロボトミー手術が復活してくるでしょう。ロボトミー手術は以前には広く行なわれていました。政府が保安処分先進国と言っているドイツでは、かつて過激派指導者に対するロボトミー手術が計画されました。事前に発覚して労働者市民の大反対で行なわれませんでしたが、人権後進国日本では行なわれる可能性は高いと言うべきです。厚生労働省はロボトミー手術を廃止したわけではなく維持しているのです。
ロボトミー手術をされた人はいっさいの感情を感じることもなくなり、まったくの無気力状態におちいります。政府としてはそれで良いのです。その「病者」の人間性のいっさいを文字通りに奪っても、「再犯」をしなければそれで良いのです。「再犯の可能性を無くする医療でない強制治療」とは、そういう人間破壊のことです。

人間の尊厳を奪う保安処分に反対しよう
「医療でない強制治療」とは、人間に対する不可逆的破壊のことです。これはもはや病気の治療とはいえませんが、政府は最初から病気治療とは違うことをするのだと言っているのです。政府の目的はそれで果せるのです。「心神喪失」のある「病者」を「廃人」化することが政府の言う「医療でない強制治療」です。再犯の可能性を無くするための「医療でない強制治療」なるものは、人間としての尊厳を奪い、「精神病者」を人間ではないものにしてしまうものなのです。ただ呼吸し飯を食うだけの存在、意欲も感情もないただの「物体」に作り変えてしまうものです。

「精神病者」は精神医学の反動的転換に反対する
精神医学に「再犯可能性をなくせ」と要求することは、医学を反人間的なものとして使えということを意味します。それは科学を人間に反するものとして使用するということです。精神医学はそもそも犯罪防止の目的で作られたものを、「精神病者」のためのものに作り変えるという苦闘がありました。精神医学を人間に役立つものとして使うという多くの精神科医の苦闘の歴史があります。それに対して、精神医学を犯罪防止、再犯防止の目的に転換するということは、その精神科医の苦闘を全く無に帰させるものです。
精神医学を「精神病者」のためのものにするという精神科医、精神医学の転換については、多くの「精神病者」による糾弾と告発があったのです。「精神病者」自身が虐げられた歴史に対して声をあげ、怒りとして表現したことが精神医学の転換の何よりの力でした。今、精神医学が再度転換させられようとしている現実に対して、私たち「精神病者」「心神喪失者」こそが弾劾の声をあげているのです。精神科医、国会議員は私たちの声を聞くべき時です。私たち「精神病者」「心神喪失者」こそが精神医療の主人公でなければならないのです。
「心神喪失者等医療観察法案」の目的は私たち「精神病者」「心神喪失者」に対する不可逆的人間破壊を加えることです。そのような精神医学の反動的大転換に、私たち「精神病者」「心神喪失者」は断固として反対します。

7月3日(水)  「街」日誌

マックの妊娠疑惑解明のため、テーブルの下に潜り込んで調べるマスミさん フッ君の薬相談=洋平君の薬
昼食は、タカちゃん&ヨッシーの肉じゃが 9月に名護市議会選挙! 宮城ヤスヒロ後援会に入ったフッ君&サクちゃん姉。
有事法制、医療観察法案反対「街」前アピール
  
 静かにタカちゃん、     アジリまくるフッ君、            タガミさん&サクちゃん、オヤジさん(元ペチャンコ)
夕食は、冷し中華、春巻、チリメン・鮭の混ぜご飯、キムチ

「街」、今週のスケジュール
7/4(木) 12時〜 「命を輝かせていたい―精神障害者とハンセン病元患者との対話―」集会クリック 5人参加予定
7/5(金) 9時半〜4時 衆院・法務委員会 傍聴&国会座り込み行動/「処遇困難者専門病棟」新設阻止共闘会議 10数人参加予定

7/2 「街」の出来事
★フッ君の「薬・相談室」絶大な効果。
 オヤジさん、陽和病院の医者に薬のことを話すと、1錠減りました。
 サクちゃんは木曜日、新しいクリニックでの診察へ。金杉医師は、できるだけ軽めの薬を出す人です。
 転院の件で、お姉さんとも話しあいました。
☆サギリちゃん母が昼休みに来て、沖縄でのサギリちゃんの写真を見て涙。夕方、「ジュゴンの家」日誌
 を見て、感無量。
★フッ君が、「ホーム街」で洋平君の泊まりサポーター初日に入りました。 

。                                  \│/
   。                                ─ ○ ─
    V..v              白  保  メ  ー  ル│\               Jul.3.2002
  >>∈∋<<    v..V                           。      No.29
""          >>⊂⊃<<                             .   .         。
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  <新しい夢>                  しまの めぐみ

市長選のあとに次のような会話が聞こえてきました。「カラタケにカンムリワシの巣があるらしいが、
それよりさっさと新空港をつくってほしい」「そのうちハブも保護しろっていいだすだろう」「市長再選、残念だ。何も変わらない。不景気をなんとかしてほしい」彼らが新空港建設の恩恵に浴することができるのかどうかよくわかりませんが、金は天下の回りもの、いずれは回ってくるのかもしれません。しかしハブの保護とは、なんと先を見通した鋭い視点だろうと思いました。

 あとでこの時の会話を思い返してみると、どうやら現状に飽き飽きし、そして退屈して、行き詰まり、やり場のない怒りを抱えた「愚痴」の一種ではないだろうかと思われるのです。そのような状態を体験しているのは、もちろん彼らだけではありません。私を含めて、他たくさんの友人が多かれ少なかれ、狭い島社会の中で様々な立場で飽き飽きしたり、行き詰まったり、やり場のない怒りを抱えたりしています。そして「変化」を求めたくなります。

 市長交代とは違って「新空港建設」は変化にしても、夢にしても、目標にしても、比べものにならないくらい壮大で、スケールがでっかいのです。そして工事は何年も続き、その間ずっと夢が見られるのです。新空港建設→工事バブル→活気→地場産業の活性化や観光客数の増加劇的な変化を期待でき、思い描く夢の数も増えます。

 しかしながら、新空港はなかなかできず、20年以上もの歳月が経ってしまいました。そしてその間に時代の流れも随分変わりました。見ている夢は誰かが作った張り子の虎で、虎はただの紙くずになるかもしれない、とも囁かれるようになりました。新空港完成後に本当に夢を手にする人間がどのくらいいるのだろうと、そして手に出来ない人は、こんどはどんな夢が見られるんだろう。夢やぶれて、酒と愚痴におぼれて美崎町をさまよう人の数が増えたりするんだろうか・・そんなことを心配してしまいます。そしてこの大きな夢が随分色褪せてさみしくみえるのです。

 今一度、新空港建設だけに夢を託すのではなく、なにか新しい目標を持って、それに向かって夢を見ながら実現に向けて頑張れたら!と思うのです。その新しい目標は新空港よりも夢があって、スケールも世界規模でなくてはなりません。島にとって大きな利となり、郡民が心をひとつに出来て、誰も反対する理由の無いような、大きな目標と夢。
誰にでもわかりやすくて、誇りを持てるような。

 そこで私が思いついたのは八重山全域の「世界遺産」登録です。「世界遺産」の中には「自然遺産」「複合遺産」という項目もあり、八重山は世界遺産登録を目標にねばり強く頑張り続ければ、全く手が届かない話ではないくらいの豊富な資質を持っています。沖縄のサンゴは世界中のダイバーが絶賛するというではないですか。豊かな自然環境だけではもちろんありません、それと共に生きてきた人々の文化、伝統、芸能、国の天然記念物、日本中が注目する沖縄の長寿も食材も今度は世界が注目するのではないでしょうか。それに世界遺産はわかりやすいし、有名だし、観光客が世界中から来るかもしれない。私が思いつくくらいなので、誰でもきっと知っている。そのうち気が付いたら「新空港建設」と言うことが時代遅れになってしまうかもしれない。

 声高に叫ぶのは「利」のある人達ばかりという様になっているかもしれない。「世界遺産登録」はまだひとつの小さな夢に過ぎません。けれど私たちが、新空港建設から自由になれたとき、もっともっと、新しい夢と新しい未来が現れてくるかもしれません。

先日、地場産業についての話題の中でひとりの友人が言いました。「発想の転換こそが大切なんだ!」発想の転換!これからの八重山に必要なのは、まさにこの発想の転換かもしれません。夢と未来を一心に託した新空港建設という巨大公共事業から発想を転換して、違う未来と新しい夢を見ることができたら、、、それこそが、とても大きな変化を島にもたらすのではないでしょうか。

 <<しまのめぐみさんの自己紹介>>
(今回は、石垣島在住のしまのめぐみさんに寄稿をお願いしました。お願いついでに、自己紹介もしていただきました。)

東京から移住して約10年くらいになります。趣味は飲むこと食べること、散歩、水泳そしてシュノーケリングです。
石垣島は食べ物とお酒がおいしく、散歩するたび に新しい発見があり、一年中泳げて、最高です。
なのに時々自分も観光客になってどこか(他の)リゾートにいきたい〜と思ったりすることもあります。しかし帰ってくるとここが一番好きと思います。        
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♪♪ 転載を歓迎しますが、著作権は各執筆者に属します。
    引用される場合は、執筆者にお断り下さい。
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白保メール NO.29  02.7.3
発行者   鷲尾雅久 谷崎樹生 小林 孝
      shiraho@estate.ocn.ne.jp

衆議院審議予定
いよいよ連合審査に入ります。5日(金)は、社民党では中川議員が約45分質問をすること
になりそうです。
しかし、翌週9日(火)には、法務委員会で参考人を呼ぶことになるかもしれないと言
うことが、今朝の院内の会議で報告されました。
詳しくは明日の法務理事懇で決まるそうですが、これも連合にするように要請しています。

参考人候補者名簿(与党案)は以下です。(△は推進派、○は反対派です)

1・法学者
  △前田雅英
  △加藤久雄
  △川本哲郎
  ○足立昌勝
  ○浅田和茂

2・精神医療関係者
  △山上皓
  △仙波恒雄
  ○冨田三樹生
  ○大塚敦子

3・その他
  ○池原毅和
  ○伊賀興一

7月2日(火)  「街」日誌

オヤジさん(元ペチャンコ)  昼食は、牛カルビ焼き  彼氏に手紙を書くために、ローマ字の
勉強を始めたタガミさん。愛は努力をうむ。
 有事法制、医療観察法案 反対アピール
署名を取るタカちゃん アピールする、サクちゃん、オヤジさん
おっとぉ、久々にミッちゃん登場。冬眠中だったため、医療観察法案、有事法制など
世のニュースを知らなかった。全日空事件、「精神障害者」差別に怒る・怒る・怒る!
月曜恒例、ハンバーグを食べる洋平君

高代さんからのメール
忙しいところ、子連れでお邪魔しました。

ところで、さぎりさんの通院先の担当医のこと見ました。いまだにそんな病院あるんですね。悲しいです。これだから遅れていると言われるんですよね。

それにしてもかなり頭がどうにかなってる医者ですね。
疑問を持ったときは担当医と話し合うか、それでだめならその医者はやめたほうが、無難なのではないでしょうか。
こういうことを聞くと、気分が落ち込みますね。

負けずにどこまでも戦う姿勢、脱帽です。

また遊びに行きたいと思います。皆様によろしくお伝えください。

健康増進法
「健康増進法」という法案が衆議院を通過しました。参議院で審議に入るようです。

健康診断の推進、国民健康・栄養調査、給食施設の栄養管理、受動喫煙の防止対
策、栄養の表示基準など、ごちゃごちゃといろいろな内容を組み合わせた妙な法
案です。
受動喫煙の防止は、賛成の方が多いかも知れませんが、法案全体については、国
会議事録を検索しても、踏み込んだ質疑が今まで行われていないようです。
これに対して、

さいろ社 http://www.sairosha.com/ の「いのちジャーナル」という医療問題の雑誌の
7−8月号に、「心身の国家管理が始まった」という特集があります。
 「精神障害者隔離新法がやってくる〜池田小事件の教訓を取り違えるな」という記事

健康増進法については、
奈良県立医大公衆衛生学助手の御輿久美子さんへのインタビュー
「健康増進は国民の責務?」という批判記事が載っています。

ぜひ全文をお読みいただくといいのですが、
批判の要点は、次のような内容です。

1:健康は国民の権利なのに、保健増進を国民の責務にしてしまい、「病気になっ
たのは本人が悪い」ということに責任転嫁している。それで医療福祉予算を削ろ
うという意図ではないか。

2:健康診断の義務化。健診への予算を増やして関連業界を潤わせるねらい?

3:健康手帳の交付。個人情報をすべて記録することになり、健康診断を受けて
いなければ就職や保険加入等で不利になるだろう。

4:しかも健康診断データの目的外利用に罰則はなく、住民基本台帳ネットなど
とリンクすれば、個人情報の国家管理につながる。

 *だいぶ前ですが、成人病を「生活習慣病」に変えたネーミングにも、疾病の
自己責任化という同じ発想がにおいます。たとえばがんには環境汚染病も含まれ
るし、ウイルスや細菌が原因のこともあるし、糖尿病や高血圧には遺伝的負因が
あるし、脳卒中や心臓病には過労死もあるし、といった様々な問題があるのに、
この名称はおかしい。病人にスティグマを与えます。

衆議院ホームページの「議案」のところには横書きの法案全文があります。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_main.nsf/html/index.htm
(衆院 2002/6/21 可決)

 第1条(目的)
 この法律は、我が国における急速な高齢化の進展及び疾病構造の変化に伴い、
国民の健康の増進の重要性が著しく増大していることにかんがみ、国民の健康の
増進の総合的な推進に関し基本的な事項を定めるとともに、国民の栄養の改善そ
の他の国民の健康の増進を図るための措置を講じ、もって国民保健の向上を図る
ことを目的とする。

 第2条(国民の責務)
 国民は、健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め、生涯にわたって、
自らの健康状態を自覚するとともに、健康の増進に努めなければならない。

 第3条(国及び地方公共団体の責務)
 国及び地方公共団体は、教育活動及び広報活動を通じた健康の増進に関する正
しい知識の普及、健康の増進に関する情報の収集、整理、分析及び提供並びに研
究の推進並びに健康の増進に係る人材の養成及び資質の向上を図るとともに、健
康増進事業実施者その他の関係者に対し、必要な技術的援助を与えることに努め
なければならない。

 第4条(健康増進事業実施者の責務)
 健康増進事業実施者は、健康教育、健康相談その他国民の健康の増進のために
必要な事業(以下「健康増進事業」という。)を積極的に推進するよう努めなけ
ればならない。

 第9条(健康診査の実施等に関する指針)
 厚生労働大臣は、生涯にわたる国民の健康の増進に向けた自主的な努力を促進
するため、健康診査の実施及びその結果の通知、健康手帳(自らの健康管理のた
めに必要な事項を記載する手帳をいう。)の交付その他の措置に関し、健康増進
事業実施者に対する健康診査の実施等に関する指針(以下「健康診査等指針」と
いう。)を定めるものとする。

第25条(受動喫煙の防止)
 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公
庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用
する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこ
の煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努
めなければならない。

7月1日(月)  「街」日誌

 サンデー夕食会は、カツ丼 人が変わると着るものも変わる。
オヤジさん、真っ赤なTシャツで登場。
タガミさんのラブレターを代筆するサクちゃん

サギリちゃん、無事、沖縄に到着 (^o^)丿

6月30日(日)平和市民連絡会の有事法制反対行動 (那覇 県庁前)

しんやさんも歌と話でアピール 晋君うららちゃんもいっしょに! 「ユージ君」を歌った後アンコールの声にこたえて「心病んでも」をありちゃん熱唱
さぎりちゃん県庁前に到着!!


5時過ぎに携帯電話にさぎりちゃんから電話がかかってきた。「今、那覇空港です。25分発のバスで県庁前に行きます」

デモ出発の少し前に到着。「うららちゃん、ありちゃん、晋君、ようこさん、みなさん、よろしくお願いします」。
さぎりちゃんが持ってきた宮城盛光さんの抗議のことがかいてある街ニュースをすぐみんなに配りました。
島田正博さんに挨拶、宮城盛光さんには「新聞やテレビでみました。小泉さんに有事法制ゆるさんぞ、と言ったのがすばらしかったです」と話しました。この後元気にデモに出発!!
今からデモに出発だーーー!国際通りを県庁前から牧志公園まで道ジュネー、しんやさんの歌「♪オーレー、オーレ、オーレ、オーレー、有事法制いらなーい、軍事基地いらなーい、小泉いらなーい」。しんやさんが歌うと、国際通りの青年達も笑って一緒に「有事法制はんたーい」とこぶしを上げてくれた。先頭の車ではユージ君も流しました。
 帰りの車の中では、さぎりちゃんが街の様子や自分のことなど色々話し、うららちゃんと晋君はジュゴンの家での生活のことや、沖縄の基地の事、天気の事、おばあちゃんやおじいちゃんから教えてもらった事をさぎりちゃんに話しました。
 道中、会話が絶えることはなく、ずーっと話したり、笑ったり、あっという間にジュゴンハウスに到着!!
全日空搭乗拒否事件について、那覇市議会で追及してくれた、島田正博那覇市議。「街」日誌を見てくれていて、私達を見つけるやいなや「さぎりちゃんが沖縄へ行くと言うと妄想と言ったのは八王子のどこの病院だ!」と怒る。 有事法制反対のためにかけつけた伊江島の謝花さんとオーシッタイのせtyちゃん。 小泉首相に「有事法制絶対反対」をつきつけた宮城盛光さん
 サギリちゃんの病院に対する怒りのメールが寄せられました。m(__)m
> 30日から、サギリちゃんは沖縄「ジュゴンの家」へ行きます \(^o^)/

>ということで、通院している八王子のH川病院に行った所、医者から
> 「相談もしないで、沖縄に行きを決めるなんて、非常識」と言われたそうだ。
>非常識なのは、どっちだ!

そのとうりだ。相談をしにくい状態での精神療法が、本まものだろうか?医者は、そ
れで、診療をやってるつもりか?

>「沖縄に行くというのは、妄想じゃないか!」との差別的なことを言われたけど、
>反論してもしょうがないから黙っていたという。サギリちゃんの日々の生活を知らないで、
>「妄想」と決め付けるとは何事だ。いい加減な診察はやめろ!

医者の、差別、無理解もそうだが、今回はサギリさんの、主体性こそ、病気を克服さ
せる最大の力になる事ではなかったのか!=EMPOWERMENT。その医者は、これを、知
らないのですか?!
まったく、医者が自分で、自分の無能を暴露してるようで呆れる。

>その後、H川病院のケースワーカーから「街」に電話がかかってきた。「患者の症状は
>医者が決める! 医者もいない作業所は勝手なことをするな」だと…。 
>ふざけるな八王子・H川病院よ!

 患者の状態を、医者が決めるだと!ふざけれな!。無能な上に、なんとおごるってい
る人達なんだろうか?!怒りを感じる。
 更に、病院作業所こそ、退屈でつまらないと、患者みんなが言ってることを知らない
らしいな。…もっと、勉強せい!!
 職員が、高給、取るために必要な為の、作業所なんだろうな。

サギリさんの事は、NET上でしか知りませんけれど、あまりにひどい病院と医者みた
いに思いました。おいらは、そんな医療機関では、治療関係は持ちたくありません。
お若い患者さんは、権威の不当さに抵抗しにくい(率直で、謙虚だから)のが、気の
毒でなりません。

6月28日(金)衆議院法務委員会傍聴闘争 ヨッシー&フッ君
 28日、衆院法務委員会で野党側の質問が行なわれた。
冒頭で森山法相にフッ君が「健常者も犯罪を犯してるじやないか!」と野次を飛ばすと、前に座っていた亀井静香が「退場させろ」と怒鳴る。すかさず衛士が2名飛んで来て退場させようとするが、民主党議員が仲裁に入ってこと無きを得る。いかにも警察官僚出身らしい亀井だが、その後はずっと居眠り。この税金泥棒野郎が! その後フックンが拍手をすると、また衛士がすかさずやって釆て「止めて下さいい、別室へ連れて行きますよ」とドウカツする。全くどうなっとるんじや?

 途中でヨッシーが机の上の水を飲もうとすると、またまた衛士が駆け寄り「飲まないで下さい」と。議員は飲み放題なのに主権者を愚弄するのもいい加減にしろ!

 午前は民主党の水島・平岡両議員が質問。池田小事件後の小泉発言により、「精神障害者」への差別・偏見が助長されて作業所に石が投げ込まれたり、それまで小学校と交流していた作業所が、交流できなくなったりしているとの事実に対し、首相は謝罪すべきとの指摘に、厚労相・坂口は「首相はそんなつもりで言っのではない」と開き直る。坂口も森山もしきりに、政府案は不幸にも重大な犯罪を犯してしまった「精神障害者」の病状を改善し、社会復帰してもらうためのものだと強調する(が、後にボロを出す)。午前中のポイントは以下の5点であろう。

1.厚労相都部長・高原が、重大な犯罪を犯した「精神障害者」には一般病棟とは異なった特別の病棟での特別なケアが必要  だと主張。
2.法務省刑事局長古田は、該当する「精神障害者」を特別処遇する期間について、特に期間は設けないと明言。
3.再三の追及に対して森山は、政府案が社会の保安維持の目的も有していると明言。
4.坂口は再犯の恐れの予測について、またもやオックスフォード教科書を引用し、どこの頁にはこれこれこう書いてあると言う   も、どこにも予測可能とは書いていないことが判明し、これには平岡議員も怒り出す。
   また、昨年ドイツで多くの精神科医から話を聞いた結果、諸外国では予測が可能になっていると詭弁を弄する。日本でも今  後研究を進めていけば予測可能になるだろうと憶測でものを言う。
5.森山は、柔軟な対応をするためには刑事訴訟法にとらわれずにやっていくとナンセンスな発言。
  政府案の矛盾と危険性が満天下に浮き彫りとなった。

 午後は民主党が対案の趣旨説明を行なう。再犯の恐れは予測不可能と言うものの、現行の措置入院制度を充実させる、初犯の段階から特別の処遇をするなどと政府案よりも後退した内容。

 続いて社民党の植田議員、自由党の西村、日共の木島議員が質問に立つ。植田議員は劣悪な精神医療の問題を指摘し、特別な処遇よりも、適切な医療を受けられるようにすべきと主張。西村議員は、池田小事件から始め、重大な犯罪を犯した精神障害者への鑑定強化や司法の権限強化をするよう質問し、政府案にすり寄って完全な補完者となる。

 木島議員は自覚の「見解と提案」をしきりに宣伝する茶番を演じる。保安処分は人権侵害であり、国の責任で予算をつけて精神医療の水準を向上させろと形式的に言うものの、具体的な方針は無く、右往左往している印象。

 本日の審議では、政府案・民主党案とも体裁をとりつくった実質的な保安処分そのものであることが明々白々となった。ここで俺達は言いたい。恐れを予測できるのなら、すべての市民を定期的に診察・鑑定しろよ! そうすれば犯罪がなくなるぜ! でもそんなことできないだろう。誰にも予測なんかできやしないんだ。
 奴らは「精神障害者」を人間扱いせず、自由に隔離してもいいと考えています! もう時間がありません。全ての心ある皆さん、私たちと共に反対の声をあげ、保安処分阻止まで闘いましょう!

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