オープンスペース街・日誌




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2002年4月C

4月18日(木) 「街」日誌

 院内喫茶店「フリーバード」で学習会
 「街」のメンバーとアサちゃん(右)

★則子さんが車を運転して、Aちゃん、仁君、ガンちゃんとヨッシーの五人で陽和病院での医療観察法案の学習会に参加した。最初に労組のKさんがレジュメで、法案の問題点を話してくれた。

 次に僕たちがアピールをした後に、仁君が「こころ病んでも」を唄い、「街」の日々の活動をAちゃん、ガンちゃんが紹介し、「陽和病院の皆さん、共に力を合わせて闘いましょう」と訴えた。

 ヨッシーが「5・6集会に、僕たちは50人動員を目指して毎日、お客さんや地域の人達に訴えているので、陽和病院から100人以上参加して下さい」

 則子さんは入院中のアサちゃんに会いに行き、彼女を連れて戻ってきた。その後フリートーク。陽和病院に通院している人が、那覇空港で精神障害者であることを理由に搭乗拒否された事件について、患者協会の竜眼さんに聞いた。現在、
1 ニチベン連が人権救済申し立てをしているとのこと。
2 全日空と近畿日本ツーリストに抗議文をジャンジャン送って下さい。ただし抗議文は事件当事者の了承が必要なので、竜眼さんに送ってからにして下さい、とのこと。

「国内旅客運送約款」の第14条「運送の拒否及び制限」の中に「精神障害者」は飛行機に乗せないということが書いてある(下に記述)。

 則子さんは、今、沖縄でまよなかしんやさんを中心に沖縄福祉連合会の人達が、この事件について非常に怒っていることを話した。全国の皆さん、近くの全日空・近畿日本ツーリストに抗議して下さい。

 最後に、アサちゃんのために、仁君が「こころ病んでも」をもう一度歌った。アサちゃんは、ノリノリで手を叩き・体を揺すらせ聞いていた。そして「よい歌だね」と言った。

 則子さんがアサちゃんに「外泊して私の所に泊まりにおいで」と言った。今回の入院は三年以上たっている。他の作業所のメンバーだった頃を含めて、アサちゃんは街ができてから何回も入院している。妄想が出てきて・ソウ状態が高まる。そういう時、アサちゃんと「少し休息入院しようか」と話し合う。日にちを決めて、街の車に乗せて陽和病院に送っていった。玄関前に着くと、自分でドアを開けて「任意入院してきます」と言って病院に入っていく。しばらく入院して落ち着くと、アサちゃんを中心にお兄さん・医者・ケースワーカー・保健婦・僕たちが、退院後のことを話しあって退院。そんなことが何回も繰り返された。

 でも今回の入院の時は違った。そして医者も保健婦も変わった。いつものように、アサちゃは数日前からソウ状態に入っていた。でも担当の保健婦は、アサちゃんの状態のことを全然知ろうとしなかった。朝、都営住宅の三階に住んでいるアサちゃんは、ベランダに出て騒いでいるという連絡があって、「街」のスタッフが急行した。そして、いつもの休息入院。

 丁度その日、この地区の精神保健関係者の連絡会があった。それ所でない僕たちは当然欠席。担当の保健婦は「欠席した街の職員は職務怠慢だ。そういう時は警察に連絡すればいいのよ」という暴言を吐いた。「街」はそれ以来、そんな連絡会に参加することをやめた。そしてアサちゃんの退院に向けての話し合いも持たれなくなった。みんな変質してしまった。

 学習会のあと、アサちゃん、僕たち、竜癌さんが中庭に出て話をした。Kさんも来て、今度は仁君の陽和病院コンサートを月末にやろうと提案。そういえば昔は、チャンプルー街の人達で、何回かコンサートをしていたことがある。陽和病院に余裕があった頃の話だ。学習会より、コンサートの方が入院者がたくさん集まる。また一つ歌う場ができた。

国内旅客運送約款 全日空
第14条 搭乗の制限
1.会社は、次の各号に該当すると認めた場合には、当該旅客の搭乗を拒絶し、または寄航地で降機させることができます。この場合、第20条第1項の規定による払戻しを行い、取消手数料は一切申し受けません。
(3)旅客が次のいずれかに該当する場合。
(イ)精神病者、伝染病者、薬品中毒者、泥酔者。
(ロ)重傷病者または8才未満の小児で付添人のない者。

国内旅客運送約款日本エアシステム=JAS)
第14条 運送の拒否および制限
会社は、次の各号に該当すると認めた場合には、当該旅客の搭乗を拒絶し、または寄航地で降機させることができます。その場合においては、その旅客の手荷物についても同様の取扱いとします。この場合、第20条第1項の規定による払戻を行い、取消手数料は一切申し受けません。 
なお、本項(3)号(ホ)又は(ト)の場合においては、上記の措置に加えて、当該行為の継続を防止するため必要と認める措置をとることができます。その措置には、当該行為者を拘束することを含みます。

(1) 運航の安全のために必要な場合。
(2) 法令または官公署の要求に従うために必要な場合。
(3) 旅客の行為、年令又は精神的若しくは身体的状態が次のいずれかに該当する場合
(イ) 会社の特別な取扱いを必要とする場合。
(ロ) 重傷病者又は8歳未満の小児で付添人のない場合

国内旅客運送約款 日航=JAL    2001年6月1日より有効
第14条 運送の拒否および制限
1.会社は、次の各号に該当すると認めた場合には、当該旅客の搭乗を拒絶し、又は寄航地で降機させることができます。その場合において、その旅客の手荷物についても同様の取扱いとします。この場合、第20条第1項の規定による払戻しを行い、取消手数料は一切申し受けません。
(3)旅客の行為、年令又は精神的若しくは身体的状態が次のいずれかに該当する場合。
(イ)会社の特別な取扱いを必要とする場合。
(ロ)重傷病者又は8才未満の小児で付添人のない場合

各社を比較すると、全日空が一番差別的な条文だ

■「フーリガン対策」の陰で市民運動の弾圧が  全港湾建設支部 中村  猛
 10月27日の読売新聞は「フーリガン対策法案、国会提出」の見出しを掲げて次のように報じた。
日韓共催のサツカー・ワールドカップに向け、政府は26日、出入国管理法改正案を国会に提出した。同法案は別名「フーリガン対策法案」。競技場で暴動を起こすフーリガンの締め出しを目指すものだ。 フーリガン対策法案は、過去の国内外の競技会で暴行や器物破損などを犯した犯歴がある者に対し、入国拒否や国外強制退去などを命じる規定を盛り込んだものだ。
 しかし同時に同紙は、アメリカのテロ事件以降テロ対策がより深刻な課題として浮上していることを指摘し、入国する外国人の多さや、大会関係者の円滑な出入国という課題との両立をあげて、この法の実効性に疑問を投げかけている。

 また10月20日付け毎日新聞は、「フーリガン対策が進んでいるヨーロッパなど各国に協力を仰ぎ、フーリガンの氏名や生年月日などの情報を入手し、入国時のパスポートでチェックする。」と報道している。

 これだけならスポーツ欄で扱われる記事であり、サッカーファンのみならず、当たり前の法改正として納得する向きも多いであろう。ただ、いかに国民的な行事とは言え、高々サッカーで出入国管理法の改正とは、「ちと、オーバーな」とか、ヨーロッパなどの各国に協力を仰ぎ、フーリガンの氏名や生年月日などの情報を入手するとは、情報交換が国際的にやられているんだな、位の感想を持つのがせいぜいであろう。

 しかし、「ちと、オーバーな」出入国管理法の改正を行う真の意図があったのである。

 改正案は「出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律」第5条第1項第5号の次に次の1項を加えるとし、5の2「国際的規模の若しくはこれに準ずる規模で開催される競技会若しくは国際規模で開催される会議(以下「国際競技会等」という)の経過若しくは結果に関連して、又はその円滑な実施を妨げる目的を持って、人を殺傷し、…(略)…するおそれのあるもの」がフーリガンだというのである。

 注目! 改正案には「国際規模で開催される会議」が含まれているのである。しかも国際会議まで含んだものを「(以下「国際競技会等」という)」とし、以下の条文はすべて「国際競技会等」と表記されている。しかも法案の別名を「フーリガン対策法案」と呼ぶとは…。ここまで来るとこれは悪質なペテンではないか。
この「ちと、オーバーな」改正案は、フーリガン対策などが真の目的ではない。ワールド・カップが終わればフーリガンはいなくなるが、この法律は生き続けるのである。この改正案は明らかに国際会議に反対する市民・環境・労働運動対策にその矛先が向いている。

 いま新自由主義・グローバリズムという政策を推し進める国々にとって、シアトルやジェノバで示された反グローバリズムの声は何とか押え込みたい第1級の課題である。この改正法はフーリガン対策に事寄せた、市民・環境・労働運動弾圧法であり、国際的な情報の収集・交換とブラックリストの作成を合法化する危険極まりない法律であると言わざるをえない。

大阪労働者弁護団のホームページから転載

4月17日(水) 「街」日誌

4・16 有事法制反対 国会前行動 午後12時15分〜午後1時
★今夜にも有事法制が閣議決定されるという状況の中、陸海空港20労組が中心となって「有事法制反対集会」が行われた。
議員会館前の歩道は、約100メートルに渡って、教員、医者、看護婦、飛行機の乗務員、パイロット、日本山妙法寺の人、キリスト教の人など反対する人たちで埋め尽くされた。
・佐々木ひでのり(民主党)「小泉首相は、備えあれば憂い無しと言うが、こんな備えをすれば、憂いが増すだけだ。有事法制は憲法違反。残念ながら民主党内にもタカ派がいるので、党内が全体として反対できるように努力する」
・社民党「戦後57年、日本が戦争に踏み込まなかったのは、憲法9条があったからだ。広島・長崎・沖縄・アジアの人たちの犠牲の上に成り立っている憲法だ」(広島出身・金子てつお)
・保坂展人「有事法制や個人情報保護法など、国民を戦争に動員するための法律を次々と作ろうとしている。個人情報保護法は、
個人尊厳破壊法だ。絶対許さない」
・キリスト者平和ネット「かつて政府の圧力に屈して戦争協力をしてしまったことを深く反省して、キリスト者として、戦争法に反対し
 行動する」

・海員組合「戦時中、船員は戦争協力をさせられ、軍人以上の死亡率だった。今度の有事法制の『従事命令』は、国家総動員法の ようなものだ」

★航空労組の方と、「精神障害者」であることで搭乗拒否されたことや、全日空の社内規定で「搭乗拒否」のあることなどを話した。
 でも最初は分かってもらえずに、「機長が精神病の人に刺されて殺された」なんていうトンチンカンな話を返してきた。オイオイ、それが労組員の「感性」なのかい。「精神障害者」は「テロリスト」と同じという権力のデマに巻き込まれてるんじゃないぜ。

 労働組合員、シッカリしろ! あなたちは一体、何を目指しているのだ! どんな社会を作りたいのか! そこには「精神障害者」が住まないのか! 労組員の意識は何て低いんだろう!と思ったが、冷静に、「精神障害者」が危険な存在だという誤った偏見に
よって搭乗できないのは差別だ、「精神障害者」の犯罪率は低い、電車やバス、船にも乗っちゃいけないという法律があったけど廃止されたという話をすると、「確かに人権侵害だ。労働組合としても、そういうことに取り組まないといけない」と話し、「直接、全日空へ行って話したり、マスコミにこのことを流すのが良いよ」とアドバイスしてくれた。
 やはり当事者が、差別に対して声を上げなければと改めて感じた。<ヨッシー>

 「街」の前でもAちゃんがアピール

2・23第一回関西保安処分学習会 報告 小川紘医師講演録
精神障害者の犯罪について 思い出すことと思うこと  
でたらめな「起訴前鑑定」  
こんばんわ。1時間で終えれるかどうか、ちょっと時間焦っていますので、前置きなしで入ります。

「精神障害者」の犯罪について思い出した事例と、いろいろ思っていることについて、ですね。

最初の事例はOさんと書いていますが、ある時保健所から電話がかかってきました。「アルコール依存のOさんが酒によって酒屋から酒瓶を盗んだ。検事が起訴しないんで入院をお願いしたい」と。多分、強制入院。私その人は前に治療をしたことがありまして、お酒をやめる気にまだなっていない、その時はですね、知っていましたし。ムカッとしたのですが、結果としては入院させずに、入院の必要なしとして、また窃盗をやるといわゆる非難も起こりますので、しぶしぶ入院治療半年間してもらいました。しかしどう考えても、善悪を判断する判断がその人になかったとは思えないので、ほかにこういう例はいくつもあったのですね。私から考えると責任能力はあるのに、検事がやっかい払い的に精神病院に放り込んで一件落着というふうにするという例が非常に重なってましたので、たびたび憤慨しておりました。

検事は殺人とか、放火とかいう場合は別でしょうが、ふつうのたとえば「分裂病」の人が何か犯罪をやったという場合に、半分もう面倒くさいから、それから裁判で負けても困るということで、精神病院に、ひどい場合は措置入院ですが、強制入院させてそれで一件落着をねらうわけですね。そういう場合に、だいたいこの医者に頼めば、「責任無能力」と出してくれるという医者をちゃんと知っていましてね、名前は控えますが−−私はこれからいろんな病院に入院患者を頼まないかんのでね。本当はズバッと言うのが好きな方なんですが言いませんが、今は引退しておられますが、−−いいなりになるお医者さんに頼むのです。そしてそのお医者さんは、聞くところによりますと、書類をじっと見てあまり患者とは話さずに「無能力」と出すわけですね。そういうルートができていましてね。

新法でどうなるのか  
検事はもしも予想外の「起訴前鑑定」で「責任能力あり」というのが出たら、別の医師に頼むそうですね。いま出ている法案に話しを移しますが、起訴するか、不起訴するか。不起訴になったものは、入院決定、あるいは退院の決定、あるいは通院をむりやりさせるという決定、ここに司法を介入させると。

精神科医と裁判官と、ひょっとしたらその被害者の遺族、あるいは被害者が傍聴しているところでそれを決めていこうというのが、今の悪法の草案ですね。一つ漏れていましたが、法務省の案だと殺人とか放火などの重罪の場合ですね、不起訴になったら裁判官を入れて医者の勝手にはさせないと、つまり危険な奴はずっと一生でも特定精神病院に入れておけるようにということを準備し始めたわけですね。

ところが、起訴されても無罪になればやっぱりこのルートに入れられます。ちょっとこれ上に書いてください。不起訴の場合だけではありません。そして裁判を受けても無罪になった場合にはやっぱりこっちのルートにもっていくのです。これが現在の法務省段階の案です。

今の司法制度の矛盾  
ここで私が言いたかったことは、「起訴前鑑定」というのがいかにズサンかということが第一点、それから精神科医の立場からいうと、起訴か、不起訴の段階できちっと精神科医の意見を聞けと―精神科医にもいろいろいますから、それが果たして防衛になるかどうかわかりませんが。少なくとも起訴、不起訴の段階で、精神科医の意見を聞くべきなのに、そこは権力が握ってはなさない。そして
後の処理の段階で精神科医の手を縛ろうということのように思います。

ただですね、じゃあ責任能力をきちっと判断してね、責任能力があった場合には「分裂病」の人であろうが、「人格障害」であろうが−−「人格障害」という病気があるかどうかはまた後で言いますが―起訴すればことはすむのかと言うと、そうではありません。

「裁判を受けさせてくれ」という患者の叫びを私は何度も耳にしましたから、本人が望む場合には裁判にかけるということは考えなければいけませんが、しかし起訴をしても本人が自分のやってしまった事件というものにたいしてそれをとらえ返して−−自分の人生との関係において、あるいは周囲との関係において−−とらえ返して吟味してそこからその人なりの結論を出すのには非常に時間がかかります。現在の司法のやり方でそれがはたしてできるのだろうかという疑問があります。私たちが裁いてやるという形式でしょう。そうすると内気な人が自己主張・自己防衛を十分にできるのかどうか。本来は、かつての家庭裁判所の―今は知りませんが―犯罪を犯した少年と調査官が向かいあいながら何回も何回も話し合っていくというふうな形ならまだしも、ということがあります。おまけにいま政府は司法改革を考えていまして、もっと迅速化を考えていますね。

  いじめの被害者が加害者に @Aさんの例  
二つ目の例にいきます。Aの方の例は、私は実はその人とは会っておりません。小学校の教師ですが、私の同僚が事件の前日に兄さんに連れてこられた本人をみております。外来治療を勧めたのですが、そのまま帰りました。そしてその夜、兄さんが本人―小学校の教師である弟さん―を説得して、どうも入院を勧めたのではないかと私は想像しておるのですが、彼は夜中に家を飛び出します。飛び出して全く無関係の商店を経営していた―釣具店ですが―夫妻を殺してしまったという悲劇的な例。

この夫妻の甥御さんが私の患者でしてね、私は直接にはからんでないのですが、ちょっとからみました。というのは事件後だいぶ経って、半年ぐらいでしょうか、お母さんが「会いたい」といってお見えになったんですよ。その時に本人をみた同僚ではなく、私を訪ねてきたので、私はお会いしたのですが。お母さんは、本人は「退院したくない」と言っている、と。本人は起訴されずにある病院に措置入院になっていましたが。ということで、「どうしたらいいのだろうか」と相談におみえになりました。私は「自殺に気をつけてくださいよ」ということを言ったことを、ちょっと覚えております。

その時にお母さんはハッキリ言わないのだけれどもね、「その先生、学校の中でどうでした」と私が聞いたら、何か非常につらそうで居場所がないようなね、ハッキリ言わないけれども何か今で言う、政府が言う「不適格教員」ですか、何かもうみんなから非難されて「能力がない」と、イジメという言葉は吐かないけれども、どうも学校の中でイジメに近いような状況であったことを、お母さんは漏らしています。

いじめの被害者が加害者に ATさんの例  
次の例にいきます。T君ですね。これは非常に印象に残っている人ですが。母子家庭の方で、お父さんはアルコール依存の人で、大阪の方に遁走していまして。お母さんと警察官とに伴われて私の外来にやってきました。聞いてみると、近所に駐車中の車のフロントガラスをバットで叩き割った、と。やっぱり、「『精神障害』なので、検事が起訴しないから入院させてくれ」ということで、私は「医療保護入院」にしました。

その数日後、看護婦さんがある患者にリンゴの皮をむいてあげて、ナイフをたまたまちょっと置き忘れたのです。その置き忘れたナイフを彼はサッと取りましててね、すーっと数メートル歩いたときに、背中を向けてご飯を食べていた別のKさんという患者の背中を、ググッと刺します。「先生、来てください」という声で私が行ったときには、背中にナイフが刺さったまま。彼はエレベーターの中で合流したのですが、一緒に下に降りまして。外科医をよんで、外科医が非常に慎重にナイフを抜き取ってくれます。幸い、刺された人は、ちょっと炎症をおこしますが、治っております。そういう事件です。

地域ぐるみの精神障害者いじめ  
このT君はですね、私に対して、「なぜ刺したのか」と聞いたら、「むしゃくしゃしたからや。誰でもよかった。もうちょっと先の人をやろうと思ったけど、近かったからその人を刺した」と言いましたね。「誰でもよかった」と言いました。それで、反省の色がないのですね。私は困りまして、警察官に「きちんと調書をとってくれ、この人反省してくれないのですわ」と言った覚えがあります。

その後、近所の人が押し掛けてきて、近くの僧侶を先頭に押し掛けてきて、「彼は退院させないでくれ」と申し入れがありました。で、その後で、そういうことがいろいろあった後に、実はお母さんから下の書き込みがあったことが判明します。お母さんがその後になって述べるのですが、実は彼は新聞配達をしていたのですね。そして彼が唯一働いていた新聞配達に使っていたバイクが何回も何回
も壊されるんですよ。それが明らかに市営住宅の近所の人がやっているのがもうみえみえなんですよ。その前から二人に対して「出ていけ」みたいないろんな圧力が加わっていた。みえみえなんです。そして近くの駐在の警察官に「何回もやられているから、ちゃんと捜査して犯人を捕まえてくれ」と言うけど、全然取り合わないんですよ。

これグルなんですよ、お母さんに言わせるとね。そういうことがずーっと続いた後に、彼はフロントガラスにバーンとやるわけです。そういう状況があることが、お母さんから語られます。

被害の連鎖  
つまり、この二つの例から―上はちょっと詳しくはわかりませんが―ある事件を起こした人が実はその前に非常に苦しい目にあっている、被害的な状況にあった。被害者が加害者になっていく、
そこで別の被害者がでていくという一つの連鎖があるという、一つの例としてあげます。

私が記憶に残っているのは、彼がなぜ自己弁護をしなかったのかということがずっとひっかかっています。彼自身が言わなかったのですね。「僕はバイクを何回も何回も壊されて、俺たちが悪いのと違う。近所の人も、動かん警察官も悪い」、そんなこと全然彼は言わないのですよ。それは彼が言わなかったのか、上手に言えなかったのか、いまだに不明です。まぁ、両方ではないかと思っていますけどもね。

僕に対してはそう良くもないけど、悪くもない人でした。通院はちゃんとしてくれんけど、「5千円貸してくれ」なんて言ってね、5千円貸したら、ちゃんと返してくれて。そう悪くはなかったのですが、彼はなぜか言わなかった。T君はちなみに、私が淡路を去る直前に、ビルから飛び降りて自殺します。

少年事件の例  
次の例にいきます。(レジュメの)2ページ目ですね。今ちょっと連鎖のことを言いました。これは、実は石井小夜子さんという人が『少年犯罪と向き合う』―少年法改悪に反対して出版したと思うの
ですが―、岩波新書から最近出していまして、いろいろ教えられました。後でまた引用します。その中でやっぱり被害を受けた人が加害者になって、そこからまた次の被害者が生まれていく
という連鎖について述べているのですが、その中に「非行少年、非行少女は被虐待児が多い」と、―これは日弁連の調査で出てきたそうです―ということを述べています。

同時のその中で石井小夜子さんは、西鉄バスジャック事件というのが去年ありましたよね、あれにもちょっとふれていたので引用しましたが。だいたいみなさんも新聞記事を読んでいるでしょうけど。彼はやっぱり小学校高学年からずっとイジメにあっているのです。新聞に出たのは、中2の時に「飛び降りてみぃ」と言われて彼はポーンと飛び降りて骨折した、というのが出ていましたね。その前からずっと続いていた。そして不登校になって、閉じこもって、そして精神科医から「こんな人は入院させなあかん」と言われて、お母さん、両親はあたふたと入院させる。そうすると外泊中に、あんな悲劇が起こる。入院のうっぷんと関連しているのかなと、かもしれません。そうするとT君の例と似ていますね。

「差別社会への復讐」  
4番目に「精神障害者」の犯罪というのは、今の差別社会、「精神障害者」の差別に対する復讐だということを言う人に、僕は書類上ですが、出会います。そういう見解があります。私は、50%以上、なんかうなずけるものを感じます。これだけで、全部なで切りしていいとは思いませんけどね。

これは「精神障害者」ではないんですが、1958年にですね、小松川事件という事件が起こります。ご存じの方、多いと思います。18才の李珍宇という在日朝鮮人の二世の少年が、日本人女性2人を、夢をみとるような心境で殺します。殺したあと、逮捕されるわけですが、彼はさっぱりわからなかったんだそうですね。なんで自分が殺したか分からないんです。

そこで、朴寿南という在日朝鮮人の女性作家が面会に行くんですね。何回も何回も彼に面会に行く。面会に行く中で、彼はだんだん、やっぱり民族問題が背後にあったということに、だんだん、だんだん気づいていく。2人の往復書簡が『罪と死と愛と』いう名前で三一新書からでてます。一回絶版になりましたけど、また再刊されたはずです。

ま、これはただ「精神障害者」の例ではありませんが、やっぱり差別の問題と犯罪の問題、しかしそれが無意識のうちに、動機づけがなされていた。そういう意味で彼も、殺しながらですね、彼は警察に俺が犯人だと電話したりもしてるんですが、しかし、なんで殺したのかをつかめるには、時間と援助がいったというひとつの例ですね。

Hさんの例はちょっととばします、時間の関係で。これはおそらく生村先生という先生から、天皇制と「障害者」の関係ですが、犯罪者ではないと。おそらく、生村先生がグループ研究をずっとやってましてね、戦前から、ずっと天皇制が「精神障害者」の処遇をずっと変えていったという内容です。
これは生村先生にまかせて、次いきます。

新宿バス放火事件  
新宿バス放火事件、先ほど、佐藤さんの方からありました。私のレジメ1980年と書いてますが、間違いです。81年です。

この事件は、私はですね、新聞にのった丸山さんの二つの発言がいまだに心に残ってるんです。一つは、彼が「幸せな奴らが憎かった」というふうに言ったことですね。もうひとつは、「皆が俺をバカ(ママ)にするんや」といった二つのセリフです。

新聞によりますと彼は生活保護を受けてまして、東京で肉体労働みたいな事もちょっとしとったんですが、お正月になるとみんな郷里に帰っていくわけですね。ところが彼は帰るべき郷里がないわけです。東京にのこってひとり寂しく食堂か何かで酒を飲んどって、犯行を思いついた、というのが新聞に載っております。

もうひとつは、何に載ったかというのは忘れましたが、すこし彼は、知的に低かったそうです。子供さんは、施設にあずけられていて、子どもを引き取りたいというふうに福祉の人にいうんだけど、ま、養育能力がなかったのかどうか知りませんが、福祉がそれを許可しない、されない、という事実があったということもあります。

とするとね、「皆が俺をバカ(ママ)にする」というのは、果たして被害妄想だというふうに片づけていいのか、やっぱりちょっと福祉の対応の中にね、あるいは世間が知的な人をそういう目で見るいうことは、よくある話でしょ。どこまでかは、ほんとにやっぱり「バカ(ママ)にされた」体験があったのかもしれないと思います。彼は3〜4年前に自殺します。丸山さんは。

事件を起こした精神障害者は自殺か一生入院  
次に書きましたのは、殺人事件をおこした「精神病」の人はですね、率は知りませんが、非常に
自殺してる人が多いです。あるいは自殺しなくてもですね、だいたい精神病院に措置入院させられたら、一生もんです。退院できる人は、まあおるかも知れませんが、だいだい一生ですね。親がだいたい、もう、例えば他人を殺した場合には、申し訳ないということで引き取ろうとしませんし、近所の人をやったら、近所の人が許さない、大体一生もん。

ライシャワー大使刺傷事件というのがあったのも、1960年代、有名な事件ですが、この人も自殺します。

神戸の須磨で「酒鬼薔薇」という名前でA少年という、いたましい事件があって、彼が「精神障害者」かどうか知りませんが、彼は何年か後に出てきますよね。僕は彼が自殺せんかなということが非常に心配です。僕が親だったら、ブラジルかどっかへすぐとばすんですけど、それは政府が、行政が許さないでしょうね。

精神障害者の自殺の多さ  
私は普段思ってるんですが、政府とかマスコミはですね、「精神障害者」の犯罪についてはかなり、しょっちゅう書いてくれるんですが、なぜか「精神障害者」の自殺の多さについてはあまりとりあげません。あまりみません、私は。これはですね、老人についてもそうですね。日本の女性老人の自殺が世界第1位だというのを十数年前に私はみました。男も高いけど、3位か4位でしたね。

その後変わってるかもしれません。1位ではないかも知れないけど、おそらく高位だと思いますが、あまり出ませんね。僕は、発表が押さえられてるんじゃないかと思いますが、出てるのに見過ごしてるとしたら、みなさん誰か教えてください。

本多勝一という朝日新聞の記者がね、こういうことを言ってます。
「自殺はよーく調べると、周囲から殺されていることがわかる」ということを言ってますね。彼はで
すね、そのだいぶ前ですが、1980年代、その当時ですね、日本で新潟県が自殺率トップの県だったんです。その原因を彼は調べるわけです。そうすると、田中角栄が生まれるだけ、人間生きようにも貧しさの問題が出てきます。雪国は非常に貧しい。だから、「障害者」とか老人というのは、「ごくつぶし」的な存在になるわけです。それをひしひしと感じて自ら死んでいくわけですね。そういうことを例にこういうことを言っております。 私は、これは非常に鋭いと、本多勝一という人を僕は政治的には支持しませんが、鋭い発言だというふうに思っています。

精神障害者の犯罪は「無差別」か  
「精神障害者」の犯罪が恐い、恐いというふうに扇動的に報道される、あるいは実感される、その一つの理由にですね、はっきり書かないけど、無差別だと、関係ない人をやるということが、どうもありますね。まあ、そういう例も確かにあります。そうでない例の方が多いんですけどね。分裂病の方をとりますと、一番殺されてるのは家族です。実はそうじゃないんですけどね。ですけどまあ、ときどき
確かに、通行人やることもあります。そこが強調されるわけですが。それが「精神障害者」の特徴みたいにいわれるわけですよ。

でも違いますね。確かにヤクザがやる犯罪は、非常に冷徹に計算されてますけど、ここに、下に書いたように、追いつめられたらですね、まあ、私なんかの病例は、追いつめられた者の絶望ですね、それからその「精神障害者」の犯行をずっとみてますと、覚醒剤にしてもそうですが、自殺願望を背中にもってね、それが果たしきれなくて他殺、もう、ばあーと殺して、そのあと自殺しようとしたけどはたせなかった。あるいはもう、どうなってもええ、一生刑務所でもどうでもええわ、という形でやってしまう。自殺願望と背中あわせですね。あるいはその中に、ぼんやりとやっぱり社会全体、「俺だけが何でこんな不幸なんや」という社会全体に対する恨み感情、こうしたものが密着したかたちで、僕は
おこっていると思いますね。

去年たしか、山口県のどっかの駅で、車でものすごい勢いで乗り込んで、プラットホームの人々をなぎ倒した人がいましたね。「精神障害者」やないと思いますが。あの人なんかの事例をみてもね、別に「精神障害者」の特徴でもなんでもないと僕は思います。追いつめられたら誰だってやりかねない。

もうひとつは、「先進国」の、カッコ「先進国」の都市型犯罪の特徴が無差別性だといわれてますね。

例えばアメリカで銃乱射事件みたいのがおこる、レストランでバーンとやる。学校でやるのとちょっと違う。なぜか白人が多いそうですね。黒人は簡単に銃をもてないのかも知れませんが、なぜか白人が多い。本当は、「先進国」の都市における共同性の解体、あるいは競争社会のひずみじゃ
ないかと僕は思います。

池田小事件  
あと池田小学校事件について、ちょっとひとこと言います。先に次のページに移ってくれますか。

僕は、宅間さんという人について資料をもちません。ですから、単なる私のこれは想像力ですが、想像のたぐいですけど、僕はたぶん彼の半生にはですね、ま、したたか者のようですが、のように見えますが、しかしテレビで見た画像は非常につらそうでしたね。ふてぶてしいというふうな報道ばっかりされますが、苦痛にみちた表情だと僕は読めましたが。ま、おそらくいろんな寒々とした要因の
もとに彼はいままで育ってきたというふうに僕は、なんか直感で感じますが、証拠はありません。

問題はですね、彼は「人格障害」という、診断がなされてあります。高橋紳吾という東邦大医学部の助教授がですね、「反社会的人格障害」だというふうに、診断したということが新聞に載っておりました。ちょっとこれは問題だと思ったので、ひとこと言いたいわけですね。前のページを繰ってくれますか。

「人格障害」概念  
「反社会性人格障害の診断基準」という表があるでしょう。左側が「DSMのW」−これはアメリカの診断学、数年ごとにまとめられれて、今第W次改訂版。今、日本の学者、学生が必死になって暗記してるのが、これです。DSM。僕は「あほらしいから」みませんが。「ICD−10」というのは、これはアメリカだけじゃなくて、ヨーロッパも含んだ、まあWHOみたいなところが出したようなものですね。ちょっと微妙に違うんですが、左の方だけみます。「反社会性人格障害」、ちょっとざあーと読みますね。

「A、他人の権利を無視し侵害する広範な様式で、15才以来起こっており、以下のうちの3つ(またはそれ以上)によって示される。
(1)法にかなうという行動という点で社会的規範に適合しないこと。これは逮捕の原因になる行為をく り返し行うことで示される」と。なんか長々言ってますが、要するに違法行為を何回かやってるいう  ことですね。それから、
(2)人をだます傾向。これは自分の利益や快楽のために嘘をつくこと、偽名を使うこと、または人をだ  ますことくり返すことによって示される。
(3)衝動性または、将来の計画をたてられないこと。
(4)易怒性および攻撃性。これは身体的な喧嘩または暴力をくり返すことによって示される。
(5)自分または他人の安全を考えない向こう見ずさ。
(6)一貫して無責任であること。これは仕事を安定して続けられない、または経済的な義務を果たさな  い、ということをくり返すことによって示される。
(7)良心の呵責の欠如。これは他人を傷つけたり、いじめたり、または他人のものを盗んだりしたこと  に無関心であったり、それを正当化したりすることによって示される。」
これがAです。この中で3つあったらいいいうわけですね。

「B」として、しかし「18才以上」ですよと、「C」として、「15才以前」、「行為障害」というのは、非行のことです。非行歴があると。
「D、反社会的な行為が起きるのは、精神分裂病や躁病エピソードの経過中のみではない。」だから、分裂病とか、躁病は除きましょうかと、いうものですね。

犯罪を個人の資質とする保安処分思想  
次のページへ戻ってください。これが「反社会性人格障害」。
アメリカの教科書ではですね、榊原洋一という人が「多動性障害」児という本に書いてたんですが。多動児、非常にアメリカで増えてて、覚醒剤飲ますとまあ効くそうなんですが、覚醒剤の販売がどんどん増えて、間に合わないぐらい多動児の診断が増え、子どもに覚醒剤を飲ましてるわけですけど、まあ実際に効くのは効くらしいですよ。で日本でも、増えつつあるんですが。「多動児が行為障害になる」、つまり非行ですね。あの「酒鬼薔薇」、A君も、「行為障害」じゃなかったですかね、診断では。鑑定で。

この非行の人は、成人すると「反社会的人格障害」になるんだと、アメリカの教科書ではすでにもう載ってるんだそうです。全部かどうかは知りません。教科書に載るところまで、こういう説が強力になっているということですね。つまりこれは、犯罪を、つまり、子どもの時からもう犯罪の素質をも
っているという、その発展形態…、ということを言ってるわけでしょう。つまり犯罪を個人の資質の問題に帰していますね。という意味で、見事に保安処分思想です。

保安処分の歴史  
次に、保安処分思想の登場というところです。1876年にロムブローゾというイタリアの人が、
「生来性犯人説」、犯罪をおかすような人は常習犯ですよ、常習犯罪を犯すような人は、生まれ
つきなんやということを、言い出したあたりが出発点のようですが。産業革命後に、非常に犯罪が増加するわけですね。ま確かに浮浪者も増加しますから。

犯罪が増加したのに対して、刑法関係、治安関係の人が、常習犯がおるからやというようなことを言い出すんですよ。出てからまたやるやないかと。犯罪が増えるはずやと言い出すんですね。で、なんで常習犯みたいなおかしな人間ができたんやろかと。あれは「異常」性格やというわけです。それを「精神病質」という名前でもっともらしく病名つけたんですね。で、「異常」性格て、なんで分かるのと聞いたら、その証拠に、出たらまたやるやないかと、反省しとらんと。これは循環論法ですね、何も説明していませんね。

「反社会的」ということの二面性  
アメリカみたいな考え方にいうと、「反社会的な」というと僕は、やくざが思い浮かんだんですね。それは、差別だ、偏見だという人は後で反論してください。で、やくざは幼少期多動児だったんだろうかなどというと、吹き出すような話でしょう。

やくざというのは、僕が考える限りでは、社会的に明らかに誕生していますし、存在要因がありますし、なくならないと思いますね、今の社会では。で、どうも江戸時代に生まれたようです、僕が読んだ本では。江戸時代に建築現場で人足を集めて仕事さすでしょう。で、給料払うでしょう。その給料を取り返すために、賭博に誘う。賭博に誘って、また巻き上げてしまうんですわ。それをいろんな
藩とかなんかがやっていった、賭博人が博徒として、侠客として美談も生まれますが、そのへんが誕生のようですね。

やくざというのは二面性があってね、労働者を取り締まるという、今でも中小企業の争議なったら暴力団呼びますしね、地上げもそうでしたね。三井資本がずっと使いますね。あるいは、山口組の
発生は、神戸で沖仲仕の暴力的取締でしょう。で、そういう意味で、必要だから、やっぱいるもん
だと思います、僕は。その面と、別の面で、やっぱ社会から差別された人たち。あるいははみ出した人たち。密入国した人たちとかね、務所上がりとかね。今の社会が受け入れない人たちがそこしかいくとこがないみたいな、そういう二面性があると、僕は思いますね。今日はやくざ論をいうとるじゃないんで次にいきますが。

「精神病質」概念の復活  
そこで、「反社会性人格障害」についてみるときに、みなさんから失笑の声がもれたように、非常
に曖昧な概念です。もっというと、拡大解釈がなんぼでもできるんですね。この七つのうちの三つあって、18歳以上であったらいいわけですからね。これは、以前、精神神経学会で批判された「異常性格論」、「精神病質概念」の現代版の復活です。要するに、破廉恥な人非人としかいっていないわけですね。

私はこの概念を読んだときにですね。実は、中曽根康弘を思いだしたんですよ。違法行為を繰り
返す。彼は灰色高官でしょう。だから、汚職を何回もやっているけど、上手に彼がやるのか、検察庁が踏み込まんのか知りませんけど、両方でしょうけど、灰色をずっと通ってきた人間ですね。違法行為を繰り替えしています、明らかに。そして彼は国鉄分割民営化の中で「ひとりも路頭に迷わせない」と国会で答弁したんですよ。うそでしょう。そして、七番目、良心の呵責、彼にありますか。彼にあったら、国鉄改革は間違いだったと言うはずでしょう。つまり、今の雪印の社長にしたって、高級官僚にしたって、この人非人みたいな人がいっぱい牛耳っているけど、「反社会性人格障害」というのは、そういう人たちにはなぜか張られませんね。

保安処分は魔女裁判  
保安処分というのは。先程佐藤さんがおっしゃったんで、言う必要がないかもしれないけど、保安処分というのは、やっぱり魔女裁判であり、予防拘禁と不定期刑だと思います。魔女裁判というのは14世紀から17世紀に吹き荒れました。だいたいご存じだと思います。ペストが流行する、都市の経済、中世では農村の経済が崩れていったようですね。貨幣経済が進行し、それが飢饉という形で現れます。それから、教会がどんどんどんどん堕落する。免罪符だしてきたりね。で、権威をとりもどさなゃいかん。それから、中世は性を禁圧するわけですが、いくら性を禁圧したって、女性はだんだんだんだん地位は向上してくる。それを叩きつぶさなきゃいかん。だから、どちらかというと、やはり魔女が多いわけでしょう。ガリレオみたいに男もやられていますけれども、圧倒的に女性がやられてますね。女性攻撃です。それから、宗教改革が絡みます。旧教徒と新教徒が、相手を魔女として裁くみたいなね。それから、財産が絡みます。裁判官はだいたい独身の裁判官で、魔女と認定したら、その財産をもらえたわけですね。

そういうことが絡んでずっと吹き荒れた魔女裁判。一言で言うと、世の中の乱れを魔女という「精神障害者」、ジャンヌダルクはそうだったなどといろいろ言われますけどね。「精神障害者」のせいにして火炙りにしていくという、犠牲の山羊ですね。今がそうですね。犯罪がどんどん増加していく。
日本の治安は世界一立派だなどとうそぶいていたら、なんのことはない、どんどん検挙率は落ちていく。その時に、「精神障害者」が野放しされているからだみたいに、論が登場するわけです
ね。そっちに目を向けさせるみたいな。予防拘禁と不定期刑です。これは佐藤さんがいってました。

犯罪からの脱出  
で、七番目。犯罪からの脱出に大事なことはということで、石井小夜子さんは、ふたつのことを著書の中で言ってました。私は感心したんで、引用します。石井小夜子さん曰くですね。非行少年、
非行少女というのは、共通して言えることは、すごく自己評価が低い。自分はダメな人間だと思っているんですよ。自分はなかなかいい人間やと思って希望に燃えている人は、ありえんですよ。自己評価がすごく低い。だから、再犯を防ぐためには、本人の自己評価を高めなけきゃいけないということをひとつ言っています。

もうひとつは、他人への不信感が強い。つまり、他者への信頼が回復していくこと、このふたつが、少年・少女達の再犯防止に重要なんだと、石井小夜子さんは言っています。

ところがですね。一回おちこぼれたり、自分はダメだと思ったり、おまけに犯罪を犯した人が、もういっぺん、自己評価を握りしめるということは、言うのは簡単やけど、難しいですね。本人にがんばれと言ったって、無理ですね。これは、周囲が本人の長所を見いだしつかみ出すという努力をしなきゃ
いけないと思いますね。犯罪者ではないんですけど、私は、慢性分裂病の人に、何人か言いました。あんた、ちょっと、欠点ばかり見とらん?自分の。それ、止めましょうや。私もね、自分の欠点なんてよう直さんしね。自分の欠点ばかり見つめていたら、落ち込んで死にそうになる、つらいと。だから、私の短所はこらえてくれと、心の中で言ってね。そのかわり、僕にもひとつぐらいよいところがあるから、そこで頑張るから、というふうに言うんですよと。あなたも、自分の長所を伸ばす方を考えませ
んか、と言うとね。私に長所なんかあるんですかと、真顔で聞くんですよ。それもひとりじゃないですよ、何人も。

僕は言うのね。ああそうですか。そんなん、じゃあなたは長所がなにもない、欠点だらけの化け物みたいな人ですかと。そんな人間がおるんですかと言うけど、それでも、なんか得心せんような顔でね、黙っているんですよ。つまり、自分の長所というのは周りがちゃんと評価してくれないと、自分
でいくらこれが自分の長所だと言ったって、なんかむなしい、そういう悲しいものがありますね、
人間関係には。

他者からの信頼  
他人への信頼の回復についてもですね。私はやっぱり周りだと思います。本人に人間を信じなさいなんて説教したった無理だと思います。自分のことを理解しようとしてくれようとする人がいた。やはり、本気で心配してくれる人がいた。あるいは、自分を信頼してくれようとする人がいた。理想論を言えば、一、二回裏切っても、まだ見捨てなかったということになりますけど。そういう人との出会
いの中で、他人への信頼感が回復してくるんだと思いますね。

そういう点から考えるとね。今の少年院とか、刑務所とか、医療刑務所と、あるいは私が今勤めて
います精神病院とか、駄目ですね。だいたい、そこをくぐった人は、自己評価が下がって出てくるようにできています。自尊心が削り取られて、お前とんでもないやつだと、人間のくずやと、心を変えて再出発せいというか、言い過ぎかもしれないけど、しかしまあそうでしょ。刑務所や精神病院に入ったことによって、自分の長所が認められて、晴れ晴れしい顔で、さあやろうとはりきって出てくる人はいますか。

精神障害者の犯罪を減少させるには  
「精神障害者」の犯罪を減少させるために考えることは、私は保安官じゃないから、別に私が心配することじゃないですけど、一応考えてみました。

ひとつはですね「精神障害者」差別の問題だと思います。これは、これだけでひとつのテーマとなるような巨大な問題なんですけども、「精神障害者」差別の実態と、精神病院の中身なんか知らない人がいっぱいいるでしょう。僕は多少知っていますけど、勤め先やから。そういう巨大な問題、法的差別、結婚差別、葬式にも呼んでもらえない。あるいは、医者の数も看護婦も内科や外科より精神科だけ少なくてよろしいとかね。欠格条項、こういう資格はあんたら取る資格はなんだとか、満ち満ちています。今は改正されましたけど、風呂屋まで入れんかった。村議会の傍聴もできなかった。なんからなんまで書いてあるわけですね、あんたらいかんということを。

「健常者」の人間性回復  
そういう「精神障害者」差別という重たい問題に対して、括弧「健常者」が学習して、自分たちの認識を変えて、差別とのたたかいに病者とともに立ち上がっていくことだと思います。この問題は、かわいそうだ、「障害者」のためにしてあげるんだではなくて、当たり前ですけど、われわれ「健常者」自身
の人間性の回復にとって根元的な問題を孕んでいると、私は思いますね。もちろん、「障害者」
差別だけじゃありません、部落差別も、民族差別も、女性差別もぜんぶそうだと思いますが。
根元的な問題だと思います。その上で、「精神障害者」差別というのは、やはり、独特の重さというか、歴史をもっていますね。差別の中で、どの差別が重いかという話ではないですよ。そういう議論は意味ないけど。大変な問題をやっぱやっていかなければならない。大変だからこそやっていかなければならないと思います。それは、みなさん、ご承知のとおりですね。今まで、総評型労働運動が
病者の労働者を守っていますか。相手にしていませんよね。

共同性の回復  
それから二つ目。やっぱり、不信感。「精神障害者」になる人というのはずうずうしい人はいません。どちらかというと、気の弱い、優しい、不幸な人が多いですね。だから、対人恐怖、対人不信という
のが根っこにある人が多いです。ですから、人と人が信じあえるような社会、競争社会ではなくて、人と人が助け合う社会になることが、これは「精神障害者」に限りませんが、これが犯罪を減らす
最大の鍵だと思いますね。共同性の回復だと私は思います。そのためには、私有財産制度とか賃労働と資本の廃絶というのはその重要な前提だと思います。もうひとつ言い加えると、ある「障害者」の人はこういうことを言ってました。又聞きですけれど、社会主義なったって変わりゃせん、「障害者」差別は。そんなん、わしら信じんと。同じ、一緒やろと。多少ましになるだけやろと。ということを言った「障害者」の人がいます。僕はそうは思ってません。

能力主義の克服  
能力主義の問題というのは大変な問題です。私の中にも染みこんでいます。染み通っています。
東大出た人と京大出た人は頭がよくてすごいというのは、染み通っていますよね。あるいは、精神遅滞の人、生まれてほしくないとかね。いろんな形で染み通っていますが、この能力主義の克服ということをやっていかないと、やっぱ「障害者」差別はなくならないと僕は思います。そのためには、
これだけで、全部かたがつくとは思いませんが、やっぱり今の競争させる、生産に有利に、よう働いてくれてよう稼いでくれる人が立派やと、生産に有用な人間が立派やと、スピーディな人間がよろしいと、のろいのはあかんと、こういう資本主義の価値法則を廃絶しないと、能力主義は克服できないと、僕は思いますね。マルクスという人が、自分の命を削りながら資本論を書き上げながら倒れていったのは、僕はやっぱりこういうことをしたかったら、彼は資本主義を研究していったんだと思います。しかし、スターリン主義者は、この一番大事なことを抹殺して言わなくなります。だから、こういうことを言う人が非常に少ない。

人の命の重さを量ってはならない  
最後に、ちょっと別の話をします。私はけっして仏教徒ではないんですが、お釈迦さんを尊敬しているんじゃないんですが、淡路の、部落解放闘争をしている浄土真宗のお坊さんが、教えてくれたんですが、南無阿弥陀仏という言葉は、原語で、「ナムアミータ」というんだそうですね。「ナム」というの
は「not」、「アミータ」というのは「量る」という意味です。「量ってはいけない」という意味なんだそう
ですね。つまり、釈迦が言ったのは、価値ある人間、価値ない人間、あいつは立派なやつ、あい
つはくだらんやつ、と量るなと。人の命の重さは量っていけないということを言ったのが南無阿弥陀仏だそうです。明らかに、ヒンズー教のもとでのカースト制度に抗し、反する言葉として、彼は言ったと思いますね。釈迦も能力主義を否定しました。

以上で、私の問題提起を終わります。

高江洲です。
こんばんわ、久しぶりです。
02年4月7日に、自衛隊基地の私たちの土地が、返還されました。

平和のために利用しようと思っています。
これまでの交渉で、自衛隊側は、市民の通行を認めました。

一緒に、「平和の花」を植えませんか。          
自衛隊基地内『解放地』から、市民に送る“花”メッセージ
 2002年4月7日に、陸上自衛隊那覇駐屯地内「私有地」が解放されました。現在、米軍の土地は契約を拒否しても、<米軍特措法>を適用し強制収用されますが、自衛隊基地は、土地所有者が施設局と防衛庁に<NON>という契約拒否をしっかりと伝えれば、返還されることになっています。そのことを地主や県民が充分理解してないのが実情です。

 米国におけるテロと報復戦争の緊張が日本政府の有事法制化を加速させ、自衛隊法の改悪準備、沖縄における<ヘリ基地>や<軍港>の建設など、戦争準備体制を推し進めようとしています。私たちが求める平和は、国、民族、宗教の違いを超えて共に生きる社会を目指し、豊かな地球環境を未来に残すことにあります。<戦争>と<基地>と<武器>を廃絶する努力こそが平和を希求する人類の課題と言えます。

 沖縄の自衛隊基地は、戦後25年間米軍が強制使用し、復帰後、自衛隊が引継いで30年間使用してきたものです。かつて、米軍はアジアの国々との戦争に沖縄の基地から爆撃機を出撃させ、逃げ惑う民衆の頭上に爆弾を投下しました。今でもアジア・アラブの国々では、経済の疲弊、戦争難民、飢餓が続いています。地主は、否応なしに戦争に荷担させられ、アジア民衆の戦争犠牲の上に築かれた<経済の安定>と<豊かさ>に30年も安住したことに気づき反省し、自らの経済的自立と土地の平和的利用を考える時期だと思います。

 基地の存在を容認せず、土地代の受領拒否を開始して12年。その結果、20年目の契約更新を行わず、土地の返還になりました。返還された土地を『どのように活用するのか』という課題も個人では簡単に解決・克服されるものでもありません。戦後55年以上が経過した今日、基地からの「沖縄経済の自立」、「平和経済の構築」という未来のビジョンを県や市町村が考えるならば、まず<行政>が責任をもって、解放された基地内私有地を有効利用するための具体的方策と契約拒否地主の支援を検討すべきと思います。

 私は、この解放地を平和創造の市民共有の財産として、共生と生産の場に活用するため、土地の耕作権(借地権)を設定し、市民に参加を募り、平和の木、花、果樹さらに野菜、穀物を栽培し、収穫祭やまつりを行うことを考えています。さらに、世界中から苗木や花や種を集め、未来のために『平和の種』をまき、戦争・紛争が続く国々に、物資と共に平和の木や花を送り、「武器より楽器を、地雷より花を、基地より花園を」訴えるグローバルな平和運動を実現したいと考えています。

 老人も子供も一緒に鍬やヘラを持って、畑を耕し、苗を植え種をまく。天与の恵みを与える大地を<戦争の基地>にするのではなく、『平和・共生の基地』にする光景こそ、21世紀に相応しい島の未来と考えています。未来への夢と希望があり、楽しく、市民誰もが参加できる平和運動を創造し、参加する地主を増やしていきたいと思います。

 今、私たちは『すべての武器を楽器に!ピースメーカーズネットワーク』を立ち上げ、武器を溶かし『平和のモニュメント』を建てようと世界のNGOに呼びかけています。インド政府に<武器提供>の要請を行い、5月には中国に呼びかける準備をしています。今後は日本政府や米国大統領にも<武器の提供要請>を行い、武器を溶かした『平和のモニュメント』を自衛隊基地内「解放地」に建設する計画です。

 今回の契約拒否と土地の平和的利用が波及し、多くの契約拒否地主が出ることを期待すると共に多くの市民の参加を呼びかけます。
                  2002年4月 
                     『すべての武器を楽器に!ピースメーカーズネットワーク』
                                 共同代表 高江洲朝男

告 発 状
告発人  
告発人 
菅野 拓
藤原正美
被害者  江端一起
被告発人 
被告発人 
被告発人 
被告発人 
被告発人 
被告発人 
被告発人
山科敏夫
宮本伸一
吉田成義
斎藤重雄
浦瀬真和
楠本雅也
その他、氏名が特定できない多数者
告 発 状
西暦2002年(平成14年)4月11日
                                                  告発人 菅野 拓
                                                  同    藤原正美
  京都地方検察庁検察官 殿
第1 告発の趣旨
 被告発人山科敏夫を以下の罪の共犯の罪(刑法第60条)により、被告発人宮本伸一および同吉田成義を現場助勢の罪(刑法第206条)により、被告発人斎藤重雄、同浦瀬真和、同楠本雅也を傷害の罪(刑法第204条)により、厳重に処罰されたい。

第2 原因事実

1.被告発人山科敏夫(以下、「山科」という)は、京都市左京区松ヶ崎横縄手町8番地の京都簡易保険事務センター(以下、「センター」と   いう)所長の職にあるものである。同人の職務は、国営企業の事業所であるセンターの責任者である。

2.被告発人宮本伸一(以下、「宮本」という)は、センター総務部長の職にあるものである。同人の職務は、センターの労務管理である。

3.被告発人吉田成義(以下、「吉田」という)は、センター大阪契約課長の職にあるもので、同人の職務は、大阪府下の契約締結事務であ  る。

4.被告発人斎藤重雄(以下、「斎藤」という)は、センター総務課長の職にあるものである。同人の職務はセンターの労務管理である。

5.被告発人浦瀬真和(以下、「浦瀬」という)は、センター会計課長の職にあるものである。同人の職務は、センターの労務管理である。

6.被告発人楠本雅也(以下、「楠本」という)は、センター総務課課長代理の職にあるものである。同人の職務は、センターの労務管理で   ある。

7.被害者江端一起(以下、「江端」という)は、元センターの職員であり、15年前の西暦1987年(昭和62年)3月9日にセンター所長より、職場の慣行問題をめぐって停職6ヶ月の不当処分を受け、それを機に精神病者となって退職を余儀なくされたものである。

8.西暦2002年(平成14年)4月9日、朝7時40分すぎ、江端がセンターの正面玄関(証1号の@の地点)に来て、ハンドマイクとビラを手 に、同人が15年前に受けた不当な懲戒処分に対する抗議行動を行おうとしたところ、斎藤、浦瀬、楠本ほかのセンター職員が約10名現 れ、江端に向かって「不法侵入だから外に出なさい」などと言いながら規制を始めた。そして、斎藤、浦瀬、楠本ら数名は、肩を組んで横  列を作り、さながらスクラム・トライのように江端に体を密着させて押し、体をつかみ、突き飛ばし、あるいは突き倒すなどの有形力を行使し て、江端をセンター正門外(証1号のBの地点)まで強制的に排除した。この間、江端は、植え込み(証1号のAの地点)の中に放り込ま れて、枝が体に突き刺さる目にも遭わされた。江端が正門外に出された後も、斎藤、浦瀬、楠本らは、執拗に江端へ向かって様々な有形 力を行使し続けた。それらの行為は、江端が抗議行動を断念する午前8時半まで続けられた、明らかな故意行為である。

9.前項の斎藤、浦瀬、楠本らの暴行により、江端は証2号の診断書にあるとおり、「左肩捻挫・肩腱板損傷、左膝・両下腿打撲」の全治2  週間の傷害を負った。

10.また、江端が正門外(証1号のBの地点)へ排除された後、その場でなお斎藤、浦瀬、楠本らの暴行を受けている時に出勤してきた宮 本(斎藤、浦瀬、楠本らの上司に当たる)は、斎藤、浦瀬、楠本らから何か報告を受けるや、江端と体が触れ合うような距離まで接近して 、右手で江端の襟首をつかもうとする挙に出た。そして、しばらくその場に留まって、斎藤、浦瀬、楠本らの江端への有形力の行使を督戦 していた。

11.この宮本が出勤してきた頃に、どこからともなく吉田が現れ、江端に向かって「このカスっ」などと下劣な言辞を浴びせて挑発し、さらに 「叩き出したらええんや」などの不穏当な言辞を弄して、斎藤、浦瀬、楠本らの有形力の行使を助勢した。

12.斎藤、浦瀬、楠本らの暴行は、江端の「不法侵入」を排除するとの口実でなされたものであるが、民主国家において、自己が受けた処 分を不当だと考え、これに対して抗議することは、表現の自由だとして認められた権利である。百歩譲って、これが不当侵入であったとし  ても、「盗人にも三分の理」の諺のとおり、一方的に非難されるいわれはない。まして、近代法治国家においては、自救行為は固く禁じる ところであり、正当防衛の要件がない限り、有形力を行使し、傷害を負わせてまでもこれを排除するなどということは絶対に許されないこと である。

13.江端が抗議行動に訪れた時間(朝の7時40分ころ)は、センターの始業時刻である朝8時半までは間があり、また、4月9日当日は、 センターの過半数の労働者を組織する全逓信労働組合京都簡易保険支部の執行部10数名が、正面玄関前(証1号の@付近)で「春闘 ビラ」の配布活動を行っており、組合活動の時間としてセンター当局から許容されている時間帯でもあった。要は、江端の抗議行動は、セ ンターの日常業務を妨害するものではなく、センター側に自救行為を余儀なくされたような事由はない。

14.以上のとおりであるから、斎藤、浦瀬、楠本ほかの被告発人らは、何ら正当な事由のないまま、前記8項のように江端に対して集団で 有形力を行使し、江端に前記9項の傷害を負わせたものである。

15.また、宮本は、前記10項のように斎藤、浦瀬、楠本らの暴行を督戦し、吉田は前記11項のような暴言を用いて、それぞれ現場助勢を なしたものである。

16.山科は、本件犯罪の現場には一切登場して来なかったが、センターの責任者であり、官僚機構にあっては下位の者が上位の者に無 断で行動することは考えられず、特に本件のような「実力行使」が山科のあずかり知らぬところで進められたとは到底思えない。事前のマ ニュアル作成あるいは本件に際しての行動指示の形で、山科が犯罪に関与していることは、事実上の推定が働く。これはまさに、刑法第 60条の「二人以上共同して犯罪を実行した者は、すべて正犯とする」に該当する。

17.よって、厳正なる捜査の上、被告発人らの厳重なる処罰を求める。

第3 証拠方法

1.告発人らは、上記犯罪の一部始終を現場にいて実見した。
2.証1号および証2号の書類を添付した。

第4 添付書類

証1号 「センターの平面図」

     これは、京都地方裁判所1992年(ワ)第2918号損害賠償等請求事件で、被告の国が乙第34号証として提出した書面に、告発     人らが、本告発状本文記載の位置関係を示す丸数字@ABを打って作成したものである。

証2号 「診断書」の写し(原本は江端写し)

     作成者は医師・添田晴雄、作成日は2002年(平成14年)4月9日
 証2号
002740
診 断 書
  住所   (略)
        氏名 江端 一起 殿
  生年月日 (略)
病名 左肩捻挫、肩腱板損傷、左膝・両腿打撲、
    上記病名にて、約弐週間の通院・加療を
    要する見込み。
     (受傷日 平成14年4月9日 患者申告)
  上記の通り診断いたします。
  平成14年4月9日
  医療法人 松濤会
共 和 病 院
京都市伏見区醍醐川久保町30
TEL (075)573-2122(代)
医師 添田 晴雄 印

詳細は前進友の会のホームページ

アフガニスタン救援委員会NEWS<第4報>2002.4/15
目次
<事務局より>
<報告会のお知らせ>
<募金について>
<委員会加盟団体一覧>

△▼△▼△▼△▼△
 現在も委員会事務局では、各関係機関のホームページなどで情報収集を行っていますが、新聞その他マスコミ同様、地震後の被災地の状況はあまり伝わってきませんが、同じナハリン近郊で12日午前10時5分(日本時間同日午後2時35分)ごろ、マグニチュード5.8の地震が発生しました。AFP通信によると、国連スポークスマンは、この地震で少なくとも50人が死亡、150人が負傷したと伝えています。

 さらに、アフガニスタン国内に目を向けると、4月5日には、アフガニスタン北西部ファルヤブ州(同州では、過去3年以上にわたり渇水が続いていました。)で大雨により洪水が発生しました。被害は、少なくとも住民39人が死亡し、計約840家族が避難を余儀なくし、民家320軒余りが破壊されました。羊など家畜も約2,000匹も死亡したと伝えられています。

 一方、アフガニスタン次期暫定政府の体制を決めるため、6月10日に開催予定のロヤ・ジルガ(緊急国民大会議)議員の選出作業が13日開始されました。地域や職業団体などの代表1,501議員が、6月6日までに選出されます。しかし、地方
の有力者らが衝突を繰り返すなど治安状況が不安定なため、選出が順調に進むかどうか懸念されます。

<報告会のお知らせ>
 「アフガニスタン難民・救援委員会」として昨年末より「越冬支援募金」を皆さまにご協力いただきました。集まった支援金は、アフガニスタン人のソルタン・ムハマド・サレヒさん(京都府在住)とSVA(シャンティ国際ボランティア会)を通して、主に食糧支援がなされました。

 その一つSVAは、3月11日〜4月5日の約4週間、3回目となる現地スタッフ派遣を行い、支援活動を行いました。そこで今回、SVAより現地派遣された市川斉さんをお招きして「アフガニスタン現地報告会」を行います。会場の都合上、事前申込を必ずお願いいたします。皆さま奮ってご参加下さい。

 ◆日 時:5月11日(土)18時30分〜20時30分
 ◆場 所:神戸YMCA
 ◆参加費:500円

 ※問い合わせ先:被災地NGO恊働センター
 (Tel:078-574-0701/Fax:078-574-0702)

<募金について>
 募金にご協力していただける方は、下記の郵便局での振替口座にて、通信欄に「ナハリン支援」と明記してください。なお、これまで同様、募金全体の15%を上限として事務局運営費および管理費に充当させていただきます。ご寄付をいただいた方のお名前は随時、同委員会NEWSでご紹介させていただきます。皆さまご協力ありがとうございます。

口座番号:00960-2-12443                                     
加入者名:災害救援委員会                                    
*通信欄に「ナハリン支援」と明記してください。              

◆ナハリン支援(4月2日までの入金分/敬称略)
冨田(兵庫県)/冨樫(兵庫県)/朝永(兵庫県)/引野(鳥取県)/狩野(石川県)/田中(兵庫県)/原田(京都府)/橋本(兵庫県)/下日吉日曜学校西沢(滋賀県)/ワンデイホームテイ実行委員会(東京都)/松保(大阪府)/神沢(兵庫県)/吉田(兵庫県)/金沢(和
歌山県)/愛媛県女子テニス連盟東子支部(愛媛県)/白水(兵庫県)/石黒(兵庫県)/週末ボランティ(兵庫県)/千葉(広島県)/田中(兵庫県)糟谷(兵庫県)/ボランタリー広場塚口(兵庫県)/薮(兵庫県)/周藤(兵庫県)/谷田(徳島県)/中西(兵庫県)/
神戸協同病院(兵庫県)/西(兵庫県)

<アフガニスタン救援委員会(4/15現在・構成団体21団体)>
関西NGO協議会/神戸学生青年センター/神戸YMCA/神戸ラブ&ピース/コープこうべ/災害救援ネットワーク北海道/災害ボランティアサークル騎兵隊/シナピス(カトリック大阪大司教区社会活動センター)/週末ボランティア/震災を生きる宗教者
のつどい//たかとりコミュニティセンター/小さな友の会/中部防災ボランティア/都市生活コミュニティセンター/日本青年奉仕協会/東から吹いてくる風/百番目のTシャツの会・藤沢/被災地NGO恊働センター/ブレーンヒューマニティー/ライフス
ペース・プロペラ/レスキューストックヤード

*救援委員会への参画団体は随時募集しています。FAXまたはメールで事務局ま
でご連絡下さい。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
事務局 被災地NGO恊働センター
連絡先:〒652-0801神戸市兵庫区中道通2-1-10
Tel:078-574-0701/Fax:078-574-0702
e-mail:ngo@pure.ne.jp
URL   http://www.pure.ne.jp/~ngo/

4月16日(火) 「街」日誌

昼食は、冷し中華、春巻など  3時過ぎから、日課の「街」前アピール。ライブを見ていたフランス人のヤンさんが、バンドのためにとギターとアンプを寄付してくれました。メルシー、ボク (^o^)丿
小学生も楽しんでいます。 昨日の石原都知事発言を読み上げるトミタさん ダイちゃんがバイクで通りかかった
有事関連法案 「全緊急事態」を対象に  テロ、武装工作船、災害…超党派議連きょう首相に要請 <サンケイ新聞>
 自民、民主、自由など超党派でつくる「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」(武見敬三代表世話人)は十五日、小泉純一郎首相と会談し、有事法制関連の武力攻撃事態平和安全確保法案に関して、法整備の対象をテロ、武装工作船、大規模災害など「すべての緊急事態」に拡大するとともに、整備期限を明確に定めることなどを要請する。

 また、「非常事態に対し、民間人を防護する法制」(民間防衛)の早急な整備▽包括法、個別法への国民の責務の明記と、基本的人権の不当な侵害防止のための規定の設置▽(捕虜や文民の扱いなどに関する)ジュネーブ追加議定書の早期締結−も求める方針だ。

 議連は、政府が十六日に閣議決定、国会提出する有事法制関連法案について「対象が武力攻撃事態に限定され、国民がより危険性を実感している大規模テロ・ゲリラや工作船などに対処する法整備が事実上先送りされた」と批判。自衛隊の行動を円滑化するための自衛隊法改正案を今国会で整備するのは当然だとする一方、「政府はさらにあらゆる緊急事態に対して必要な法整備や施策を計画的かつ迅速に行うべきだ」と指摘している。

 仁君の新曲
 さ・さ・さ・差別された 精神病者が
 飛行機にも乗れません 運転免許も取れません
 さ・さ・さ・差別された 精神病者が
 タクシーにも乗れない 美容師だってなれません

 この街で暮らして この街で飯を食べ この街で 生きているのに
 病があっても 病がなくても 僕たちは人でいた いのに
 差別があっても 差別がなくても 生きている喜びを感じたいのに

 さ・さ・さ・差別された 精神病者が
 電車にも乗れない 運転免許も取れねえ
 
 さ・さ・さ・差別された 精神病者は
 車にも乗れない 整体師だってなれません

 この街で暮らして この街で飯を食べ この街で息をしているのに
 病があっても 病がなくても 生きたいと言う気持ちは同じなのに
 権力は僕らに刃(やいば)を突き付け テロリズムをあおるのさ

 さ・さ・さ・差別された 精神病者が
 タクシーに乗れない 社会復帰はできません
 アパートも借りられません 行く場所もありません
 薬を飲みなさい 精神病者は黙りなさい
 さ・さ・さ・差別された  さ・さ・さ・差別された  さ・さ・さ・差別された 
 そんなことでは黙らないのだぁーーーぁぁ

★昨年の8・6ヒロシマや、今年の春闘集会で、ヨッシー、仁君の歌を聴いて感激した広島のBさんが、「街」に寄ってくれました。
 早速、「街」のアピールタイムに参加、発言してくれました。
 関町のみなさん。本当に今、小泉政権が私たちの人権や生活をことごとく破壊して、今まで戦争をやらない国から、本当にアジアに向けて戦争をやれる国に変えていくために、労働者や民衆を戦争に動員できる・戦争に役立つ人間かどうかでもって、勝手に私たちの命や生存までも奪おうとしている。アジアの人たちの命や生存を奪おうとしている。こういう有事立法・有事法制に対して、絶対に私たちはこれを阻止したい、阻止しなければいけない。そこに私たち人間の人間的な生きる道があると思います。

 とりわけて精神障害者に対する凄まじい差別法案が提出されています。それに対しても私たちは本当に人間の尊厳を破壊するような、悪法に対してみんなの問題として、こういう差別法案を即時に撤廃しなければいけないと思います。二度とヒロシマ・ナガサキを繰り返さない、オキナワを繰り返さない、アジア侵略を繰り返さない、その力で有事法制や憲法改悪、そして精神障害者に対する差別法案を撤廃するために共に頑張りましょう!
 
★話の中で今年の8・6ヒロシマに、ヨッシー&「ジュゴンの家」&仁君の出演が決定しました。ついでに、今年の「街」の旅行も、8・6ヒロシ  マに決定! 今年の旅行もまた、闘いの旅になります。沖縄「ジュゴンの家」も全員集合 (^o^)丿
集まろう! 高校生8・5平和文化祭2001
imagine
〜2001年8月、広島の高校生が奏でる平和へのメッセージ

とき 2001年8月5日(日)
 13:00〜18:30(予定)

場所 アステールプラザ中ホール   及びホール内ロビー
主催 集まろう! 高校生 8・5平和文化祭実行委員会

<今回ご支援、協賛いただいた皆様のご紹介>
個人 沼田鈴子(被爆者)
   朱 碵(在日朝鮮人被爆者)
   栗原貞子(被爆者/原爆詩人)
   知花昌一(沖縄・読谷村議)

   団体 8・6ヒロシマ大実行委員会
   その他 スタジオファミリー(楽器・スタジオ)
   (株) 木定楽器店
   クロスロード(ライブハウス)

   実行委員長のことば
 みんなガンバって、今日の本番を迎えれてよかったなぁと思います。いっぱいビラ配って、バンドもみんな頑張ってきたから、きっとスゲーすてきな一日になると思います。来てくれた人たちも最後まで楽しんでいってくれよー!(きっと俺たちが一番楽しむんだけど・・・) この8・5平和文化祭がひらけること、自分のやりたいことが出来ることが、、すごく平和なこと。これからもずっとそうであるように願っています。

 集まろう!高校生8・5平和文化祭実行委員会
      実行委員長 教誓 悠人

 戦争を知らない高校生、若者たちへ
 戦争がないことだけが、「平和」ではない  原爆詩人 栗原貞子

  力をもって他人を強制することなく、自由発意と自由合意によって生きていくことが、平和の原則だと思います。わたしたち日本国民は1964年11月3日に公布された日本国憲法によって、戦争放棄と人権を保障されました。当時の日本人はこの平和憲法に感激しどんなに喜んだかわかりました。15年戦争とその末期に投下された原子爆弾によって、、国民はどんなに苦しんだことでしょう。

 現在、平和に無関心だといわれる人々、戦争の悲惨な体験していなくても、何らかの形で知っているはずです。そうであるならば、戦争の放棄と人権保障の憲法を喜ばないはずはありません。

 わたしは敗戦当時、ラジオで繰り返し(すべての人は戦場から家に帰り、家族とともに生産的生活をするように)と放送したのを喜び感激を持って聞きました。物質的豊かさにどっぷりつかって、「平和」は常に意識し、守らなければ、すぐに崩壊してしまいます。今からでも、戦争とはどんなことかということを勉強してください。それが人間として重要なことだと思います。政治の世界では憲法改訂などが唱えられていますが、改訂ではなくて、憲法を生かす運動を一斉にはじめるべきだと思います。世界でも日本国憲法は理想的なものと言われ、日本に続け、とさえいわれています。アメリカでも日本国憲法の第9条を広めようとして活躍していらっしゃる方もいます。それぞれの立場であらゆる日常生活を通じて、平和憲法を生かす運動をしたいものです。
 「世界とともに」
 戦争放棄を誓いしわれら いつの日もいかなるいくさにも
 加担するまい 平和を 平和を 世界とともに

 沼田鈴子さん(被爆者)
 21世紀を生きていく高校生、若者は、本当の平和をつくるために、ひとりひとりがどんな小さなことでも自分の行動として実践し欲しいです。8・5平和文化祭を心から応援します。

 出演バンド
イモトバンド、フィギュア、CLEAN DAY、エヌ、ダイスケ、JOCKER、ススキタ・マコト、いちじゅく、B−DLM ビダイム バンド

DAY〜広島にて〜  作詞 高校生 作曲 たかし
赤い色に染まる町で一体何を手にする
自分の名誉 世界の平和 絶え間ない憎しみ
そんな荒んだ人類はよ・・・何を求む
歴史に残る程の大惨事が教訓となってはいないのか
あんなに苦しみを吐いたのに胸に募る憎悪、悲哀の果て・・・
(*くり返し) (Am G F E7 ×8)

落ち込んだり喧嘩したりバンドしたり怒ったり
恋したりフラれたり服買ったり笑ったり
ヘコんだり欲張ったり見栄張ったり泣いたり
金借りたり怒られたり反発したり偽ったり
そんな自由な生活を・・・誰が奪う
裏切ったり裏切られたり騙したり騙されたり
傷付けたり傷付けられたり死んだり死なせたり
媚びたり威張ったり顔色見たり破産したり
子どもを殺したり選挙の時に頑張ったり
そんな淋しい世界を誰が創った
そんな悲しい世界に誰が変える

  メッセージ紹介
 高校生8・5平和文化祭2001参加のみなさん
 高校生のみんな、こんにちは。暑い中、夏休み中にもかわかわらず、平和のためにこのような取り組みをされていることを、同じ高校生として大変誇らしく思います。
 今回、声をかけていただきましたが、残念ながら行事と重なっていけないことを大変申し訳なく思いながら、明日8月6日、原爆の日をみなさんと同じ気持ちで迎えたいと思っています。
 今なお、日本と我が国の間では、教科書問題をはじめ様々な難題が解決されないままでいます。21世紀を、戦争のない、隣人と仲良く暮らしていける明るい社会にするためにも、我々高校生が手をとりあっていきましょう。
                       2002年8月5日
                      文化祭の大成功を心から願いながら
                      広島朝鮮高級学校 生徒会一同 
再び戦争をくり返すな!
被爆56周年8・6ヒロシマ大行動
 8月6日(月) 広島県立総合体育館(小アリーナ)
集会 12時開会(11時30分)
デモ行進 午後3時出発(5時 平和公園解散)

集会
核と戦争、憲法改悪を許さないヒロシマ
「日の丸・君が代」強制に立ち向かうヒロシマから
秋光民恵、山今彰、湯浅一郎、下田礼子、栗原君子、小森龍邦、大学生、高校生、ほか
★ 詩の朗読 栗原貞子(詩人)
★韓国からの訴え 金銀植
在日朝鮮人被爆者として 朱 碵(広島の在日朝鮮人被爆者)
基地・安保とたたかうオキナワから
全国の様々な立場から
★演奏 広島の高校生バンド、ヨッシーとジュゴンの家など(12時から12時半)
参加協力費−一般1000円、被爆者・障害者の方、大学生500円 高校生無料)
・手話通訳、保育あります

アジア侵略、ヒロシマ・ナガサキ、オキナワをくり返すな!
教育改革と有事立法−憲法改悪を阻もう!
沖縄基地撤去! 核と戦争のない世界を!

−被爆56周年− 再び戦争をくり返すな!8・6ヒロシマ大行動実行委員会
730−0016 広島市中区幟町14−3 田戸康ビル303
TEL&FAX 082−221−7631 

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