2002.3月

2002年の「街」日誌へ

3月1日(金) 「街」日誌

 わたしは無実! この差別犯罪をゆるせますか?「狭山紙芝居」
チューやん:めくり係、ハネやん:刑事・裁判長、ヨッシー:石川さんのお父さん 新カメさん:関巡査、
Aちゃん:石川さん、タカちゃん、則子さん:村人、教師、やじうま等、ナレーター:仁君
 紙芝居は初めて、熱心に見いる  紙芝居が終わり、お茶を飲みながら、今度はビデオを見ました。
     ビデオ・絶賛発売中!
わたしは無実! この差別犯罪をゆるせますか!
部落解放同盟全国連合会 定価1500円  VHS28分
ホームページ http://www.zenkokuren.org/

★新カメ「紙芝居の後に、ビデオを見た。プロの声優のセリフばさすがに上手い」
     「紙芝居は、電気のない所だけでやろうか?」と思うほど、圧倒的な迫力で、皆、自信喪失気味でした。

月3日(日) 「街」日誌

  仁君の新曲 「心病んでも」
いくら心が病んでも 
ああ僕達は人として 
この街で暮らしたい

心の病と犯罪を 
ああ 結びつけて隔離する この国は何をする気だ

心の病を皮切りに 
ああ 国にとって不都合な人達も隔離されるか

戦時中 ナチスドイツは 
心の病の人たちを隔離して虐殺をしたぁ
そして 歴史的に忌まわしい ユダヤ人も隔離した


今のこの国と似ていませんか
国にとって不都合な人々を
ああ治安する この国のどこが先進国だ

いかに心が病んでも
ああ 僕達は人間だ 人を愛するし 触れ合いたい

戦争に向き 突き進む
ああ この国はどこへ行くの 怯えながら 人殺しするの?

戦争のための隔離は
ああ 人としてまっぴらだ この街で暮らしたい
唄う仁君

ビラをまくガンちゃん
 僕たち「精神障害者」たちに
 新しい法律、保安処分ができたら
 大変困ります
 僕たちだって 人間なんだから
 
 こんな法律ができたら 
 「精神障害者」たちは 
 何か犯罪をするのではないか
 と言うだけで 病院に一生
 閉じ込めようとするのです。

 こんな事では困ります
 是非皆さん、ご協力お願いします。   
訴えるAちゃん
★3.24 保安処分反対集会に向けて、朝のミーティングでAちゃは「今朝も病院で三人に話した。僕は毎日呼びかけます。やる気が大事だね。自分の命がかかっているから」と話した。

☆午後には、Aちゃん、ガンちゃん、ヨッシー、ミヤちゃんで「街」の前でアピール。たくさんの人たちがビラを受け取ってくれた。足りなくなったので、あわててハネやんが印刷をした。
 Aちゃんは語る「自分が障害者だということを、まず明らかにすることによって、僕たちの訴えがリアルになって、聞いている人に伝わる」と。みんな燃えています。

★部落解放同盟全国連の大阪集会に行く仁君は「人間として、おかしい事はオカシイと言っている人達の集まりに参加してくるので、留守をよろしくお願いします」 また、まよなかしんやの歌に『♪沖縄に生れて良かった 悲劇の島だけど、明日に向かって闘う島だから…』と言う歌がある。僕も闘うことによって、生きていて良かったと言いたい」

3・24保安処分反対集会に向けて 共同作業所めぐり第1弾
★武蔵野市の共同作業所「MEW」へAちゃん・ガンちゃん・富田さんの3人で行った。朝、高見さんから送られてきた
「関西保安処分問題学習会運動」の報告(下に掲載)をみんなで読み合わせした。佐藤忠さんの「保安処分の歴史的な
経過」を読んで、とても勉強になり、元気100倍。忠さん有り難う m(__)m 3・24でお会いしましょう。
 昼食を食べてから車で、自家製パネル、アピール文を持って出発 (^o^)丿
 武蔵野市の共同作業所「MEW」  報告者はAちゃん。今朝も病院で一人
獲得して自信満々です。でも毎日、危機感
で必死に勉強しています。
スタッフ3人とメンバー8人が話を聞いて
くれました。

 終了ミーティングで、今日の反省会。
阻止共闘のビラの内容以前の、保安処分
とは、家族に偏見がある、ずっと入院してい
たい人もいるなどという質問が出たので、
「街」の考え方を話し合った。
 「どうやったら協力できますか」「2週間に
1回のミーティングを増やしたい」と言って
くれたのは嬉しかった。6日は杉並区の
「151(いこい)」に行きます。
 「街」の前では、仁君がアピールしました。

3月10日(日)

  保安処分反対ソング  (メロディーは、「名護を守る一人になろう」と一緒です)
 社会の矛盾を 精神病者に
  押し付けるのは やめてくれ
  差別・偏見・生きづらい世の中
  キーサン革命だ
 (^o^)丿

  人として この街で 君と生きていくよー
  すべての命が 輝く未来  僕らと作ろうよ
 (^o^)丿
 この歌を唄いながら、曲の合間に、一人ひとりが訴えました
 切り込み隊長・Aちゃん サギリちゃん。  ガンちゃん
★Aちゃん:国会で僕たち「精神障害者」を閉じ込める法律が作られようとしています。僕達だって人間です。笑ったり、
  泣いたり、人と話したりテレビを見たりします。こんな法律が作られたら困ります。関町の皆さん、よろしくお願いします。

★ ビラをまくと、30分ほどで50人以上の人たちが受け取ってくれた。終了ミーティングでの話。
 サギリちゃん:初めて処遇新法のことを聞いた時、これは差別だと思ったので、訴えることができて、スッキリしました。
 ガンちゃん:Aさんが、デイケアの頃と比べて本当に変わったと思いました。やる気が違います。
 Aちゃん:目標ができたので、毎日の生活に張りがあって、楽しい。

3・16(土) 仁君がクラブハウス・めぐろの集会で唄いました。
予防拘禁、不定期拘禁に反対しよう! 最新版 2001年3月15日
 今法務省は、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行ったものの医療及び観察等に関する法案」の上程(この文書がお渡りになるころには上程されてしまうかもしれませんが)を企画しています。この立法は人を予防的、不定期的に拘禁することになります。この法律は、「対象行為の防止」を理由として拘禁する悪法です。

 これを阻止するために小異を捨て大同につくこととし、大規模な人々の広範な集いを立ち上げてこの悪法を阻止しようと思っています。
 是非、実行委員会に参加されるようお願い申し上げます。

2001年3月15日
呼びかけ人
赤羽隆一(オープンスペース街)
有坂 公一(沖縄・名護「ジュゴンの家」)
池原毅和(弁護士)
氏家靖浩(日本臨床心理学会運営委員)
内田雅敏(弁護士)
NPO法人こらーるたいとう
NPO法人ハートラインくれよんらいふ
大賀達雄(目黒精神保健を考える会)
大塚淳子(日本病院・地域精神医学会理事)
岡田徳太郎(精神医療受診者の会)
岡田靖雄(精神科医)
金杉和夫(日本病院・地域精神医学会理事)
篠原睦治(和光大学)
手林佳正(精神保健NGO・SUMH途上国の精神保健を支えるネットワーク代表)
富田三樹生(日本精神神経学会 精神医療と法に関する委員会委員長)
内藤 隆(弁護士)
長澤正範(京都弁護士会所属 弁護士)
中西義徳(弁護士)
中島 直(全国精神医療従事者連絡会議事務局)
中田政義(弁護士)
中村正利(共同作業所「クラブハウス町田」)
日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会
長谷川幸枝(刑法改悪阻止!保安処分粉砕!全都労働者実行委員会)
浜垣誠司(精神科医)
濱本正彦(日本の戦後責任を清算するため行動する会)
藤澤敏雄(東京都地域精神医療業務研究会代表)
藤村 仁(自由広場・武蔵関)
古屋謙一(大学院生)
森泰一郎(全障連関東ブロック)
森山公夫(日本精神神経学会理事)
龍眼(陽和病院患者協会会員)
八尋光秀(弁護士)
樋口篤三(日本労働ペンクラブ)
ペペ長谷川(交流家)
柳田 真(タンポポ舎)
山中 明(労働運動研究者)

3月24日 保安処分 反対集会





12時「街」出発。「街」からは21名が参加 集会の最初に、「街」のアピール、富田さん、
Aちゃん。
 「ジュゴンの家」からセキちゃん。
 仁君の「こころ病んでも」を合唱、最後はタカちゃんの訴え  関西の高見さん
 労組の三角さん  前進友の会、登場  クゴちゃん
 森さん  モリオカさん
 最後はエバッチ  虹の会の佐藤さん  しんまつのキムさん
八王子のタダっち  藤枝友の会の加藤さん  いざデモに出発
渋谷の駅前を行進
解散地の宮下公園でも唄う

根津先生の「懲戒処分発令」に抗議する/トミタ
 チューやんとトミタが都庁ロビーにつくと、50-60名の人が来ていた。根津先生とFさんは大変な時なのに、
少し嬉しそうだった。都教育委員会がついに「指導力不足には至らない」という結論を出すしかなかったからだ。

 これは今まで「男女共生、従軍慰安婦の授業をやることが、学習指導要領に沿っていない」と言い続けてきた
校長・市教育委が全面的に間違っていたことを示すことなのだ。それなのに一言の謝罪の言葉もなく今回の懲戒
処分発令に至った。

 28Fの教育庁ロビーには50名以上の警備員と教育庁の人が待ち構えていた。根津先生は「わたしは犯罪者でもないのに、こんな警備の中を歩くことは絶対にできない」と留まった。そこへ前島校長が迎えに来たので「何の為の警備か、その理由を言って下さい」「警備は下がってください」ともみあいになる。教え子の一人が泣いて抗議をした。

 校長と、多摩市役所の原田室長と都教育委の人が来て、「職務命令です。来なさい。来るんですか、来ないんですか。職務命令違反になりますよ」と何度も繰り返した。

 根津先生が自分から通ろうとすると、50人の警備が行く手を阻んだ。これは一体どうしうことなんだ。また職務命令違反をデッチ上げる気か。参加者は怒りに包まれた。

 そこを通過し、今度は会議室前でにも阻止線が張られていた。このことを克明にビデオ記録している人がいた。
まるで教育庁の人達を、私たちから守っているという格好になっていた。
 「何から何を守っているの?」「自分の仕事に戻りなさい」参加者から声が上がったが、誰からも返事はなかった。「要望書を受け取ってください」というのに、誰も返事をしない。

 結局、根津先生は「懲戒減給処分」を受け取って戻ってきた。理由は「処分を受けたのに、9月の3回にわたる事情聴取に来なかったのし職務命令違反である」ということ。なんとも納得のいかない処分である。更に根津先生は「本日、昼食を食べずに、学校に直帰すること」という校長の命令を受けていた。

 「指導不足教員である」という保護者の手紙を作り上げて、1年に渡り、根津先生を苦しめてきた市教育委と校長は、どう責任をとるのか、という追求を今後はやり続けるという話があった。

 私は「こんな不当なことがあってたまるもんか」という怒り、根津先生とその周りの人たち、全国の人たちの闘い、処分は受けたが「勝ったんだ!」と思った。力を合わせ、行動を続け、一人一人がもっと力をつければ、必ず勝てる。下を向いて、人の言いなりになってしまう人たちと、一人一人、意志を持っている人は全然違うんだと、思った。
 
 昨年4月の「父兄からの一通の手紙」も、授業内容も、問題がすりかえられていて、もうどこかに行ってしまっていた。
都教育委は、根津先生を「指導不足教員」にはできず、今度「事情聴取を拒否した」という理由をでっち上げ、「懲戒処分」とした。何が何でも処分だけはしたかったらしい。

 事実のねじ曲げ、でっち上げ…、教育はどこまで後輩してしまうのだろう。
 お紙の言いなりになる子供、教師だけが育てられていく。判断力も批判力も持たない人ばかりが可愛がられ、少しでもおかしいと声を上げる者は処分されていく。なんて恐ろしいことが、行われているのだろう。都庁・教育庁のここで!

 処分内容を読み上げながら、根津先生もそれを聞いた60名近くの人たちも、皆怒っていた。 <チューやん>

2002年春闘速報  

ストライキ3日目 ’02春闘総行動中央集会を勝ち取る!

JR貨物本社抗議闘争!

JR貨物本社抗議闘争!
 
 

JR貨物本社へ抗議!

中央集会の前段に、JR貨物への抗議行動を貫徹!

〔左:JR貨物本社(水道橋)ビル。〕
〔右:貨物本社へ向けた抗議行動。動労総連合と春闘を闘う労働者。〕

 

動労千葉

〔左、右:貨物本社へ抗議をたたきつける動労千葉組合員〕

動労水戸

ストライキで決起した動労水戸の組合員(赤いゼッケン)。大横断幕をかかげて結集する。

’02春闘総行動中央集会
 

歌 ロック

集会の前段に「ヨッシー&仁」の二人による熱唱。集まった人達の共感が高められた。

4曲構成。
1.なぜ 沖縄に
2.まちがっているぜ
3.俺は売れないロックンローラー
4.心病んでも

連帯のあいさつ

有事立法・憲法改悪反対
とめよう戦争への道!  百万人署名運動

(呼びかけ人)
小田原 紀雄

 

呼びかけ組合代表あいさつ

左:全日本建設運輸連帯労働組合・関西生コン支部、書記次長 木村さん
右:全国金属機械労働組合・港合同 木下さん

 

動労総連合

左:動労連帯高崎 和田山委員長
右:動労水戸 木村書記長

 

動労総連合

左:動労千葉 中村書記長
右:会場に結集した動労千葉各支部組合員(黄色いゼッケン)

デモ行進

渋谷・宮下公園を出発、途中リストラ退職を労資で進めたNTTへの抗議を行う。

写真は新宿駅南口。JR東本社へ抗議のシュプレヒコールをたたきつける。権力の妨害を一蹴し貫徹する。

 

JR東本社へ向けデモ行進

右:中央のビルがJR東本社。

石原都知事の施政弾劾!

都職、自治体労働者と連帯して春闘をたたかう!

写真:後方のビルが都庁。

http://www.doro-chiba.org/strike/index2.htm
から借用


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